3月中は2021年中に記すことができなかった社会人野球の記事をあげていきます。
まずは東北クラブカップから。2015年から始まったこの大会も東北6県一巡しまして、第7回の今回は福島県の信夫ヶ丘球場とほばら大泉球場を会場に9月4、5日に行われました。当初8チーム参加する予定でしたが、秋田GLANZ、新庄球友ク、悲願の東北初出場を成し遂げた住田硬式クが棄権になってしまいました。行われた4試合の結果を記していきます。
▽一回戦 両チーム棄権 新庄球友ク、住田硬式ク
▽ALL北嶺 不戦勝 秋田GLANZ
▽MKSI BC 3―1 全白河クラブ
第1回大会準優勝チームの全白河とクラブ選東北予選にも出場したMKSIとの対戦、先手を取ったのはMKSI。全白河も二回にすかさず追いつき、その後中盤まで鍔迫り合いが続いたが、七回に2点を挙げたMKSIが絶対的エースの好投で白河の反撃を断ち逃げ切った。
▽一回戦 エフコムBC3―1 TFUクラブ
初回に先制したエフコムだが、TFUも粘り強さを見せエフコムに追加点を許さないまま継投策で凌ぎ九回に。土壇場で自力を発揮したエフコムが2点をあげると、2投手完封リレーでエフコムが決勝戦へと勝ち上がった。
▽準決勝 エフコムBC 不戦勝
▽準決勝 ALL北嶺 2―1 MKSI BC
ここ数年、連戦対応を課題にしてきたMKSIは新鋭の選手を先発に。東北部分の戦いでは一歩先んじているALL北嶺が四、五回と1点ずつあげれなば、MKSIは五回裏に1点を返し1点差に。後半は投手陣が踏ん張り続けたが、北嶺は独立リーグも経験した投手が最後をしめ、数年前に阻まれた交流大会進出を決めた。
▽決勝戦 エフコムBC7―2 ALL北嶺
上位大会で初優勝を狙うALL北嶺が三回までに2―0と先手を取るが、エフコムは三回に同点に追いつくと、終盤七、八回に合わせて5点を上げ、陣容は変わったものの力を持つ投手陣が中盤以降北嶺打線を封じ、地元開催の大会で優勝を決めた。
表記の通り、棄権チームが相次いだため上記の4試合で実施となりました。MKSIは東北以上大会では初勝利をあげるも、さらに上位の北海道東北交流戦進出は北嶺に阻まれます。エフコムはクラブ選手権、都市対抗出場ができず、この大会にすべてをかけた格好となりましたが、東北クラブでもセカンドグループにつく実力派TFUク相手に勝ち、結果を出した集中力は見事でした。
この後、北海道チームとの北海道・東北クラブ交流戦が9月25、26日に函館で行われる予定でしたが、残念ながらコロナ禍の影響もあり中止になりました。これを知ったのが北海道社会人野球ファンのツイートからだというのと合わせて残念です(オフィシャルの発表が欲しかった)。2022年度は是非開催されるようになればと願っています。