今日は。今記事では7月14、15日に行われた一関市長旗大会の結果を記していきます。社会人野球で全国注目の都市対抗野球が開催されている中で広域的に行われていた唯一の大会(県単位は結構ありましたが)で、社会人野球ファンの中ではこちらの大会の方を注目し、中には「東京ドームよりこっち」と岩手に来られた方もいました。ただ、岩手も猛暑でしんどい思いさせましたが。
大会は16チームが参加。初日は一関、東山、花泉、室根4球場で二回戦まで進行。2日目は一関で準決勝、決勝戦が行われました。今回はいつもと趣向変えて記述します。赤崎ク−全足利詳細は別記事で。
《一関運動公園》
一回戦 Gリバース 19−5 一関BBC
一回戦 千葉熱血M 10−0 帯広倶楽部
二回戦 Gリバース 9−0 千葉熱血M
開幕試合はリバースが初回に11得点あげるなど強力な攻撃力を見せ19得点。最終回に4点返す意地は見せたが一関は緒戦敗退。熱血−帯広は序盤3イニングで10点奪った千葉熱血が帯広打線を完封に。二回戦はリバース主戦の小沼が千葉熱血を完封。9得点もあげ7回コールドに持ち込んだ。
《東山球場》
一回戦 水沢駒形倶 11−4 天童エンジェルス
一回戦 警視庁野球部 7−5 弘前アレッズ
二回戦 水沢駒形倶 10−4 警視庁野球部
第一試合、一度は追いついた天童だったが駒形が毎回得点の攻勢を見せコールドに。第二試合は警視庁が八回に弘前投手陣を打ち込み逆転勝ち。二回戦は七回までビハインドだった駒形が八回に大量7点あげ逆転。中盤以降警視庁打線を抑え準決勝進出。
《花泉野球場》
一回戦 全足利クラブ 8−3 赤崎野球ク
一回戦 東北マークス 8−5 RIVENGE99
二回戦 東北マークス 7−6 全足利クラブ
第一試合、赤崎が先手をとるも、足利の抜け目ない攻撃にジリジリと追いやられる。コールドだけは免れた。第二試合、前半はRIVENGE99のペースも後半にマークスが7点集中し逆転勝ち。二回戦は予想通りの接戦になり9回4−4。延長タイブレークで足利が2点先行もマークスが逆転サヨナラ勝ち。
《室根野球場》
一回戦 富士通IC 9−0 新座DDク
一回戦 茅ヶ崎SK 8−7 オール江刺
第一試合は新座が前年よりは一段階差を詰めるも富士通がコールドに。第二試合、序盤に5点奪い先手をとる江刺も終盤に茅ヶ崎が追い付きタイブレークをも制した。二回戦は富士通本間、茅ヶ崎吉田のガッツリ四つの投手戦。相川の本塁打などで一歩先んじた富士通が競り勝ち準決勝進出。
猛暑のなかダブルヘッダーを勝ち抜いた4チームはいずれも東北勢。この大会はけっこう「一地方のチームが集団的に勝ち上がる」傾向がありまして、何回か前の大会では東北勢が2日目に残らなかった年もありました。茅ヶ崎や帯広ははじめての参加でしたが「岩手でさえこんな暑いのか!」と驚かれたと思います。
では、大会第2日の結果を記していきます。
◆東北マークス 5−0 富士通IC
前日厳しい試合を二つ勝ち抜いたマークスが、富士通投手陣を攻略し決勝戦に勝ち上がった。マークスは四回に2点先制すると、七回に3点追加しだめ押し。投げては三浦→伊藤侃と継投し富士通打線を完封した。富士通は安田、佐藤が健闘も援護がなかった。
◆水沢駒形倶 9−4 Gリバース
延長タイブレークに持ち込まれた試合で駒形が一気呵成の大量点をあげリバースを破った。駒形が先制もリバース逆転→駒形逆転→リバース追い付くと四転の激しい試合になったが最後は駒形が大量6点をあげリバースを突き放し決勝戦に進んだ。
◆東北マークス 8−4 水沢駒形倶
戦前の予想に違わず接戦となったゲーム、最後八回の4点で差しきったマークスが初優勝を成し遂げた。六回までに4−4としたマークスは2本塁打が効いたか。駒形は竹田、宮崎、高橋と右投手陣を投入したが終盤に突き放され優勝を逃した。
表彰選手は以下の二人です。
△最高殊勲選手賞 大友健太選手(マークス)
△敢闘賞・首位打者賞 菅原瑛真選手(水沢駒形)
アップが8月16日になってしまいましたが、この大会が行われた7月半ばはクラブ野球選手権東北予選の三週間前でした。結果はアレッズが対東北の戦いを組み直し、駒形に下克上を果たす結果となりました。時々の勝敗はともかくとして、二次予選を目標とするチーム、再起をかけるチームと目標は違う部分もありますが、こうして他地域の強豪とやりあう機会を大事にしていきたいものです。