今日は。今項では10月8、9日に福島県で行われた東北連盟会長大会・企業の部の結果を記していきます。これまでは「各県1チームずつの参加」を念頭にしたトーナメントでしたが、今年からは主要企業8チームによるトーナメントに変わりました。企業の部は福島県営あづま球場で行われました。日本野球連盟HP(jaba.or.jp)を基に、8日開催の一回戦4試合→9日開催の準決勝・決勝戦とお伝えします。
◇TDK 5−0 トヨタ自東
TDKは畠山、トヨタは阿世知が先発。TDKは初回に2点先制すると、中盤五回に1点、六回に2点あげ突き放し、投げても畠山がトヨタ打線をシャットアウト。トヨタは援護しきれず対外県の公式戦を終えた。
今年東北で一番の見せ処(10月時点)を見せていた石巻だが、この日はJR秋田の猛追に苦しんだ。八回までで5−1と石巻がリードしていたが、その裏に2点、九回にも1点を失い、ヒヤリ。JR秋田は猛追を活かしたい。
◇JR東北 3−1きらやか銀行
きら銀が5投手、JR東北が4投手継投で締まった展開に。五回にきら銀が先制したが、JR東北が六回に同点、七回に2点あげ勝ち越した。きら銀は先制後の追撃に課題を残した。
◇七十七銀行 7−0 JR盛岡
時おり見せ処も作るJR盛岡は河内山が先発に立つが、七十七は二回に先制すると以降も小刻みに追加点。一方のJR盛岡は七十七主戦阿部を打ち崩せず、終盤に寺田がリリーフに出るが八回に2点を失いサヨナラコールドで敗れた。
強豪同士で好試合が予想されたが、幕を開けたら石巻が初回に7得点!TDKは2点返すが塚本などを打ちあぐねている間に今度は六回に4失点。予想外の大敗を喫した。石巻は二度の集中打で底力発揮。
◇JR東北 10−2 七十七銀行
第一試合に続いてよもやのワンサイドゲームになった。JR東北は三回に先制すると後半には得点を重ね、八回には大量6点。2本塁打10点あげ勝ちきった。七十七は八回裏に2点返したが流れを変えるには至らなかった。
決勝戦はこのあとの日本選手権を控えた両チームで対戦。西村、宝利と両エースが先発した試合、先手は二回にJR、四回に石巻が追い付いたが六回にJRが勝ち越し。3投手継投で僅差を逃げ切ってタイトルを得た。
以上新形式で行われた企業の部の表彰選手は以下の通りです。敬称略
・最高殊勲賞 小笠原涼介(JR東北)
・首位打者賞&連盟会長賞
坂本拓弥(JR東北)
おめでとうございました。坂本拓弥選手はダブル受賞。捕手には薗部選手もいるし下館選手もいて「三番手捕手」と見ていましたが、よく見てみれば試合自体はちょくちょく出ていたのを見ています。そして日本選手権では四番・捕手ですか。成長曲線お見逸れしました。年末特集パート1、2は、未記載だった東北連盟会長大会を取り上げました。パート3は都市対抗、日本選手権両本大会での東北勢+αの結果を記してまいります。今項お付き合いいただきありがとうございました。