今晩は。宮城の政治戦もあと1週間、その他社会活動的課題も沢山あり、天気は快晴ポカポカ陽気。
気分転換に近くの銭湯行った他は静養状態でした(ずーん)。
少し何か書きますのでお付き合いよろしくお願いします。
で、文頭の飲み物は何ですか、と。
某施設のメニューに「ヤクルト」というのがありまして。
「業務用じゃないですよ~」と係の人。
ひと手間かけていただいて恐縮です。
では、今日の主題です。
9月に行われた東北クラブカップ大会。応援する赤崎野球クラブは予選敗退でしたが、本大会が行われた福島に行ってきました。今回、岩手から出場したのは釜石野球団と宮古倶楽部。ことに、釜石野球団にフォーカスをあてて見に行きました。
釜石野球団は1970年代半ばに釜石信金クラブとして創立されました。一時は新日鐵釜石、オール釜石、釜石エーワンとあわせて4チームが活動していた釜石市の硬式野球の一端を担い活動。その後、新日鐵釜石が合理化で休部になり、釜石野球団と名前を変えていた同チームが釜石野球の中心を担う事に。80年代は全久慈(のち宮城建設)、水沢駒形、不来方、北上球友(いまの北上REDS)の群雄割拠時代から、一関三星(いまの一関BC)がクラブ選手権全国優勝を果たした92年の翌年、釜石野球団がようやく全国の舞台に踊り出ます。
東北予選は、当時「青森・秋田・山形」「岩手」「宮城」「福島」の4ブロックに分かれていて、それぞれの大会で優勝したチームが全国大会・西武球場行きという形式になっていました。釜石野球団は水沢駒形との決勝を9-3で勝ち、悲願の全国大会に進出。
釜石 9=001002105
駒形 3=001110000
(釜)瀬戸、下村-松坂、古川
(駒)小岩、山本-加藤武
◆本塁打 及川義(釜)佐々木明(駒)
◆二塁打 互野、佐々木幸(釜)佐々木明(駒)
出場メンバー(釜石のみ)
7 紺野
8 平間
3 及川義
6 菅原
5 谷地
4 互野
D 佐々木幸
2 松坂 →古川
9 佐藤
1 瀬戸 →下村
そうして進んだ全国大会では全足利クラブと対戦。
釜石 8=000105020
足利 14=20222204A
7 紺野
8 平間
3 及川義
4 互野
D 佐々木幸
5 谷地
9 佐藤
2 松坂 →古川 →菊池伸
1 下村 →瀬戸 →沖
釜石は翌94年も岩手県を勝ち抜き、全国に進出。
釜石野球団 10=120510001
フジウンノ 12=20243001A
(静岡県)
釜石出場メンバー
8→2 平間
7 紺野
3→9 及川
6 菅原
D 互野
4 谷地
5→8 佐々木鉄
2 古川→H3佐々木幸
5 菊池
1 高堰 →瀬戸 →下村
全国出場はこの2回でしたが、岩手県内では水沢駒形、久慈クラブ、一関三星、釜石野球団でトップクラスを形成していました。北上球友→赤崎クと在籍していた私にとって、90年代はこれら4チームに勝つことが当面の目標だった記憶があります。ただ、この時のメンバーは新日鐵など企業チーム出身のメンバーが多く、平均年齢にすれば結構高かった記憶があります。その後予選形式が変わり、2002年に高田クラブを破って第3代表として東北予選に進出しますが、代表決定戦でユーランドクラブに敗れます。
釜石 1=000001000
YC 4=01000102A
※ユーランドクラブ→のちにそのメンバーがゴールデンリバースを結成。
それ以降はメンバーの代替わり、メンバー編成の苦戦、赤崎、江刺の台頭もあり、大変だったという話を聞きました。
さらに追い打ちをかけるように「3.11」。
それでも。
それでも、次の年には野球場に帰ってきました。
ここ数年の記事では、彼らの躍動を伝える際に「貪欲さ」とか、意欲とか。
ポジティブな雰囲気を、確かに感じました。
2013年のクラブカップ岩手予選であと一歩で東北まで迫った釜石でしたが、3位決定戦で一関BCに敗退し、“次点”に。更なる成長を模索し壁にぶち当たった時期もありましたが、都市対抗での駒形善戦、クラブ選での22得点、そして、今予選でも遠野、矢巾、一戸と当面の好敵手を破り、東北進出に。
チーム、団体も「生き物」だし、いい時もゆるぐない時もあり。そんでも、その場にいる人が頑張り、生きていき、歩み続けてきた―それの結果が、13年ぶりの東北大会進出になったわけです。赤崎クとは近隣で、練習試合もする間柄というのもありましたが、それ以前に一野球人として見届けたかった。
久しぶりの東北舞台、釜石メンバーの皆さんさえよければ、応援も買って出ようかと思いましたが、その週は茨城県で甚大な被害が出た豪雨があり、派手なものごとは自粛しました。
それは抜きにしても、雌伏を越えてひとつの舞台にたどりついた釜石メンバーを見たかった。
そして、結果は
釜石 0=000000000
白河 3=01001010A
釜石・後藤投手の24アウト中22奪三振という記録的な投球もありましたが、福島ではトップクラスにいる全白河に、残念ながら敗れました。後藤投手の投球についてはまたのちほど触れますが、なんというか、意欲的な姿を見せる釜石の成長軌道、ですか。もちろん、対戦相手となったときには全力で勝ちにいくのは当たり前の話ですが、そうでない部分ではそれを見届けていこうとも思っています。