MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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222歩目 体罰問題について。自分の経験は何を示していたのか。

 まず、本文に入る前に。
 最近、橋下氏に対する物言いがどぎつくなっている事には自分自身しくじたる思いを持っています。ああいうのに煽られている未熟さに。『橋下氏のような存在に関わると立場問わず言論が汚くなる』勝つために手を選ばない言論に引きずられて生産的な議論何ざ吹っ飛ばされてしまう。残るは徒労のみ、か。
 ただ、一時の熱狂でスケープゴートに仕立てた所が、醒めてみたら「実は騒がれる物事ではなかった」例もあるわけでございまして。結果起きた熱狂の割には、問題点の解決が図られなかった事と併せて「立ち止まって考えんべ」とは思っています。

 反省文含みの一項を挟んだところで、高校野球の指導経験?の話パート3を書いていきます。「おめーの経験何ざつまんねーんだよ」と言わず、平に平にご容赦の上ご覧ください(最上級の土下座)。

 経験2シリーズでは経験上一番荒れ、且つそれを乗り越えてきた事例をあげました。色んな意味で野球部一本筋というスタンスではないので、各メンバーの成長を勝ち取りながらの活動を強く意識しました。
 いまから振り返ると『現状の認識』『認識に基づいての確認』『確認した現実を乗り越える行動』が揃っていたのかな、と。元々「目標点さえ固まればそれに突っ走れる」面々の集まりでしたから、定まれば2ヶ月でも十二分の成長を見せる事もできたのでした。

 この年のメンバーを語るとき、忘れてならないのが彼らの1学年上のメンバーでした。中学時代レギュラークラスの下級生と違い、部活の野球は高校からというメンバーも多くいました。どっちが実力が上かは明らかだったけどゆるくない状況下でチームを支えた意地も。
 しかし当時の3年はこの2学年の礎になる事を(結果)決断しました。そのもとで成長の足掛かりをもらい、意識していた秋は活躍を見せましたが、やはり高校生、色んな“誘惑”をシャットアウトできませんでした。
 秋口までの成長路線が裏腹、だれてしまったメンバーに「気付かせる手伝い」ばかりできたのは(どうせ強がって「ベンさんに言われなくても」というのでしょうが笑)良かったと。そして、手を上げずにそれを成した事は、私の自慢です。

 ここまでシリーズ2、シリーズ3は自分の経験から「これだけの事を手をあげんでもやれた」という形で紹介しました。次回は表題を(体罰)に戻して、清原和博さんが先日週刊誌でお話しした事を基にしながら話をしていくことにします。


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