MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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万年補欠から―競技・発表の大目標奪われた人生の後輩に。【拙稿3媒体共通記事】

 社会人野球の日程が発表された2月初頭の時点で、既にコビット19・コロナは拡散の兆候を見せ始めていました。その時にイメージしたのは2009年に起きたSARSなどですが、私の見通しが甘かったのはその後の状況ご覧いただければお分かりでしょう。

 その中で、高校野球は振替試合・代替大会の開催を検討する箇所が増え、社会人野球は7月から都市対抗野球を中心にしての公式戦開催に向けて準備が始まっています。

1.学生競技・発表の機会が無くなる、の報に至るまで。

 年限のある学生スポーツ・文化活動…殊に高校部分、最終学年にいる競技者・表現者にとっては集大成を奪われるという事態になりました。小学、中学にも最終学年はありますが、高校生の次ステップは進学にせよ就職にせよ大きな変動を伴います。それぞれに秀でた人は続けることもできますが、圧倒的大多数は「本格的な競技・表現」を終えざるを得ません。

 その終わりが実践の場に立った上で迎えられるならまだ区切りも着きやすいでしょう。それをも奪われるという報道を聞いたときは…「無情」しか感じませんでした。

2.無情さを埋めようとする取り組みと私の力の無さ。

 コビット19・コロナは生活の場にいるすべての人に罹患する可能性があり、影響は全体的なものになります。もっとぶっちゃけ言えば「完全に安全な箇所がない」。大会の中止どころか、区切りをつけられる箇所さえ見つからない。一気にそういう状況に陥った人生の後輩に、かける言葉を見出だせませんでした。

 すぐ思い付くような言葉は身近な方が第一に言うでしょう。そのあとは著名人による発言も出て。社会人野球でも万年補欠続けている俺が何か言えますか?無力さを恥じましたよ。人生で何百回目か知りませんが。

3.拙い人生と脳みそをしぼって、いくつか言葉を置いていきます。

 コビット19・コロナ禍が現れてから5ヶ月。東日本大震災も経験しましたが、それよりも厳しい状態に見舞われて、ここまで述べた状況になりました。拙い人生と脳みそをしぼって、いくつか言葉を置いていきます。

1)様々“ポジティブ”な言葉は並びますが、それに素直にくめないのは、ポジティブさを醸し出そうとするあまりに社会を急かしたて、疲れさせてやいないかと白々しく思ってしまう私の考えから。

 「今回の経験を人生に生かす」という言葉も、ひとつ深く考えたい。その場を納得させるだけに収めず、自分が経験した理不尽をどのような視点・方向で今後に生かすか、それを追求してください。

2)無情なり無常なりというのは生きている限り付き合って行かざるを得ません。そういった「この世に在る」ことに、どんな“芯”を自分に持って向き合うか。これもやはり追求しながら(以下略。

3)その上で、この先の人生、一生懸命生きてください。生き抜いてください。私は生きやすくするための環境づくりに取り組むことで「協力」します。

 様々生意気語りました。おつきあいいただきありがとうございました。

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