今晩は。NPBもMLBも開幕し、選抜高校野球も折り返し地点を過ぎました。球春たけなわです。今項では社会人野球のチーム動態についての記述をします。記事は日本野球連盟(jaba.or.jp)毎日新聞を参考にしました。まずは、今年から新たに仲間入りしたチームは下記の通りです。
・北海道ガス(北海道)
・茨城トヨペット(茨城・復帰)
・エイジェック(栃木・会社)
・バンディッツクラブ(富山)
・スクールパートナー(静岡・会社)
・熊本ヒゴバックス(熊本)
→新加盟で注目は北海道ガス。JR北海道のクラブ化で企業チームがなくなった北海道。野球関係者の取り組みの末、北海道ガスがチーム結成に名乗りをあげました。活動は間もなく開始、日本選手権予選から本格参戦の予定です。エイジェックは栃木県久しぶりの企業チーム。60年代に東北ガスの参戦はありましたがそれ以来でしょうか。BCリーグや女子野球にも協力するなど栃木の野球盛り上げに意欲的です。
茨城トヨペットは数年ぶりの復帰。バンディッツは地域10歳代の野球チームが社会人野球にも取り組みます。スクール〜は詳細不明(謝。ヒゴバックスは、企業チームを所有している「鮮ど市場」が野球をやる場所を、ということで設立したチーム。むかし企業チームとそのOBチームが同一県連盟に所属していた例(神奈川・日石、静岡・大昭和製紙)はありますが、それに比べても異例かつ意欲的な取り組みです。
他にもうひとつ動きがありますが失念してしまいました。思い出し次第記します。
◇スタート切るチームがある一方で、歩みを止めるチームもまたあります。岩手県の四端クラブについては二週間前に記載しましたので、今項では他のチームを記します。
まずは福島県の飯野クラブ。福島市に本拠を置き、震災後福島県初の試合(11年5月6日、対麦郷硬友2−9)と13年までは積極的に参加も、14年の都市対抗を最後にエントリした姿が見えず、今回の活動休止に至りました。最後の1勝は13年あぶくまク戦。群馬県は2チーム。県都前橋市を本拠にする全前橋野球倶楽部は、12年クラブ選手権で北関東予選(当時)進出するなどしましたが、活動休止。去年も主要大会に出ていた大泉硬友野球クラブも活動休止を選択しました。
滋賀県の近江八幡野球クラブは国体で活躍したチームを母体に81年結成。85年にクラブ選手権に進出し、浮き沈みもありながら滋賀県の一線で活動してきましたが休止の決断。三重県の明野レジェンズは創部間もない04年のクラブ野球選手権2勝(ベスト4)が印象的です。その後12年の中日本CCにも出場しましたが休止に。岡山のWEED BCは11年に創部も15年から休部、先頃廃部を決めました。
八代レッドスターは05年に熊本市本拠地で結成後、08年に体制変更を期に八代市に移転、14年に西日本クラブカップに出場するまでになりましたが…沖縄金武イーグルスは00年代に結成しましたが、公式戦参加の足跡を見つけ出せませんでした。
茨城グリーンラークスは去年登録したばかりで…1年でか、と思いましたが、話を聞くと茨城トヨペットの選手で形成し、今年トヨペットが復帰したのでそちらに移行。グリーンラークスとしては「登録抹消」という形となりました。
チームをつくること、そのものも労力要りますが、それを継続させるのはもっと大変です。創設期メンバーから次世代への引き継ぎをどうするかは「ガイドライン」と別に追求したいものです。
◇次項はチーム名称など変更を記します。
・シンセリティー→YGSダイヤモンズ→GOODJOB硬式野球クラブ(山梨)
・ノースアジア大校友クラブ→秋田GLANZ
・宇都宮大学OB野球クラブ→野球取る
・室蘭シャークス→企業チーム
去年、社会人野球ファンを困惑させたシンセリティ→YGSが今年更にチーム名変更。期待のぶんだけ「視線」受けるのはやむを得ないと考えます。ノースアジア大の名称変更には驚き。室蘭の企業チーム化は北海道ガスと並んで注目です。
さて。ここまでずらずらと書いてきました。実は4月1日時点で、私自身の今期活動形態は決まっていません。今の時点で決まっているのは「社会人野球の記録をSNSで記す」ことだけです。大船渡行けないと打ち合わせすらできません。来週はトヨタ自動車東日本がJABA静岡大会に挑みます。詳細は2日までに記しますが、今期は速球派投手の千葉君(千厩高出)など新人4人加入。どう戦っていくのか注目して見ていこうと思います。
冬季の宿題は環境の変化で成すことができませんでしたが、下調べは終わっているので引き続いて完成に努めます。今日もお付き合いいただきありがとうございました。