MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2012社会人野球 駒形ワイルドカード届かず、福島硬友、須賀川は敗退。都市対抗野球東北予選3日目の結果。

 こんにちは、伊東です。
 気がついてみれば、今日の記事あげる頃には代表が決まる試合が始まっているか、もしかしたら終わっているか。ま、なるだけ第一代表が決まる前にはこの記事はアップできるように頑張ります。
 それにしても今回の予選リーグはタイトなものとなりました。まず「1位にならなければ決勝Tに行けない」というもの。一応ワイルドカードなるものもありまずが、それは2位の中で一番失点許さず得点あげたチームが手にするものですから、予選リーグで“抜いた”試合をすることが許されません。緊張感持った試合は選手の心身の成長に結び付くことは間違いありません。
 一方で、クラブチームには厳しい状況だったのは否めません。ここ8年ワンデーリーグ+αで、選手の召集もしやすかったのですが、これが3日間-加えてレベルが一歩抜けたチーム相手だと、体調調整に難儀するのは、自分のチームの2年前の経験で実感していることです。(3日間3試合、しかも七十七、TDK連戦)
 そういう事が様々絡んだ人間模様。大会3日目のが様子をご覧いただきます。
《ピックアップゲーム1》
日本製紙石巻11-1福島硬友ク】
 見せ場も作った福島だったが、途中から投手陣をとらえ始めた石巻が最後はコールドに持っていった。石巻は3回に4点先取。福島が4回に河野の適時打で1点返したが、6投手の防戦及ばず敗退した。石巻は序盤保住に手こずったが結果11点あげ決勝Tにコマを進めた。
【福島硬友】
7佐藤英→4回から3
4朝 倉
8物 江
3河 野→4回から齊藤7
2大 波
D駒 木
9松 野
5小 林
6高 橋
1保 住→4回から遠藤→6回から渡部→7回から佐藤司→7回途中から宮本→7回途中から渡辺陽

日本製紙石巻
2狭 間→7回から山口3
D小 池
3伊 東→7回から樋口2
7山 木
9濱 田
8川 畑→7回から家古谷8
4住 川
5後藤禎→7回代打長谷川
6後藤貴
1相 澤→5回から本多→6回から沖山→7回から佐藤

《ピックアップゲーム2》
【水沢駒形9-2三菱八戸ク】
 決勝T進出目指した駒形は3回に玉城が適時打、4回には斎藤、本郷の2点適時打で5-0とリードしたが、4回裏にピンチを招き、湊に思いきり叩きつけられた打球はセンターに。2点適時打を食らった。試合はその後小刻みに追加点をあげ、馬場→千葉隼→加藤武とつないだ駒形が勝ったが、決勝T進出には一歩届かなかった。
【水沢駒形】
8本 郷
7今 野→8回代打千葉光・7
5玉 城
3深 井
D佐藤辰→代打高橋幸→9回代走千田雄
佐藤功→1回裏に9千葉秀
4菊池譲
2斉 藤→8回から2佐藤剛→9回から松本
6村 上
1馬 場→8回から1千葉隼→9回から1加藤武
【三菱八戸ク】
8本 木
5河 村→8回から6
3芦 口→8回から5
7 湊
2中 村→9回代走毛藤
D山 本
6深 堀→7回代打町井・3
4杉 山
9永 田→6回から蛯名9
1加 藤→4回途中から1二ノ久保→7回から1相内→7回途中から八重垣大→9回から1川口

《ピックアップゲーム3》
【JR東北19-0須賀川ク】
 少し前にワイルドカードを争うきらやか銀行が大勝。決勝Tに進むために苦戦すらできないJRは初回に藤井、西川の本塁打はじめとした猛攻で10点。3回にも2点あげると、6回には再び7点の猛攻で大差をつけた。それでも須賀川は安齊、岩谷らが要所でグッドプレーみせ一つ一つのプレーで存在感を見せ続けた。
須賀川
6岩 谷→5回から1
5小山田→5回から6
8二 瓶
3藤 田→5回から5
9富 田
D庄 司→5回から3
2深 谷
7添 田
4岩 田→7回代打古川
1安 齊→4回まで
《JR東北》
4藤 井→代打尾形→代打・4佐藤政
8妻 沼
6西 川
高橋巧
9亀 浦
3長谷部→5回から3和田
2下 舘
5安 田
7佐 藤
1永 井→5回から1西村→7回1斉藤
【TDK11-1オール江刺】
 初回に先制した江刺だったが、TDKはその裏にすぐ追い付くと、4回に勝ち越し、中盤以降は突き放し8回コールド。秋田短大出身のベテラン佐藤幸が軟投で思うようにはさせなかったが、打線も下積みに耐えた左腕高橋の前に10三振に押さえ込まれ、一つの挑戦を終えた。
きらやか銀行14-3東北マークス】
 2回に4点奪ったきらやか銀だが、マークスも3回までは食らいつく。しかしきらやか銀は5回に2点とるとじわじわと突き放し、9回には6点!マークスの若手三羽烏(村岡、若松、遠藤)を打ち崩し試合には勝った…が決勝Tにはあと一歩届かず涙を飲んだ。
七十七銀行9-5フェズント岩手】
 ここまで2試合納得いかない試合を続けていたP岩手は小野寺聖を立てて必勝を期したが初回5失点。5回までに追い付いたが、七十七は5、6回と2点ずつ浴びせ勝負の流れを決定付けた。七十七は多田、早瀬ら5投手の継投で投手陣の厚さを見せつけた。
【96番のワンポイントチェック】
■今回から「ワンデーリーグ」から「3日間3連戦」に代わったのは、本文中でも触れましたが、その厳しさを実感する場面もいくつか。石巻戦で1点叩き出した福島硬友・河野選手は直後に異変起こし交代。須賀川の選手も数人が足を引きずりながらたたかい続けました。駒形はターンオーバー制を使い個人個人の消耗を減らそうと工夫していましたが、対戦相手のレベルが上がる中での連戦は大変なものがありました。
☆今年から導入されたワイルドカード(以下WC)。2位チーム最上位が進出しますが、その条件は事細か。第一条件の「勝率」は重なる可能性が高いので事実上は第二条件の「得失点率差」がカギとなります。
 この日WCを目指したのはJR東北、きらやか銀行、水沢駒形。駒形は4回の2失点で一気に厳しい立場に。一方同時刻に行われていた花巻球場の試合ではきらやか銀行が圧勝し、望みをつなぎましたが、JRは2度のビッグイニングで直接の対戦相手須賀川ばかりかきらやか銀行の望みも粉砕しました。
△直接的にドーム行けるかは未知数でも、勝負は挑んでみなきゃわからない。そして挑んだ中から成果というのを見つけ出せます。以前に触れた福島硬友の渡邊陽、遠藤両投手、同じ福島勢須賀川からは粘りとセンスを見せた岩谷選手や打たれはしたものの130キロオーバー安齊投手が存在感を見せました。
 八戸では投手陣に新たに八重垣大、川口両投手が加わりました。大差はつけられたものの石巻戦では存在感も見せました。
 マークスでは長年柱となっていた吉田投手に続けと若松、村岡両投手の台頭もあります。そして江刺・伊藤尚投手、駒形・千葉秀外野手、千葉康投手、P岩手の卯名根口選手…。
 彼らは今日の成果をどうチームに、あるいは自分に還元していくのでしょうか。都市対抗、ドーム目指せるのは(月曜日時点で)4チームだけです。

 2日遅れで何とかここまで書いてきました(エントリの日付は合わせています)。この3日間、自分が何をやっていたかは項を改めて書く事にしますが、計8チームですか。P岩手や七十七のブロックは一度も見に行けなかったのですが、一つの足跡を見届けることができたことに一つの感慨覚えています。
 この後は仕事などもあり決勝トーナメントに関しては3日間5試合を一つの記事で扱うことにします(18年時点で未完)。今回も拙稿にお付き合いいただきありがとうございました。
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