MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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クラブ選手権岩手県予選 組み合わせと展望。【2006社会人野球】

 こんにちは。伊東です。
 さて、いつかやる、いつかやると思っていてなかなか実行できなかったこの記事ですが、やつと製作体制が整いました。一週間後には試合もはじまります。この岩手の社会人野球選手のひとつの目標となる西武ドーム行きを目指したたたかいがはじまろうとしています。
 では、以下組み合わせを見ながらブロックごとに記事を書いていきます。
ブロックA 一歩抜ける赤べこ 追いかける一関、黒陵 福高、大槌、前沢は長所生かせるか
一回戦 黒陵クラブ-前沢野球倶楽部(19日前沢第一試合)-a
一回戦 福高クラブ-大槌倶楽部(19日前沢第二試合)-b
二回戦 岩手21赤べこ野球軍団-aの勝者(20日江刺第一試合)-c
二回戦 一関ベースボールクラブ-bの勝者(20日江刺第二試合)-d
準々決勝 cの勝者-dの勝者(20日江刺第三試合)-e


 現在、練習・エキビジョン試合を6勝1分と好調な赤べこ軍団がやはりこのブロックの本命となるでしょう。懸念されていた選手層の薄さも、トライアウトを経て十数人が加入し、チーム内競争も激化。今年のチームを作る上では苦難も経験したが、それをプラスに転じる事ができたら去年以上の怖いチームになるだろう。
 だが、その他のチームもはいそうですかで通すわけには行かない。
 かつて全国を制覇した一関は、チーム名が変わって2年になる。若手の成長も見え、チーム力は着実に上がっている。黒陵は去年のこの大会で、唯一赤べこから得点を挙げたチーム。大学野球経験者も多く、上のレベルを経験してきたというのは伊達ではない所を見せたい。小山投手以外でもう一人柱が出来たら強敵だ。
 大槌は近年加入した小石投手がカギを握る。大物打ちはいないものの、役割分かってチームで点を取りに行く姿勢が強いので、油断すると足元救われる危険性も。福高も福岡高校が上位に進出した時のメンバーが社会人野球で力を発揮できるようだと侮れない。前沢は去年公式戦で一勝もできなかった悔しさを晴らしたい。

ブロックB 初戦で激突江刺と不来方 高田、遠野も加えて激戦へ 釜石、盛友は復活、一戸は下克上目指す。
一回戦 一戸桜陵クラブ-遠野クラブ(19日前沢第三試合)-f
一回戦 オール不来方-オール江刺(19日胆沢第一試合)-g
一回戦 盛友クラブ-釜石野球団(19日胆沢第二試合)-h
二回戦 fの勝者-gの勝者(20日金ヶ崎森山第一試合)-i
二回戦 hの勝者-高田クラブ(20日金ヶ崎森山第二試合)-j
準々決勝 iの勝者-jの勝者(20日金ヶ崎森山第三試合)-k


 有力といわれるチームが詰まったこのブロックも激しい生き残り競争になる。注目は、初戦にぶつかる不来方と江刺だ。ともに先の県知事旗大会に出場。不来方は赤崎に敗れたものの、新人投手が登板するなど徳田・漆原両投手世代の次を担う投手の発掘を進めている。打線にもそういう存在が現れるか。
 江刺は打線の中軸はFM砲(富士大出身の藤野、村岡両選手)に三鬼選手で万全。投手では寺長根投手が仕事で無理効かなくなった分を中堅の高橋金吾投手、ルーキーの岩泉投手で埋める事が出来るか。年に3、4人入ってくる高校生選手からの底上げに期待したい。
 遠野クラブは去年の都市対抗ベスト4。今年も県知事旗大会で江刺に猛追を見せ、大槌大会では高田を土俵際でうっちゃり準優勝を果たした。一日2試合のカードが続くこの大会ではその対応力が問われるものの、粘りの野球は甘く見ることが出来ない。
 大槌大会では遠野に苦杯を喫した高田だが、いったんスイッチの入った時の爆発力はかなりのもの。2年前にはこの大会を制している。馬場、戸羽洋両投手以外の投手の頑張りが上位進出のカギを握る。
 釜石は一時失った勢いを取り戻しつつある。大槌大会では矢巾に10-5で勝利。勝ち方を思い出せば、手ごわい存在となる。盛友も去年は苦しんだが安定したディフェンス力には定評。松本主将の元団結力を示すことが出来るか。一戸は身体能力は侮れない選手も多い。たとえ負けても見せ場は作ってきたこのチームも侮ってはいけないだろう。

ブロックC やはり一歩抜けるは駒形 復活間近久慈 花巻、市立、矢巾が猛追 住田はまず第一歩
一回戦 花巻硬友倶楽部-盛岡市立クラブ(19日胆沢第三試合)-l
一回戦 久慈クラブ-矢巾硬式クラブ(19日金ヶ崎森山第一試合)-m
二回戦 水沢駒形倶楽部-lの勝者(20日胆沢第一試合)-n
二回戦 住田硬式野球クラブ-mの勝者(20日胆沢第二試合)-o
準々決勝 nの勝者-oの勝者-p


 このブロックは、やはり駒形が最有力のチームであることは間違いない。
 一昨年あたりから若手右腕投手の一本立ちをはかり、先日の県知事旗大会では20歳周辺の選手の活躍も目立っていた駒形。このチームのすごい所は、適時適所の世代交代がスムーズに進む事だ。捕手でも30代後半、30台の両正捕手の次の世代が現れた。全国でのたたかいでは住金鹿島、七十七銀行相手に苦杯は喫したものの、かつて新田投手が宮城建設、JAいわて、太平洋セメントといった強豪企業チームを相手にして成長していった事を考えると無駄ではない。何にしろ、赤べこに対抗できるチームである事も間違いないだろう。
 久慈クラブはここ数年苦しみ続けてきたが、今年に入ってからの大会でこの後に向けての足がかりもつかみはじめている。投手陣も若手の台頭もあり、捕手は元宮城建設で主戦捕手もはった新田選手ががっちり座る。これで勝つ事による自信さえ取り戻せば、また新たなライバルチームが増えることでしょう。
 花巻は去年2勝はしたものの、納得の行く戦績とは言えなかった。顔ぶれがどうなるかが分からないが、試合をすれば抜け目のない試合は出来る。市立はここ2年間の新戦力の補強がどうプラスにつながったか見もの。矢巾は去年一番の番狂わせも演じたが、今年は釜石に敗戦。矢巾のチームは赤べこだけでない事を証明したい。
 住田は春の大槌大会を欠場し、この大会に標準をあわせる。試合参加自体が大変な状況と推測されますが、グラウンド上では自分のプレーを思い切りしていただきたいと思います。

ブロックD 「打倒・赤崎」に執念燃やす北上、盛岡、宮古。九戸、盛工は存在証明を見せたい。 
一回戦 宮古倶楽部-盛岡倶楽部(19日金ヶ崎森山第二試合)-q
一回戦 盛工クラブ-九戸クラブ(19日金ヶ崎森山第三試合)-r
二回戦 北上レッズ-qの勝者(20日前沢第一試合)-s
二回戦 赤崎野球クラブ-rの勝者(20日前沢第二試合)-t
準々決勝 sの勝者-tの勝者(20日前沢第三試合)-u


 この組み合わせの中で注目が集まるのはやはり赤崎野球クラブ。県知事旗大会では苦杯は喫したものの、負けた原因ははっきりしていたのでその後修正に乗り出し、その後の大槌大会では修正した結果が出て優勝を成し遂げることが出来た。
 山本淳一、多田両投手が柱だが、最近の大会は古内、佐々木慶喜、鈴木浩(+山田外野手)各投手で勝ち進んでいるのも特色だ。人数は多くはないが、一騎当千の投手がそろっているのが強み。打線も5年目までの若手がアピールを増しているのも好材料。これら好材料を+に転じて、ここ5年で4回目の東北出場を狙いたい。
 だが、この赤崎を倒して一旗上げようとしているのが北上、盛岡、宮古、九戸といった面々だ。大会に出れば一勝はする北上の野球に対する貪欲さ、選手個々の力は侮れない盛岡、試合巧者の宮古、去年赤崎に接戦を演じて自信をつけた九戸が赤崎に強い視線を浴びせる。北上、盛岡、宮古の3チームはどこがベスト8に勝ち残ったも不思議ではない力は持っています。
 盛工クラブは結成2年目。去年は2試合とも大敗を喫してしまったが、そこから一年が経過。どこまでチーム力を上げてきたか見ものとなる。緒戦の九戸に何とか勝ち、全力で赤崎とぶつかりたい。

ベスト4以降の日程&東北大会進出はどこだ!?
準決勝 eの勝者-kの勝者(21日前沢第一試合)-v
準決勝 pの勝者-uの勝者(21日胆沢第一試合)-w
第三代表決定戦 vの敗者-wの敗者(21日胆沢13時頃開始)
 (勝者は東北大会出場)
決勝 vの勝者-wの勝者(21日前沢13時頃開始)
 (決勝進出チームは東北大会出場)


 ここまで進出してくるチームなら、どこがどこと当たっても大変なゲームになる事でしょう。ここ数年のベスト4進出チームは(下図表 ◎-優勝 ○-準優勝 △-第3代表)
03年 ◎赤崎 ○江刺 宮古 釜石
(赤崎と駒形はベスト8で激突。結果はこちら。)
04年 ◎駒形 ○赤崎 △久慈 江刺
05年 ◎高田 ○江刺 △駒形 赤崎
06年 ◎赤べこ ○赤崎 △駒形 高田

 ただし、一年経過してどこどうチーム力が変わったか分かりません。そう、野球はやってみなければわからないスポーツですから。何にしても、プレーボールまであと一週間をきりました。皆さん万全な状態でこの大会に臨まれる事を祈願して、この生意気な一文を終わらせていただきます。
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