こんにちは。伊東です。
この項では、今週末から行われるJABAクラブ野球選手権大会・岩手県予選大会の見所を記していきます。
まずは組み合わせから。
ファーストラウンド 5月8日 一回戦。
江刺第一試合 黒陵クラブ - 雫石クラブ ⇒1
江刺第二試合 オール江刺 - 釜石野球団 ⇒2
江刺第三試合 盛岡倶楽部 - 北上レッズ ⇒3
ファーストラウンド 5月9日 二回戦
江刺第一試合 水沢駒形倶 - 矢巾硬式ク ⇒4
江刺第二試合 宮古倶楽部 - 1の勝者 ⇒5
江刺第三試合 一関BBC - 2の勝者 ⇒6
前沢第一試合 花巻硬友ク - 盛友クラブ ⇒7
前沢第二試合 高田クラブ - 前沢倶楽部 ⇒8
前沢第三試合 赤崎野球ク - 3の勝者 ⇒9
胆沢第一試合 盛岡市立ク - 遠野クラブ ⇒10
胆沢第二試合 久慈クラブ - オール不来方 ⇒11
セカンドラウンド 5月15日 準々決勝・準決勝
前沢第一試合 4の勝者 - 5の勝者 ⇒12
前沢第二試合 6の勝者 - 7の勝者 ⇒13
前沢第三試合 12の勝者 - 13の勝者 ⇒16
⇒勝者は東北大会進出。
江刺第一試合 8の勝者 - 9の勝者 ⇒14
江刺第二試合 10の勝者 - 11の勝者 ⇒15
江刺第三試合 14の勝者 - 15の勝者 ⇒17
⇒商社は東北大会進出。
セカンドラウンド 5月16日 第三代表決定戦・決勝戦
江刺第一試合 16の敗者 - 17の敗者 ⇒勝者は東北大会進出
江刺第二試合 16の勝者 - 17の勝者
…残念ながら、福高、一戸桜陵、九戸、住田、大槌の5チームが参加しませんが、上記に記載した19チームで、東北大会に進出する3チームを決めるたたかいが行われます。
では、各ブロックごとに見所を。
選手名の敬称略させていただきます。
ブロックA 前年全国ベスト8の駒形が一歩出るが、黒陵、宮古は激しく追撃。矢巾、雫石も一波乱起こす。
やはり一歩抜けるのは水沢駒形倶楽部。
長年投手の柱だった新田投手が去年は公式戦の登板確認できず、大谷選手も四国九州アイランドリーグに進出するなど、幾分かの選手の異動はあったものの、その強さは相変わらず。春季大会では佐藤功也、佐藤雄亮両投手を軸にたたかった。打線にも新人の名前が見えるなど、新しい刺激を入れるのも忘れていない。今年も手ごわいライバルになるのは間違いない。
黒陵クラブは今年の選手の動向はつかんでいないが、紆余曲折を経ながらも成長しているのは間違いない。エースの小山哲朗に次ぐ投手の整備と、打線の力強さの強化で、風穴を開けたい。
宮古は今年の2試合では納得の行くたたかいができていないが、それでも選手層の強化などで3年計画で成長してきた足跡は見せている。成長軌道をそのままにこの大会で過去2試合を払拭するたたかいを見せることができるか。
矢巾は社会人での経験も増してきた門脇、里舘ら投手陣を軸に堅い試合運びで自分のペースに持ち込みたい。雫石も今年の緒戦。去年の苦い経験を生かし、まずはの一勝からの飛躍を目指す。
ブロックB 力抜けるのは江刺も、若手の成長心強い釜石、盛友、復権狙う一関、花巻が“番狂わせ”狙う。
力量的に抜けているのは春季大会準優勝の江刺。
岩泉、中鉢に加え、投手としては新顔の高橋、ルーキーの及川と人数、タイプの豊富さともに層が厚くなった。打線も藤野・村岡を軸に手ごわいのは変わらず。元々の向上心はそのままに、老獪さが増せばスキがなくなる。
ただ、若い選手が多いスキを突いての上位進出を図るほかの4チームも侮れない。
釜石は数年前から若手選手の加入と出番が増加。先日の大槌大会でもルーキーの山田太郎が見せ所を作るなど成果も現れつつある。大瀧、大瀬たちがどこまで強豪と伍してたたかえるか。盛友は去年、赤崎を後一歩まで追い詰めた斎藤がどこまで成長しているか。他に若手の台頭があるようだと、成長軌道に再び乗る事も。
一関は去年4敗も、多くのたたかいを経験してきた。かつては全国も制したチームなだけに、一度きっかけをつかみ、復権に向けての足がかりをつかみたい。花巻は一昨年の大会で8強。長年奮闘してる森橋に続く投手が出れば面白い。
ブロックC 大槌大会優勝の赤崎と福島大会ベスト4の高田の潰しあい!前沢、盛岡、北上が間隙突くか。
春の大会で快進撃を見せた2チームが、上位進出かけて激しいつばぜり合いを見せそうだ。
大槌大会優勝の赤崎は、新加入選手が5人。大学卒で加入した清水と山下はレギュラー争いに割って入っている。フェズントから移籍の志田も初登板で勝利投手。エース山本淳一と2本柱を形成する。去年は日程の不運で参戦機会を逸した選手も多数出たが、試合の中で成長し、03年以来の県優勝を狙う。
福島大会ベスト4の高田は、去年の岩手高校野球界でも名を上げられていたほどの好投手・三浦が加入。馬場、戸羽洋と3本柱を形成。さらに伊藤勝、山田が支え手に入り、課題の投手層は解決に。打線も波に乗ったら止まらない力でいわき、北社といった地域の強豪を撃破した。
今年の直接対決では6-1で赤崎が勝っているが(大槌大会)上位大会を目指すたたかいでは一瞬のスキが勝負を分ける。ファーストラウンド1の激しい試合になるのは間違いないが、それは両チームが試合に勝てばの話。
盛岡は一昨年の都市対抗で江刺を撃破、去年も福島大会で一勝と、力を十二分に発揮できる状況になればそのポテンシャルは侮れない。北上は本城が抜けた穴は大きいが、その状況下でも北上大会で2勝あげ地力を見せた。前沢もここ数年若手が入って、去年は2勝を経験。伸びしろあるチーム。
この3チームが赤崎、高田にどう牙を向くかも見所です。
ブロックD 久慈、不来方、遠野…どこが抜けるかわからない不気味なブロック。市立も悔しさ晴らしに行く。
参加チーム数の関係上、このブロックは4チームになったが、どこのチームも横一線と見ていい形になった。
去年準優勝し、岩手代表になったのは久慈。ベテランの大沢、堀崎が軸ではあるが、川尻、小原、金子も登板するように。春季大会でも宮古相手にビッグイニング2回で大勝したかと思えば、福島硬友との試合では競り合いを継投で制した粘りも見せた。実戦での底力に要注意。去年の東北大会で一試合しかできなかった雪辱を晴らしに行く。
遠野は秋の毎日旗大会で準優勝し、そのポテンシャルを見せ付けた。井手、佐々木、照井という3人の支え手に今年は左投げの菊池雄太が加わり、安定した試合運びを見せる。打線もパワータイプではないが、赤崎の志田から長打2本を集中して点を奪った様にここぞという時に畳み掛ける力量はある。
不来方は一定の力量はあるもののそれが勝利に結び付けられなかった前年のリベンジを果たしに行く。企業チームの経験者も多いベテランと、若手がかみ合えば、00年代前半に見せた化学反応的な躍進も。
盛岡市立はここ何年か苦しいたたかいをしているが、場数さえこなせば年間0勝で終わるチームではない。まずはひとつ試合に勝って自信をつけたい。
と、いう風に何とかまとめてみました。
相変わらずの好き勝手な記述ですみません。
いよいよ明日に迫った予選ですが、私が書いた見所はあくまでもひとつの見方で…試合というのも生き物、人間も生き物、という事で何が起きるかはわかりません。10と6の力の差があったとしても、10のチームが5割しか力を出せず、5のチームが100%出せたらそれで力の差は5-6です。
だから当日にどう力を発揮できる状況にするかというのも、選手たちに課せられた課題、といえます。
前述のとおり残念ながら、5チームが欠場しましたが、参加したチームでどういうたたかいを見せるか。
身近な「働きながらがんばる野球のお兄さん」の試合を見に、ぜひ野球場にお越しください。
今日も拙稿お読みいただき、ありがとうございました。
この項では、今週末から行われるJABAクラブ野球選手権大会・岩手県予選大会の見所を記していきます。
まずは組み合わせから。
ファーストラウンド 5月8日 一回戦。
江刺第一試合 黒陵クラブ - 雫石クラブ ⇒1
江刺第二試合 オール江刺 - 釜石野球団 ⇒2
江刺第三試合 盛岡倶楽部 - 北上レッズ ⇒3
ファーストラウンド 5月9日 二回戦
江刺第一試合 水沢駒形倶 - 矢巾硬式ク ⇒4
江刺第二試合 宮古倶楽部 - 1の勝者 ⇒5
江刺第三試合 一関BBC - 2の勝者 ⇒6
前沢第一試合 花巻硬友ク - 盛友クラブ ⇒7
前沢第二試合 高田クラブ - 前沢倶楽部 ⇒8
前沢第三試合 赤崎野球ク - 3の勝者 ⇒9
胆沢第一試合 盛岡市立ク - 遠野クラブ ⇒10
胆沢第二試合 久慈クラブ - オール不来方 ⇒11
セカンドラウンド 5月15日 準々決勝・準決勝
前沢第一試合 4の勝者 - 5の勝者 ⇒12
前沢第二試合 6の勝者 - 7の勝者 ⇒13
前沢第三試合 12の勝者 - 13の勝者 ⇒16
⇒勝者は東北大会進出。
江刺第一試合 8の勝者 - 9の勝者 ⇒14
江刺第二試合 10の勝者 - 11の勝者 ⇒15
江刺第三試合 14の勝者 - 15の勝者 ⇒17
⇒商社は東北大会進出。
セカンドラウンド 5月16日 第三代表決定戦・決勝戦
江刺第一試合 16の敗者 - 17の敗者 ⇒勝者は東北大会進出
江刺第二試合 16の勝者 - 17の勝者
…残念ながら、福高、一戸桜陵、九戸、住田、大槌の5チームが参加しませんが、上記に記載した19チームで、東北大会に進出する3チームを決めるたたかいが行われます。
では、各ブロックごとに見所を。
選手名の敬称略させていただきます。
ブロックA 前年全国ベスト8の駒形が一歩出るが、黒陵、宮古は激しく追撃。矢巾、雫石も一波乱起こす。
やはり一歩抜けるのは水沢駒形倶楽部。
長年投手の柱だった新田投手が去年は公式戦の登板確認できず、大谷選手も四国九州アイランドリーグに進出するなど、幾分かの選手の異動はあったものの、その強さは相変わらず。春季大会では佐藤功也、佐藤雄亮両投手を軸にたたかった。打線にも新人の名前が見えるなど、新しい刺激を入れるのも忘れていない。今年も手ごわいライバルになるのは間違いない。
黒陵クラブは今年の選手の動向はつかんでいないが、紆余曲折を経ながらも成長しているのは間違いない。エースの小山哲朗に次ぐ投手の整備と、打線の力強さの強化で、風穴を開けたい。
宮古は今年の2試合では納得の行くたたかいができていないが、それでも選手層の強化などで3年計画で成長してきた足跡は見せている。成長軌道をそのままにこの大会で過去2試合を払拭するたたかいを見せることができるか。
矢巾は社会人での経験も増してきた門脇、里舘ら投手陣を軸に堅い試合運びで自分のペースに持ち込みたい。雫石も今年の緒戦。去年の苦い経験を生かし、まずはの一勝からの飛躍を目指す。
ブロックB 力抜けるのは江刺も、若手の成長心強い釜石、盛友、復権狙う一関、花巻が“番狂わせ”狙う。
力量的に抜けているのは春季大会準優勝の江刺。
岩泉、中鉢に加え、投手としては新顔の高橋、ルーキーの及川と人数、タイプの豊富さともに層が厚くなった。打線も藤野・村岡を軸に手ごわいのは変わらず。元々の向上心はそのままに、老獪さが増せばスキがなくなる。
ただ、若い選手が多いスキを突いての上位進出を図るほかの4チームも侮れない。
釜石は数年前から若手選手の加入と出番が増加。先日の大槌大会でもルーキーの山田太郎が見せ所を作るなど成果も現れつつある。大瀧、大瀬たちがどこまで強豪と伍してたたかえるか。盛友は去年、赤崎を後一歩まで追い詰めた斎藤がどこまで成長しているか。他に若手の台頭があるようだと、成長軌道に再び乗る事も。
一関は去年4敗も、多くのたたかいを経験してきた。かつては全国も制したチームなだけに、一度きっかけをつかみ、復権に向けての足がかりをつかみたい。花巻は一昨年の大会で8強。長年奮闘してる森橋に続く投手が出れば面白い。
ブロックC 大槌大会優勝の赤崎と福島大会ベスト4の高田の潰しあい!前沢、盛岡、北上が間隙突くか。
春の大会で快進撃を見せた2チームが、上位進出かけて激しいつばぜり合いを見せそうだ。
大槌大会優勝の赤崎は、新加入選手が5人。大学卒で加入した清水と山下はレギュラー争いに割って入っている。フェズントから移籍の志田も初登板で勝利投手。エース山本淳一と2本柱を形成する。去年は日程の不運で参戦機会を逸した選手も多数出たが、試合の中で成長し、03年以来の県優勝を狙う。
福島大会ベスト4の高田は、去年の岩手高校野球界でも名を上げられていたほどの好投手・三浦が加入。馬場、戸羽洋と3本柱を形成。さらに伊藤勝、山田が支え手に入り、課題の投手層は解決に。打線も波に乗ったら止まらない力でいわき、北社といった地域の強豪を撃破した。
今年の直接対決では6-1で赤崎が勝っているが(大槌大会)上位大会を目指すたたかいでは一瞬のスキが勝負を分ける。ファーストラウンド1の激しい試合になるのは間違いないが、それは両チームが試合に勝てばの話。
盛岡は一昨年の都市対抗で江刺を撃破、去年も福島大会で一勝と、力を十二分に発揮できる状況になればそのポテンシャルは侮れない。北上は本城が抜けた穴は大きいが、その状況下でも北上大会で2勝あげ地力を見せた。前沢もここ数年若手が入って、去年は2勝を経験。伸びしろあるチーム。
この3チームが赤崎、高田にどう牙を向くかも見所です。
ブロックD 久慈、不来方、遠野…どこが抜けるかわからない不気味なブロック。市立も悔しさ晴らしに行く。
参加チーム数の関係上、このブロックは4チームになったが、どこのチームも横一線と見ていい形になった。
去年準優勝し、岩手代表になったのは久慈。ベテランの大沢、堀崎が軸ではあるが、川尻、小原、金子も登板するように。春季大会でも宮古相手にビッグイニング2回で大勝したかと思えば、福島硬友との試合では競り合いを継投で制した粘りも見せた。実戦での底力に要注意。去年の東北大会で一試合しかできなかった雪辱を晴らしに行く。
遠野は秋の毎日旗大会で準優勝し、そのポテンシャルを見せ付けた。井手、佐々木、照井という3人の支え手に今年は左投げの菊池雄太が加わり、安定した試合運びを見せる。打線もパワータイプではないが、赤崎の志田から長打2本を集中して点を奪った様にここぞという時に畳み掛ける力量はある。
不来方は一定の力量はあるもののそれが勝利に結び付けられなかった前年のリベンジを果たしに行く。企業チームの経験者も多いベテランと、若手がかみ合えば、00年代前半に見せた化学反応的な躍進も。
盛岡市立はここ何年か苦しいたたかいをしているが、場数さえこなせば年間0勝で終わるチームではない。まずはひとつ試合に勝って自信をつけたい。
と、いう風に何とかまとめてみました。
相変わらずの好き勝手な記述ですみません。
いよいよ明日に迫った予選ですが、私が書いた見所はあくまでもひとつの見方で…試合というのも生き物、人間も生き物、という事で何が起きるかはわかりません。10と6の力の差があったとしても、10のチームが5割しか力を出せず、5のチームが100%出せたらそれで力の差は5-6です。
だから当日にどう力を発揮できる状況にするかというのも、選手たちに課せられた課題、といえます。
前述のとおり残念ながら、5チームが欠場しましたが、参加したチームでどういうたたかいを見せるか。
身近な「働きながらがんばる野球のお兄さん」の試合を見に、ぜひ野球場にお越しください。
今日も拙稿お読みいただき、ありがとうございました。