さて、雑記ボックスの書き残し「スポーツ界の貧困~荒川静香選手のプロ転出とNTT北海道野球クラブの活動休止から」をお送りします。
日本は、所得格差こそ広がっているが、世界全体から比べれば豊かな国に入る…はず。所が、そんな日本のスポーツ環境は実にお寒いかぎりです。それを証明する記事が2つ程掲載されました。
まずはフィギュアスケート金メダルの荒川選手。最近、プロスケーターに進出したと聞きました。彼女が、高収入を見込まれるプロに転出したのは、高額の収入を使ってのスケーター育成、スケートの認知度アップが狙いでないかな、とにらんでいます。
スケート連盟の不明朗な金の使い方が発覚した一方で、全国で沢山のスケートリンクが廃止される状況。
荒川さんの故郷・仙台でもスケートリンクが閉鎖され、スケートを続けるために故郷を離れた小学生もいるという。メダル1個の「惨敗」を喫した日本。しかし、原因は驚くぐらい簡単。「ウインタースポーツやるところありません」。まずはそこじゃないのかな?
一方で国技ともいわれる野球もお寒い状況が。北海道では盟主的存在だったサンワード貿易が活動停止になったかと思いきや、今度はNTT北海道野球クラブも活動を停止する。
一つの企業だけの責任でチームを待て、という時代ではないとは思うが、この北海道に関しては、企業云々だけではない問題…北海道の景気問題もある。日本の野球といえば、軟式野球もあるため、硬式球界だけ見てモノを語るべきではないが、それにしてもチームが減っていく。
北海道球界の危機、とも言われる。プロ野球チームは賑わっているが、足元はどうだろう。高校、大学までは受け皿があるが、社会人となると、軟式は知らないが、硬式はチームの所在地が限られるのが悩みとは言えないか。
プロのファイターズを始め、北海道野球関係者には、野球の発展策を考えて欲しいし、来年以降も活動を継続するJR北海道、室蘭シャークス、札幌ホーネッツ、オール苫小牧、北海道マーリンズをはじめ、来年以降も活動する北海道のチームには、ぜひ「オレ達が北海道を引っ張るんだ」という意気で頑張ってほしいです。暗い雰囲気吹き飛ばすには不屈性を備えた明るさが何よりです。無論、NTTには残された期間、全力で頑張っていただきたいです。
《以下エール》ホーネッツに関しては04年クラブ選手権で、能力の高さ、意気込みのすごさを見せてもらっています。特に明石選手の身体能力のすごさは今まで見た選手のなかでも図抜けています。シャークスには、黙々と頑張る武田投手。苫小牧には49歳現役強打者の沢田選手。最近全国の舞台を踏んでいるJR。最後の一年をどうたたかうかNTT。見所たっぷり北海道社会人野球。皆さん、ファイターズとともに注目してください。勝手な一文になりまして失礼しました。
《エール終了》
さて、ここで気になるニュースを一つ。
サッカークジからの補助金、要望の1割程度しか満たせない
とか。いい加減観念したら。前ケログの時にも語りましたがバクチのアガリでスポーツの予算を賄うやり方が色々弊害を生んでいます。一番は「国がスポーツに責任持たなくなっている」事。モスクワオリンピックの時みたいに、政治とスポーツを混合するのが国の役目じゃない。スポーツをする環境整える事が国のやることじゃないかな。
お隣の韓国が、映画に関して系統的な補助をして、今隆盛を極めているのを見るたびそう思う。
荒川さんやスケートの件、北海道野球の件。考えさせられることは沢山ありました。「自己責任」を都合よく使われる前に、スポーツの支え方を考えてみたいものです。
《参考資料》 NTTはかつて、北海道、東北、関東、東京、信越、北陸、東海、関西、中国、四国、九州と11チームが存在したが、99年シーズンオフに、東日本(関東、東京の選手中心)と西日本(関西を母体)のシンボルチームに統合。残りのチームは「残すとすればクラブ化」。しかし、今年まで残ったのは北海道、東北(マークス)、信越(地域形クラブに)、四国(松山フェニックス)の4チーム。参考までに同じ民営化組のJRは北海道、東日本東北、東日本、東海、四国、九州、盛岡、秋田、水戸、千葉クラブ、西日本は活動休止。あわせて11チームが存在しています。
日本は、所得格差こそ広がっているが、世界全体から比べれば豊かな国に入る…はず。所が、そんな日本のスポーツ環境は実にお寒いかぎりです。それを証明する記事が2つ程掲載されました。
まずはフィギュアスケート金メダルの荒川選手。最近、プロスケーターに進出したと聞きました。彼女が、高収入を見込まれるプロに転出したのは、高額の収入を使ってのスケーター育成、スケートの認知度アップが狙いでないかな、とにらんでいます。
スケート連盟の不明朗な金の使い方が発覚した一方で、全国で沢山のスケートリンクが廃止される状況。
荒川さんの故郷・仙台でもスケートリンクが閉鎖され、スケートを続けるために故郷を離れた小学生もいるという。メダル1個の「惨敗」を喫した日本。しかし、原因は驚くぐらい簡単。「ウインタースポーツやるところありません」。まずはそこじゃないのかな?
一方で国技ともいわれる野球もお寒い状況が。北海道では盟主的存在だったサンワード貿易が活動停止になったかと思いきや、今度はNTT北海道野球クラブも活動を停止する。
一つの企業だけの責任でチームを待て、という時代ではないとは思うが、この北海道に関しては、企業云々だけではない問題…北海道の景気問題もある。日本の野球といえば、軟式野球もあるため、硬式球界だけ見てモノを語るべきではないが、それにしてもチームが減っていく。
北海道球界の危機、とも言われる。プロ野球チームは賑わっているが、足元はどうだろう。高校、大学までは受け皿があるが、社会人となると、軟式は知らないが、硬式はチームの所在地が限られるのが悩みとは言えないか。
プロのファイターズを始め、北海道野球関係者には、野球の発展策を考えて欲しいし、来年以降も活動を継続するJR北海道、室蘭シャークス、札幌ホーネッツ、オール苫小牧、北海道マーリンズをはじめ、来年以降も活動する北海道のチームには、ぜひ「オレ達が北海道を引っ張るんだ」という意気で頑張ってほしいです。暗い雰囲気吹き飛ばすには不屈性を備えた明るさが何よりです。無論、NTTには残された期間、全力で頑張っていただきたいです。
《以下エール》ホーネッツに関しては04年クラブ選手権で、能力の高さ、意気込みのすごさを見せてもらっています。特に明石選手の身体能力のすごさは今まで見た選手のなかでも図抜けています。シャークスには、黙々と頑張る武田投手。苫小牧には49歳現役強打者の沢田選手。最近全国の舞台を踏んでいるJR。最後の一年をどうたたかうかNTT。見所たっぷり北海道社会人野球。皆さん、ファイターズとともに注目してください。勝手な一文になりまして失礼しました。
《エール終了》
さて、ここで気になるニュースを一つ。
サッカークジからの補助金、要望の1割程度しか満たせない
とか。いい加減観念したら。前ケログの時にも語りましたがバクチのアガリでスポーツの予算を賄うやり方が色々弊害を生んでいます。一番は「国がスポーツに責任持たなくなっている」事。モスクワオリンピックの時みたいに、政治とスポーツを混合するのが国の役目じゃない。スポーツをする環境整える事が国のやることじゃないかな。
お隣の韓国が、映画に関して系統的な補助をして、今隆盛を極めているのを見るたびそう思う。
荒川さんやスケートの件、北海道野球の件。考えさせられることは沢山ありました。「自己責任」を都合よく使われる前に、スポーツの支え方を考えてみたいものです。
《参考資料》 NTTはかつて、北海道、東北、関東、東京、信越、北陸、東海、関西、中国、四国、九州と11チームが存在したが、99年シーズンオフに、東日本(関東、東京の選手中心)と西日本(関西を母体)のシンボルチームに統合。残りのチームは「残すとすればクラブ化」。しかし、今年まで残ったのは北海道、東北(マークス)、信越(地域形クラブに)、四国(松山フェニックス)の4チーム。参考までに同じ民営化組のJRは北海道、東日本東北、東日本、東海、四国、九州、盛岡、秋田、水戸、千葉クラブ、西日本は活動休止。あわせて11チームが存在しています。