大会をあと一週間に控え、各チームとも調整に(クラブチームは仕事の調整にも)おおわらわ、という状態ですが、どこが見所か、解説しましょう。
力的には石巻市・日本製紙石巻(以下石巻市)がリードする。企業チームとしてはこじんまりとはしているものの、コツコツつないで点をもぎ取り、他チームへの補強経験もあるエース堺を中心にした投手陣のふんばりで、一位トーナメントに向けて勢いをつけたい。地元凱旋の前田(釜石出身)にも注目したい。
福島市・福島硬友クラブはここ数年力をつけ、ヨークベニマルの次代ホープともいわれた鈴木捕手が攻守共にチームを引っ張る。去年は投手陣の不調に苦しんだが、今年は復調。全国経験もあるクラブ大会は県予選で敗退したのでこの大会にかける。
弘前市・全弘前は本命三菱八戸の番狂わせ、対抗自衛隊の棄権という間隙をついての東北大 会進出だが、ズバ抜けた力はない代わりに、安定している。6年前の東北大会出場時はコールド負けしているだけに、今回こそ、という思いは強いだろう。
このブロックは、やはり石巻市の力がー歩抜きん出ているが、トーナメントに向けてのたたかい方は難しくなるだろう。番狂わせを起こすとすれば、福島市か。少得点の争いに持っていけば、一位通過も見込める。弘前市が石巻市に勝つのは難しいか。福島市に勝って2位通過で2位トーナメントに進出し、意地を見せたい。このブロックは2日に岩手県営でリーグ戦を行います。
なお、この記事は各地域の新聞記事や雑誌、自分の試合観戦をもとに構成しています。ご了承下さい。次回はJR東北、水沢駒形、郡山BCのブロックを紹介します。