※先週ゴタゴタあってクラブカップの記述ができませんでした。ここに第一週の結果と今日の見所を記します。
《大会初日》クラブカップの試合情報入手したので、毎日新聞紙面を基にしたのもありますが紹介してまいります。先ずはピックアップゲームとして、この目で見た高田-一戸桜陵、からご覧いただきます。
一戸11=504010010
高田8=101420000
◆本塁打 金野真(高)
◆三塁打 堺田、中道(一)國井、金野真(高)
◆二塁打 黄川田(高)
【一戸桜陵ク】
4 中里
2 平
3 深田泰
6 深田庸
9 中道
7 坂井
5 堺田
8 寺澤→7回から8橋坂
D 沢口
1 深田峻→5回から戸舘満→7回から穴久保
【高田クラブ】
6 國井
9 中村→6回から5
8 金野真
7 熊谷駿
D 菅野歩→5回から1→6回から3
2 黄川田
5 森→6回から1
3 堺→6回から9村上浩
4 清水
1 熊谷利→1回途中または2回から戸羽直→指名打者解除
※菅野歩の指名打者と投手2人の起用は会話からの推測です。
評…一戸桜陵は序盤の集中攻撃で高田の出鼻を挫き、一回戦屈指の好カードを制し二回戦進出。一戸は初回に熊谷利を急襲し5点、3回には戸羽直から4点奪い、3投手継投で逃げ切った。高田は序盤に金野真の本塁打等、更に中盤猛追を見せたがあと一押しが足りず、最後はクローザー穴久保に締められた。
◆福高10-2前沢
4回までは接戦という展開を崩したのは5回の福高の攻撃。この回3点をあげてペースを握ると6回にも4点を奪い一気にコールドに持っていった。前沢は序盤に2点奪い、力感ある投手陣で抑えにかかったが敵わず。戸来が踏ん張り好発進を切った。
◆遠野2-1黒陵
事前の予想通り競った展開に。遠野照井、黒陵小山哲の投手戦の運命を別ったのは1-1の4回。遠野が追加点をあげた。この日阿部勇は二塁打2本。黒陵は“ザ・エース”小山が2点に抑え味方の反撃を待ったが、遠野の照井に初回の1点以降踏ん張りを許した。
◆北上6-4宮古
こちらも一回戦屈指のカードと目された一戦。一度マウンドを降りながらも再登板した伊東昂大が社会人野球初勝利をあげた。同郷の吉崎は捕手、そして打撃で援護した。宮古は左のエース中村が先発したが3、4回に3失点。後半猛追を見せたが伊東昂⇔高鼻のリレーに阻まれた。
◆矢巾2-1釜石
過去2戦の反省から投手・守備陣を立て直して臨んだ釜石はその成果を垣間見せたが、矢巾は5回にあげた2点を生かし、エース大道が存在感を見せ1失点完投を果たした。釜石は左の新人後藤が奮戦。長打3本を放ち好機を作るが、あと一歩届かなかった。
◆久慈12-6盛岡球友
ノーガードの打撃戦…が一変、文字通り倍返しを食らわせた久慈が盛岡球友を破り、今季初勝利をあげた。久慈は長打は2本も4回の6点、6回の4点で盛球投手陣を圧倒。盛岡球友は成長の期待がかかる木村と伊藤悟が登板したが苦戦。今大会から登録の佐々木は捕手として一歩。
◆一関6-3雫石
前年の対決時はコールド決着。今回は成長も見せた平澤、兼平だったが、それ以上に一関がコンスタントに点を重ね初戦を突破した。一関は小野寺健太が試合を締め、博信、裕生も三塁打を放つ小野寺姓の選手が活躍。雫石は6回には1点差まで詰めたが8回のダメ押されで万事休す。
当初ピックアップゲームとして扱う予定だった住田-桜窓ですが別な形で取り上げることにします。
◆盛岡桜窓9-2住田
中盤までは互角の戦いだったが、18番佐藤が初登板。若手選手がキッカケをつかんだ中盤から一気に攻め、出場選手全員安打の猛攻を見せた盛岡桜窓がコールドで初勝利をあげた。住田は先発國井が飛ばし、9番の本多が3安打2打点の奮闘を見せたがギリギリの人数に苦戦した。
《大会2日目》
クラブカップ県予選は先週日曜日に準々決勝4試合が行われ、今日の試合に進むチームが決まりました。その試合結果からお伝えします。
◆盛岡桜窓8-2一戸桜陵
後半に一気に畳み掛けた桜窓が2年ぶりの東北を目指す桜陵を破りベスト4。6回までは2-2の接戦。しかし7回に桜窓が4点を奪うと、8回にもだめ押しの2点。投げては18番をつける佐藤が桜陵を抑えきった。桜陵は初回先制も後続を断たれ、ペースを持っていかれた。
◆久慈7-1一関
点差は開いたが事実上接戦の展開。しかし7回の集中打で6点をあげた久慈が石崎、広崎の継投で勝ち上がった。いまや中軸の佐々木、中村は長打を放ち若手投手を援護した。一関は7回に追い付いたがその裏に大量失点。課題を残し2年連続の東北行きを断たれた。
◆遠野8-7福高
9回に2点あげ勝ち越した福高だったが、その裏に3点をあげサヨナラ勝ちをもぎ取った遠野が全県規模の大会では約6年ぶりにベスト4。菊地剛は楽ではない投手事情の中完投。福高も“野手投手陣”高橋、堀内が奮闘し打線も本領発揮しただけに9回裏に悔しさを残した。
◆矢巾6-2北上
4年ぶりの東北行きを目指す矢巾は、南幅→エース大道と継投。打線も2、3回に2点ずつをあげ、ベスト4に進出した。久しぶりの上位進出を狙った北上は伊東昂を2日連続の先発に立てたが、序盤矢巾に攻勢を許し、2点は返したもののペースを覆せないまま敗退を喫した。
以上の案配で4試合は戦われました。その結果勝ち残ったのは遠野、矢巾、盛岡桜窓、久慈の4チームです。以上踏まえての大会最終日の予定と見所をお伝えします。
◆江刺第一試合 遠野-矢巾
10年に本大会進出まであと一歩まで迫った矢巾は雌伏を経て再びの代表を目指す。熟成したエース大道の存在は頼もしい。遠野は東北会長旗での県準優勝の経験は持つが東北進出は未経験。力を増した打線と粘り強い投球を見せる菊地剛、照井の力投で初東北を狙う。
◆江刺第二試合 久慈-盛岡桜窓
07年に本大会出場歴を持つ久慈は大量入部の若手が躍動。以前の代名詞だった“強打久慈”復活の気配。広崎、石崎がいかに抑えるか。桜窓はチーム再興初年度でいきなりのベスト4進出。怖い物知らずの打線に粘りの大沼、本格派の佐藤がいかに久慈を抑えるか。
第三試合は両試合の勝者による決勝戦です。
露出度は高校野球の陰に隠れての開催、クラブ二強はもとより、赤崎も欠場。上位進出が予想された高田や宮古が早期敗退で、勢力図が変わる大会となりました。久慈と矢巾はここしばらく途絶えていた東北行きを、桜窓と遠野は初の進出を目指します。
例年に比べて大会日程も様相も大きく変わった大会でしたが、今日で8月末に山形で行われる東北予選進出2チームが決まります。過去はいずれの大会も岩手代表が本大会に進出。それにつなげるたたかいができるかという点にも注目したい所です。以上述べましてこの項を終わります。
《大会初日》クラブカップの試合情報入手したので、毎日新聞紙面を基にしたのもありますが紹介してまいります。先ずはピックアップゲームとして、この目で見た高田-一戸桜陵、からご覧いただきます。
一戸11=504010010
高田8=101420000
◆本塁打 金野真(高)
◆三塁打 堺田、中道(一)國井、金野真(高)
◆二塁打 黄川田(高)
【一戸桜陵ク】
4 中里
2 平
3 深田泰
6 深田庸
9 中道
7 坂井
5 堺田
8 寺澤→7回から8橋坂
D 沢口
1 深田峻→5回から戸舘満→7回から穴久保
【高田クラブ】
6 國井
9 中村→6回から5
8 金野真
7 熊谷駿
D 菅野歩→5回から1→6回から3
2 黄川田
5 森→6回から1
3 堺→6回から9村上浩
4 清水
1 熊谷利→1回途中または2回から戸羽直→指名打者解除
※菅野歩の指名打者と投手2人の起用は会話からの推測です。
評…一戸桜陵は序盤の集中攻撃で高田の出鼻を挫き、一回戦屈指の好カードを制し二回戦進出。一戸は初回に熊谷利を急襲し5点、3回には戸羽直から4点奪い、3投手継投で逃げ切った。高田は序盤に金野真の本塁打等、更に中盤猛追を見せたがあと一押しが足りず、最後はクローザー穴久保に締められた。
◆福高10-2前沢
4回までは接戦という展開を崩したのは5回の福高の攻撃。この回3点をあげてペースを握ると6回にも4点を奪い一気にコールドに持っていった。前沢は序盤に2点奪い、力感ある投手陣で抑えにかかったが敵わず。戸来が踏ん張り好発進を切った。
◆遠野2-1黒陵
事前の予想通り競った展開に。遠野照井、黒陵小山哲の投手戦の運命を別ったのは1-1の4回。遠野が追加点をあげた。この日阿部勇は二塁打2本。黒陵は“ザ・エース”小山が2点に抑え味方の反撃を待ったが、遠野の照井に初回の1点以降踏ん張りを許した。
◆北上6-4宮古
こちらも一回戦屈指のカードと目された一戦。一度マウンドを降りながらも再登板した伊東昂大が社会人野球初勝利をあげた。同郷の吉崎は捕手、そして打撃で援護した。宮古は左のエース中村が先発したが3、4回に3失点。後半猛追を見せたが伊東昂⇔高鼻のリレーに阻まれた。
◆矢巾2-1釜石
過去2戦の反省から投手・守備陣を立て直して臨んだ釜石はその成果を垣間見せたが、矢巾は5回にあげた2点を生かし、エース大道が存在感を見せ1失点完投を果たした。釜石は左の新人後藤が奮戦。長打3本を放ち好機を作るが、あと一歩届かなかった。
◆久慈12-6盛岡球友
ノーガードの打撃戦…が一変、文字通り倍返しを食らわせた久慈が盛岡球友を破り、今季初勝利をあげた。久慈は長打は2本も4回の6点、6回の4点で盛球投手陣を圧倒。盛岡球友は成長の期待がかかる木村と伊藤悟が登板したが苦戦。今大会から登録の佐々木は捕手として一歩。
◆一関6-3雫石
前年の対決時はコールド決着。今回は成長も見せた平澤、兼平だったが、それ以上に一関がコンスタントに点を重ね初戦を突破した。一関は小野寺健太が試合を締め、博信、裕生も三塁打を放つ小野寺姓の選手が活躍。雫石は6回には1点差まで詰めたが8回のダメ押されで万事休す。
当初ピックアップゲームとして扱う予定だった住田-桜窓ですが別な形で取り上げることにします。
◆盛岡桜窓9-2住田
中盤までは互角の戦いだったが、18番佐藤が初登板。若手選手がキッカケをつかんだ中盤から一気に攻め、出場選手全員安打の猛攻を見せた盛岡桜窓がコールドで初勝利をあげた。住田は先発國井が飛ばし、9番の本多が3安打2打点の奮闘を見せたがギリギリの人数に苦戦した。
《大会2日目》
クラブカップ県予選は先週日曜日に準々決勝4試合が行われ、今日の試合に進むチームが決まりました。その試合結果からお伝えします。
◆盛岡桜窓8-2一戸桜陵
後半に一気に畳み掛けた桜窓が2年ぶりの東北を目指す桜陵を破りベスト4。6回までは2-2の接戦。しかし7回に桜窓が4点を奪うと、8回にもだめ押しの2点。投げては18番をつける佐藤が桜陵を抑えきった。桜陵は初回先制も後続を断たれ、ペースを持っていかれた。
◆久慈7-1一関
点差は開いたが事実上接戦の展開。しかし7回の集中打で6点をあげた久慈が石崎、広崎の継投で勝ち上がった。いまや中軸の佐々木、中村は長打を放ち若手投手を援護した。一関は7回に追い付いたがその裏に大量失点。課題を残し2年連続の東北行きを断たれた。
◆遠野8-7福高
9回に2点あげ勝ち越した福高だったが、その裏に3点をあげサヨナラ勝ちをもぎ取った遠野が全県規模の大会では約6年ぶりにベスト4。菊地剛は楽ではない投手事情の中完投。福高も“野手投手陣”高橋、堀内が奮闘し打線も本領発揮しただけに9回裏に悔しさを残した。
◆矢巾6-2北上
4年ぶりの東北行きを目指す矢巾は、南幅→エース大道と継投。打線も2、3回に2点ずつをあげ、ベスト4に進出した。久しぶりの上位進出を狙った北上は伊東昂を2日連続の先発に立てたが、序盤矢巾に攻勢を許し、2点は返したもののペースを覆せないまま敗退を喫した。
以上の案配で4試合は戦われました。その結果勝ち残ったのは遠野、矢巾、盛岡桜窓、久慈の4チームです。以上踏まえての大会最終日の予定と見所をお伝えします。
◆江刺第一試合 遠野-矢巾
10年に本大会進出まであと一歩まで迫った矢巾は雌伏を経て再びの代表を目指す。熟成したエース大道の存在は頼もしい。遠野は東北会長旗での県準優勝の経験は持つが東北進出は未経験。力を増した打線と粘り強い投球を見せる菊地剛、照井の力投で初東北を狙う。
◆江刺第二試合 久慈-盛岡桜窓
07年に本大会出場歴を持つ久慈は大量入部の若手が躍動。以前の代名詞だった“強打久慈”復活の気配。広崎、石崎がいかに抑えるか。桜窓はチーム再興初年度でいきなりのベスト4進出。怖い物知らずの打線に粘りの大沼、本格派の佐藤がいかに久慈を抑えるか。
第三試合は両試合の勝者による決勝戦です。
露出度は高校野球の陰に隠れての開催、クラブ二強はもとより、赤崎も欠場。上位進出が予想された高田や宮古が早期敗退で、勢力図が変わる大会となりました。久慈と矢巾はここしばらく途絶えていた東北行きを、桜窓と遠野は初の進出を目指します。
例年に比べて大会日程も様相も大きく変わった大会でしたが、今日で8月末に山形で行われる東北予選進出2チームが決まります。過去はいずれの大会も岩手代表が本大会に進出。それにつなげるたたかいができるかという点にも注目したい所です。以上述べましてこの項を終わります。