MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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428歩目 20年前の「鹿糠主将」「花巻東」「佐々木洋選手」。

 今日は。
 今日の大雨被害…同じ岩手だよな…同じ内陸平野といっても天気が変わるってのはわかりきっていたんだ。今までだって結構「紫波雨降ったけど花巻で晴れていた」てのはあった。しかし今回の規模で「盛岡から花巻、秋田仙北大被害」⇒「北上以南は無傷」はちょっとよ、だ。
 こうなると怖いのが、その雨が流れての被害。なまじ雨が降らない分の油断、「いつもの所」という油断が怖いです。北上川下流仙北市の皆さんも川、湖近くお気をつけてお過ごしください。

 さて、野球の記事1つ入れます。
 
 昨日の開会式。各県代表の行進があり、岩手代表の花巻東も18人の選手が行進。09年の菊池雄星、去年までの大谷翔平両君のようなスターはいませんが、まとまりあるチーム力で全国の強豪と戦います。
 花巻東の鹿糠俊輝主将。キーストンコンビ(二塁手、遊撃手)の座を争いましたが残念ながら県大会の出場はわずか。ほんでも120人超える大所帯の野球部で落ちこぼし作らず統率した核として、大きく評価されていいかと思います。
 しかし…「鹿糠主将」という響きで思い出す事が20年前(筆者高校3年生)に岩手代表で甲子園に出場した久慈商高-今の久慈東-のキャプテンも鹿糠幸司主将でした。こちらの方は5番捕手。攻守ともにキーマンの選手でした。
 前年夏4強の久慈商は、“3年計画”で育った選手を軸に秋春夏の3大会を制しました。甲子園では徳島商の川上投手を打ち込んだものの逆転敗けを喫しましたが「俺らの代表」として恥じない戦いは見せてもらいました。
 8月15日。冷夏だった夏でしたがこの日だけは快晴だった大船渡。彼らの敗戦を空を見ながら聞き届けたのを思い出します。

 さて、この年の花巻東はどうだったかというと「長身2人の投手を擁したスキのないチーム」。二本柱の2投手は、のちに社会人野球に進み、多田投手はJR東北の投手として奮闘。三浦投手は地元花巻のクラブチームに入り、硬式、軟式ともに一時代を築きました。
 その年の花巻東は初戦を突破したものの二戦目が久慈商。結果は3-1で久慈商が勝ちましたが大会有数の好ゲームでした。

 久慈商の組み合わせは熾烈なもので、初戦から
・7-0 一関商工(現学院、前年代表)
・3-1 花巻東
・7-0 花巻北
・6-4 盛大附
・1-0 住田
・12-3 盛岡一(8回までは3-2)
 いやはや、すざましい戦いを強いられたものです。

 20年前の高校3年といえば花巻東の佐々木洋監督もその一人でした。在籍校の黒沢尻北も悪くないチームで、佐々木さん自身も本塁打も放っていましたが、二回戦の試合が乱打戦。その末にサヨナラ本塁打をくらい敗退。
 ちなみに筆者のいた大船渡農とは練習試合する予定でしたが雨で中止となったのがいまとなっては残念です。
 関連つなげて書いてきましたが、ほんに因果があるものですね。くしくも、大会初戦が14日というのも同じ(久慈商は順延で15日に)です実際は13日でした。自分達も過ごした高校野球、卒業20年になり節目の年とも言えます。同じ歳の監督が率いる岩手代表花巻東にエール送り、とりあえずの〆にします。


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