これまで「もう一つの主題のブログ」の方の記述が乱れていましたが、とうとうこちらの野球の方のブログも更新頻度が落ちました。7月の公式戦は一関市長旗大会と東北クラブカップ大会がありましたが、残念ながらどちらの大会も記事の制作がなりませんでした。
50回目の記念大会となるクラブ野球選手権も、いよいよ今日が開幕です。実は東北勢のチームが出場する俣野公園横浜薬大スタジアムへ行こうと目論見ましたが、仕事がギリギリまで押してしまい行くための準備ができず、さらに無理な日程をしたことによる体力消耗で、球場に行く力を完全に失ってしまいました。
なので遠い東北の地で一球速報ホームページを見ながら、東北勢をはじめとした「働き、暮らし、野球も頑張る」クラブチームの選手たちの頑張りを見届けるしかなさそうです。現場で戦われる皆様の奮闘を心より願うものです。
では試合の見どころを俣野公園横浜薬大スタジアムの試合から紹介していきます。なお、記事制作には細心の注意を払っていますが、日程の最終確認は日本野球連盟ホームページあるいは一球速報ホームページの情報をもとでの最終確認をお願いします。
◎俣野公園横浜薬大スタジアム(9:30開始予定)
▽第一試合 一回戦:大崎トリプルクラウン 対 REXパワーズ
ともに長年地区の戦いでの苦戦を強いられてきたが、それを突破してきたチーム同士の対戦となる。
大崎は近年、高校・大学の有力選手あるいは企業チームの経験豊かな選手が寄り集まるチームとなり、もともとの野球好きに拍車かかる感じでチーム力が強化。今回の予選ではオール江刺、水沢駒形といった全国経験のある岩手のチームを破ると、準決勝では前年東北王者のエフコムBCを8対3で破る快挙。この勢いのまま決勝戦のゴールデンリバース戦でも12対0で勝ち、一気に東北王座に上り詰めた。とはいえ全国の舞台はまた別な緊張感が襲うため、それとどう向き合うか注目していきたい。
REXパワーズは2019年チーム創設。沖縄勢の活躍が目立っていた九州のクラブ勢だったが、福岡県での戦いの中でチーム力が育まれ、昨年は企業チームのJR九州に5対7と接戦を見せ、今年のクラブ選手権予選では県予選で北九州市民クラブ、嘉麻市バーニングヒーローズを、そして九州地区予選では九州福岡専門学校、鹿児島ドリームウェーブを破り、本大会に進出してきた。先の熊本地震の影響もあると思われるが、せっかくの初舞台、臨まれる選手には存分な戦いを見せていただきたい。
▽第二試合 一回戦:WEEDしらおい 対 ゴールデンリバース
WEEDしらおいは北海道のクラブチーム上位に常につき、昨年は都市対抗野球の二次予選にも進出するなど活躍を見せていたが、クラブ野球選手権の出場が8大会ぶりというのは意外。今年はシードだった都市対抗で苦杯をなめたものの、クラブ選手権予選ではウイン北広島、札幌ホーネッツと言った近年の全国経験チームを打ち破り、第一代表として本大会に出場してきた。長い沈黙を打ち破る戦いぶりを見せるか。
ゴールデンリバースは3大会ぶり9回目の出場。ここ2年は東北予選の時期に秋田で豪雨に見舞われ、水害対応で欠場したのではと思われる陣容で不遇を囲っていた。今年は近県のライバルである弘前アレッズに競り勝ち、B-netYAMAGATA戦では「あと1アウト」から逆転をし、9年ぶりの全国大会出場を勝ち取った。もともと秋田県内のクラブチームの中では一歩抜きん出る戦いを見せ、今年の都市対抗では予選形式が変わる中で企業チームと戦う権利を得るなど奮闘を見せ続けている。チームの頑張りに注目したい。
▽第三試合 一回戦:千葉熱血MAKING 対 矢場とんブースターズ
関東地区というよりは千葉県内の戦いの中で埋もれていた印象のある千葉熱血だが、ついにその壁を取っ払い久々の出場を決めた。今回クラブ選手権の県予選ではライバルのハナマウイを破り県予選優勝で関東に進出すると、関東地区ではTOKYOMETS、湘南ひらつかマルユウベースボールクラブとの試合を勝ち抜き本大会出場権を獲得した。長年関東地区の戦いの中で揉まれ続けてきた経験は伊達ではないことを、この本大会という舞台で証明していきたい。
矢場とんブースターズは、このチームを経験した後に王子で活躍しプロ野球に進出した九谷選手の存在で一躍注目されるチームとなった。都市対抗では県予選敗退も、クラブ選手権予選ではBO BLITZと愛知ベースボールクラブに大勝し、東海地区予選では三重高虎とリベンジを図ったBO BLITZを打ち破り代表権を獲得した。特色ある応援団をバックに、先輩に続けと奮闘を見せたい。
◎川崎市等々力球場(8:30開始予定)
▽第一試合 一回戦:東北マークス 対 三菱京都ダイヤフェニックス
長年全国に挑み続ける東北マークスに、地区予選の壁を打ち破ってきた三菱京都が挑む形となる。
東北マークスは6大会連続15回目の出場。昨年大会では大和高田クラブに敗れるするなど、ここ数年の大会では初戦敗退を喫しているだけに、久しぶりの全国勝利を目指しに行く。今年は福島市長旗大会で準優勝。都市対抗こそ組み合わせの運のなさでいきなり日本製紙石巻と当たり敗退したが、クラブ野球選手権では県予選で優勝、東北予選でもくじ運の悪さにぶち当たりながらも、その後水沢駒形、B-netYAMAGATAを破り本大会進出を果たしてきた。長年全国の舞台進出を維持し続けている底力を全国勝利に結びつけたい。
三菱京都ダイヤフェニックスは3大会ぶり2回目の出場。2023年の本大会ではREVENGE99に5対9で敗れているだけに、こちらの目標は全国初勝利。今年の戦績は都市対抗野球県予選で島津製作所に詰め寄るがあと一歩届かず二次予選こそ逃したが、クラブ野球選手権の県予選では優勝を勝ち取り、リーグ戦となった西近畿地区予選では大和高田には敗れたもののOBC高島には勝ち、本大会進出を果たしてきた。元々は企業チームの三菱自動車京都を母体に持つチーム。「ダイヤモンドの底力」にかけての一勝を目指しに行く。
▽第二試合 一回戦:野田サンダース 対 兵庫県警桃太郎
野田サンダースは27大会ぶり3度目の出場となる。今大会参加チームの中では最長ブランクの出場ではあるが、北信越予選で優勝し第1代表としての進出。今大会の予選では県予選で新潟クラブ野球団、佐渡軍団に勝ち、長年新潟のトップを走る新潟コンマーシャル倶楽部にも14対9で勝って二次予選進出。順位決定戦では長野好球倶楽部、上田硬式野球倶楽部に勝ち、本大会出場が決定。県予選での敗戦の借りを返すと意気込む新潟コンマーシャルにも勝ち、北信越優勝も決めた。旗をたたむチームも出てくる新潟県で、長年活動を続けてきた忍耐力の強さを全国の舞台で証明したい。
兵庫県警桃太郎は昨年大会では北海道の岩見沢トッキュウ、岩手の水沢駒形を破り本大会ベスト4。さらに今年の都市対抗野球近畿二次予選では、サムティ、アズミビルダーズといった企業チームを破り、ミキハウスにも3対6と迫る戦いぶりを見せた。クラブ野球選手権予選でもマツゲン箕島に痛恨の敗戦を喫したが、関メディベースボール学院、NSBベースボールクラブに勝ち、本大会出場を決めた。チームの母体が同一職場ということもあり、重ねた連携で今年は決勝進出を狙いたい。
▽第三試合一回戦:小樽野球協会 対 三和テクノイノベーション(拙稿では「三和テクノ」表記)
約1世紀の活動を見せる小樽協会に、昨年結成した新興チームが挑む形となる。
小樽野球協会は1927年創設。社会人野球の本大会出場経験を持つチームで、長年の活動の中でジグザグも見せているが、近年はチーム力強化を目指し準決勝以降に進出するケースも見えている。今年は都市対抗こそいきなり室蘭シャークスと当たり敗戦となったが、クラブ野球選手権では江別ブルーインズ、トランシスを破り、札幌ホーネッツには敗戦を喫したものの、敗者復活戦でウイン北広島、さらには一度敗戦を喫したホーネッツにリベンジを果たし、本大会に出場してきた。「樽協」と呼ばれ地域に愛されたチームが25年ぶり5回目の出場。小樽の野球はここにあるというところを誇示したい。
三和テクノは昨年結成。昨年秋開催の中国・四国クラブ選手権で決勝トーナメントに進出すると、今年は徳山大会で企業チームの熊本ゴールデンラークスに迫る戦いを見せ、クラブ野球選手権では予選トーナメントで岡山備創クラブ、山口防府クラブを破り、代表決定リーグでは島根初出場を狙ったMJG島根、さらには倉敷ピーチジャックスを破り、わずか2年で全国大会出場に漕ぎ着けた。新たな中国王者はどのような戦いを見せるか。
◎宇都宮清原球場(8:30開始予定)
▽第一試合 一回戦:マツゲン箕島 対 全足利クラブ
第1試合の初っ端から決勝戦クラスのカードが組まれるとは予想もしなかった、この日最大の注目カード。
これまで11度の全国優勝を成し遂げてきた全足利クラブは、2大会連続41度目の本大会出場。昨年は千曲川硬式野球クラブには勝つものの、ライバル・大和高田クラブには惜敗と悔しい思いをしてきた。今年の都市対抗野球では県予選でエイジェックに敗れ準優勝。関東予選では茨城トヨペットには勝つも、日本製鉄鹿島、日立製作所には敗戦を喫した。クラブ選手権の栃木県予選では「県大会優勝=即全国大会進出」という条件の中、前評判通りの強さを見せ県大会優勝を果たし全国切符を獲得。12度目の優勝を目指しながらも近畿地区のライバルの壁の厚さにぶち当たっている状況もあるが、それでも今回はホームアドバンテージを十二分に得られる環境。ドーム進出・優勝を目指す。
マツゲン箕島は4大会連続14度目の出場。ここ2回の大会では全国優勝も果たしている強豪チーム。クラブ野球選手権の和歌山・大阪予選をあっさりクリアすると、西近畿予選でもNSBに19対1、兵庫県警桃太郎に継続試合という状態になりながらも12対1で勝ち上がり本大会進出を決定。さらに都市対抗野球近畿予選では、企業チームのミキハウスに6対0、YBSホールディングスにも4対2で勝つなどその力量は確かなものがある。
一方で、昨年クラブ選手権本大会では松山フェニックスやエフコムBCに苦戦、都市対抗野球近畿予選では大和高田クラブに敗戦するなど、標的にされるがゆえの苦しさも体感している。その壁をぶち破っての3連覇を目指しに行く。
▽第二試合 一回戦:鹿沼39 対 FTサンダース
長年の「鹿沼野球」を体現しついに全国大会にたどり着いた鹿沼39と、昨年結成しいきなり本大会に躍り出たFTサンダースとの対戦。
鹿沼39は今年の都市対抗野球県予選準決勝で、長年栃木の野球を引っ張る全足利に3対5と迫る戦いを見せると、クラブ野球選手権ではコットンウェイ硬式野球倶楽部を超え準優勝。関東予選では太田暁硬式野球クラブ(群馬県)を9対1で破り、そして昨年本大会に出場し存在感を見せた全鹿嶋硬式野球クラブを延長11回タイブレークの末に5対4で打ち破り、ついに初の全国舞台にたどり着いた。
これまで鹿沼市の社会人野球といえば、戦後直後の古沢建設から「全鹿沼」が長年活動してきたが、2000年あたりに鹿沼39が結成され、地域に根ざした粘り強い活動で自力をつけ、とうとうここまでたどり着いた。やはり地元開催であり、いいところを見せたい。
一方のFTサンダースは2年連続2回目の出場。昨年は大会初参加となったクラブ野球選手権といきなり県優勝・九州優勝で本大会へ。本大会でも西多摩倶楽部、愛媛県のイワキテックに勝ちベスト4に進出する活躍を見せている。今年の春季大会でも西部ガスに1対0で勝つと、都市対抗野球九州予選では企業チームに2連敗も喫したが、クラブ野球選手権九州予選では沖縄のアーマンズBC、同じ福岡のGENESISに勝ち本大会進出を決定。REXパワーズにも勝ち、2年連続の九州優勝でこの大会に乗り込んできた。
福岡トヨタを母体に強さを見せるこのチームだが、チーム名は「雷(Thunder)」ではなく「ボール3ダース」から取ったという由来を持つチーム。今年は昨年より一歩上を目指しに行く。
…ということで、大会初日の見どころを記してきましたが、今年は大会参加24チームですか。例年より8チーム多くて大会運営も大変だろうなと思いながら様子を見ています。
最初にも書いた通り、本当は俣野公園に行きたかったんですけどね。日程やら体調やら調整をミスってしまってたどり着ける状況ではなくなってしまいました。これもまた「社会人スポーツの醍醐味」ということでご勘弁ください。そして、その仕事・野球・暮らしを等しく行動し続け、このグラウンドに現れる皆様の頑張りを心から願うものです。
なお、この大会は入場料を徴収する大会となりますので(一般入場は800円でしたでしょうか)、これも確認をお願いします。ですので見に行かれる方は今からでもJABAの公式サイトなどを見て状況をご確認の上、ご来場いただければと願うものです。
本日も長くお付き合いいただきありがとうございました。
