MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

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JR東北が東北王座、日本製紙石巻は大逆転で第2代表に:都市対抗野球東北二次予選「第2ラウンド」結果【社会人野球2026】

記述日:6月29日

 都市対抗野球の東北代表2枠を巡る争いは、6月26日・27日に代表決定戦が行われ、タイトルの通りJR東北が第1代表、日本製紙石巻が第2代表に決定。一球速報ホームページや都市対抗野球東北予選のライブ配信を見ての雑感を記します。

▽第1代表決定戦・決勝戦:JR東北 10対1 日本製紙石巻

 近年、全国でも上位の実績を残しているJR東北が、この試合でも日本製紙石巻を圧倒した。初回に3点を先制すると、二回には3安打で2点、三回にも1点を重ねる。中盤の五回には2アウトから3点を奪うなど六回終了時点で10対1とリードを広げた。日本製紙石巻は二回に2安打を放ち1点を返したものの、その後は投手陣が大量失点を喫してしまう。四、六回にはランナーを二塁に置いて反撃を伺ったが、得点には結びつかなかった。

▽第2代表決定四回戦:七十七銀行 7対3 マルハン北日本

 県予選では七十七銀行が6対0で勝利しているカードだが、それを覆そうと丸紅は三回、2番打者の先制本塁打で意気込みを見せた。しかし七十七銀行は三回に5安打を集中させて5得点を挙げ逆転。五回から七回にかけてマルハンがチャンスを作るものの得点には至ず。七十七銀行は八回に連打で2点を追加。九回にマルハンが2点を返したものの、熱意も届かず戦いを終えた。

▽第2代表決定戦:日本製紙石巻 11対9 七十七銀行

 社会人野球の歴史に残る大逆転劇を見せた日本製紙石巻が第2代表の座をもぎ取った。試合前半を支配したのは七十七銀行。二回に4安打で3点、五回にも2長打で3点を挙げ、先発投手も六回裏まで石巻打線を無安打無得点に抑え込んでいた。

 しかし七回に途中出場していたベテラン選手の本塁打をきっかけに、打線が11連続安打を放ち一挙10得点を挙げた。七十七銀行もその後猛追を見せたが、日本製紙石巻は九回表にもこの日2本目となる本塁打でダメ押し。後半、投手陣が踏ん張った日本製紙石巻が執念の第二代表獲得となった。七十七銀行にとっては七回の守備がすべてであった。

 ということで、26日、27日に行われた3試合の結果を記してきました。

 すでに第二代表決定戦の七回表に関しては多くの方が触れられています。そのきっかけとなった本塁打を打ったのは「長年チームを支える外野手」…とは書きましたが元々は捕手だった選手です。外野にコンバートされたのは予想外でしたが、今年は度々リリーフキャッチャー/ゲームチェンジャーとしてプレーをしていました。それにしても、凄まじい攻撃のきっかけを作ってくれたものです。

 七十七銀行は、今年のJABA大会ではディフェンスについて心配されていました。さすがに無安打無得点を進行させていれば……と思いながら途中経過を見ていましたが「野球って怖いね」としか思えない出来事でした。

 JR東北は2年前の都市対抗本大会の準優勝チーム。第一代表決定戦の実況の中では、若手選手を中心に、試され済みの選手が後ろから支えるチームスタイルが紹介されていました。あとは本大会でどこまでやれるかを注目したいところです。マルハン北日本はTDKやトヨタ自動車東日本を打ち破って「あと2勝」まで迫りました。選手個人の由来については元NPB選手以外の認識が薄いのが申し訳ないですが。それでも上り調子の部分は見せてくれました。

 都市対抗野球二次予選は思わぬ形で関わることになりましたが、相変わらず野球に関わる人のものすごい熱意がかき集まった場所にいられたことは、何よりでした。少なくない社会人野球SNS報告者の方に見に来ていただき、最終2日間は羽村亜美さんや、七十七銀行野球部監督を経験された村瀬さん、小河さんの解説で楽しませていただきました。

 社会人野球の継続がオートマチックではなくなってしまい、毎年毎年状況を鑑みて継続するという形で、簡単に「来年も」と言える状況ではありません。ですが、できることならば来年も都市対抗野球を楽しめる状況でいられればと考えています。

 都市対抗野球東北二次予選に関わられた全ての皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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