MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

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釜石野球団奮戦も惜敗、トヨタ、J盛は1勝 都市対抗野球東北予選6月18日の結果と19日の見どころ【社会人野球2026】

 都市対抗野球東北二次予選は6月18日、福島県の県営あづま球場としらさわグリーンパークの2会場で第一代表決定一回戦4試合が行われました。あづま球場分は現地で直接観戦し、しらさわグリーンパーク分は一球速報の情報をもとに雑感を記していきます。

▽第一代表決定一回戦 マルハン北日本 6対0 釜石野球団

 試合は全般的にマルハン北日本のペースで進んだが、釜石野球団はそれを真っ向から受け止め、序盤こそ強度の高い攻撃の前に失点を重ねる場面もあったが、後半は守備陣が堪えコールドゲームは阻止して九回まで戦い抜いた。マルハンは初回に2本の長打を絡めて2点を先制すると、四回にも2長打で2点を追加するなど、四回までに6対0とリードを広げた。釜石守備陣は、強度の高いマルハンの攻撃をファインプレーで食い止める粘りを見せた。マルハンは投手陣が釜石打線を散発の3安打に封じ込め、幸先の良いスタートを切った。

▽第一代表決定一回戦 JR盛岡 7対2 B-net/YAMAGATA

 互角の戦いも予想された試合だが、JR盛岡は一番打者に起用した2WAYプレイヤー(二刀流)候補が先頭打者本塁打を叩き出し、試合の流れを掴む。五回にも4安打を重ねて2点を追加した。B-net/YAMAGATAは六回に長打を起点に2点を返したが、JR盛岡は終盤の攻勢でさらに追加点を挙げ、先発したベテラン左腕が完投勝利を挙げた。B-net/YAMAGATAは先発投手が完投する奮戦したが試合を支配力しきれなかった。

▽第一代表決定一回戦 トヨタ自動車東日本 7対5 エフコムBC

 地元での試合となるエフコムBCは、初回に3得点を集中。その後もチーム屈指の長距離打者による2本塁打で序盤はエフコムBCがトヨタ自動車東日本を圧倒していた。しかしトヨタ自動車東日本は三回から反撃を開始。毎回のようにランナーを進めては的確に点を返す攻撃を繰り返し、七回についに勝ち越した。中盤から登板した近年加入の選手が踏ん張り二回戦へと進出した。

▽第一代表決定一回戦 JR秋田 8対1 弘前アレッズ

 度々練習試合をしている模様も伝わり聞く両チームの対戦。この日はJR秋田がアレッズ先発の本格派投手の立ち上がりを突き、四番打者の長打で2点を先制した。その後は膠着状態が続いたが、JR秋田が六回に突き放すと、八回には3本の三塁打で一気に4点を畳みかけ勝負の流れを大きく傾けた。弘前アレッズは7安打を放ったものの、得点に結び付けられたのは長打の出た六回のみ。勝利に結びつく要素を相手に譲った格好で苦戦を強いられた。

 

 …ということで一回戦に行われた4試合について触れてきました。釜石は都市対抗野球の部分では東北初陣で、これまでのクラブチームレベルでの打球の強さが大企業チームではアップし、その打球の処理に苦戦していた様子が見えましたが、その強さに慣れて以降は粘り強さで決定打は許さず、踏ん張った様子が見えました。

 JR盛岡は、噂には聞いていた2WAYプレーヤー候補の選手の類まれな身体能力をようやくこの目で見ることはできました。なるほど、この選手に期待を感じさせるものがありましたね。一方で同チームとしては唯一20世紀からプレイしていた選手も元気に出場。打球が伸びすぎてセンターライナーになりましたけども、元気な姿を見られてなによりでした。

 トヨタ自動車東日本は先発投手が強力な攻撃にさらされて苦戦を強いられたところを、近年加入の選手が盛り立てる様子に感心するものがありました。打ってもロングヒッターとしての資質を発揮した選手に脱帽です。

 以上、岩手チームの様子を記しました。本当は8チームそれぞれに触れたかったところですが、制作時間の兼ね合いですみません。岩手3チームの雑感にとどめます。19日は第一代表決定二回戦が開催、実績十分のチームが登場します。

◎あづま総合運動公園野球場 10時開始予定

▽第一代表二回戦:七十七銀行 対 トヨタ自動車東日本

 近年東北有数の力は維持しながらも、昨年は都市対抗では代表決定戦で、日本選手権も準決勝で敗退。今年は参加大会で強力な攻撃を見せる場面もあったが、苦戦を強いられる場面が多く、都市対抗の県予選も第県3代表としての東北進出となった。しかしここからが強いのも七十七銀行の特色の一つ。本番に強いチームの底力発揮のために、どのような布陣を組んでくるか。トヨタ東日本は近年加入選手の活躍で初戦を突破してきた。現状、若手と中堅の選手で構成されているトヨタの状況の中で、前回ドーム経験者が引っ張ることができるか。本日屈指の注目カードとなりそう。

▽第一代表二回戦:JR東日本東北 対 JR秋田

 JRダービー。東北は都市対抗本大会準優勝を経験した後もチームの地力は保持。昨年も東北優勝、本大会で1勝。先のJABA東北大会でも準優勝を成し遂げている。県予選でも優勝を決め充実した戦いぶりを見せる東北は抜かりなく一歩目を踏み出したいところだ。一方で秋田はすでに1試合を戦い、随時に見せる爆発力は東北にとっても侮っていい相手ではない。個性豊かな投手陣がどこまでJR東日本東北の攻撃陣に食い込むことができるか注目したい。

◎しらさわグリーンパーク 10時開始予定

▽第一代表二回戦:TDK 対 マルハン北日本

 これまでの実績で優位に立ちそうなのはTDK。昨年は日本選手権、都市対抗の両大会に出場し、今年もJABA大会では東北で準優勝。さらにはNPB・ジャイアンツとの試合を経験し、日本代表歴を持つ投手が引っ張る投手陣を中心に安定した戦いを挑みたい。マルハン北日本は昨日1勝は挙げたが後半の釜石の猛追には苦しめられた。1つの長い戦いを勝ち抜くためにはここから心身ともに体制を立て直すかが問われる一戦となる。こちらも守備陣が鍵を握りそうだ。

▽第一代表二回戦:日本製紙石巻 対 JR盛岡

 一昨年は本大会に進出している日本製紙石巻だが、昨年は代表決定から遠いところでの敗退が続き、苦戦を強いられた。今年はJABA大会は3大会を経験し、県予選は2位での突破。選手の代替わりも進む中で、陣容を整えながら形を作りたい。JR盛岡は昨日、ベテラン投手が意地を見せて完投勝利。打線も可能性を追求した選手起用で活路を見出した。この日は対戦相手の強度がグッと上がるが、その戦いを貫き通すことができるか注目したい。

 

 なお、試合日程に関しては一球速報のページを基にして記しましたが、最終確認はそれぞれのチーム、あるいは公式のサイトでのご確認をお願いします。昨晩は天気が荒れ模様で、昨晩は雷がやたらガラガラとなっていた天気でした。皆様状況いかがでしょうか。観戦の際には雨などが降ったらどうするかなどの段取りもつけながら、東北の社会人野球の熱い戦いを見届けてください。なお入場料、パンフレット代はありますので、そこのところはご注意ください。お付き合いいただきありがとうございました。

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