1️⃣ 都市対抗野球山形県予選は5月23日、鶴岡ドリームスタジアムにてワンデートーナメントとして開催され、東北二次予選に進出するチームが決まりました。一球速報や山形県野球連盟の情報を基に雑感を記します。
▽準決勝 B-net/YAMAGATA 9対3 鶴岡野球ク
初回3安打を放った鶴岡が先制すると、B-net/YAMAGATAも着実に走者を進め、犠牲フライで同点に追いつく。中盤は緊迫した展開となったが、試合の折り返しとなる六回鶴岡がB-netの失策から1点を勝ち越す。しかしB-netはその裏投手交代を機に流れを変え、鶴岡守備陣を攻め立てて一気に4得点。七回にも3点を追加して試合の主導権を完全に掌握した。鶴岡は八、九回に猛追をかけたが、あと一歩届かなかった。
▽準決勝:片山商会BC 8対7 新庄球友クラブ
昨年未勝利に終わった新庄は、先制を許した直後の二回裏6本の長短打を集中させて一気に6点を挙げ試合をひっくり返した。その後は新庄のディフェンスも奮闘したが、終盤に疲労の色が見えたところで片山商会BCの猛攻を受け、逆転を許した。新庄は八回裏に1点を返したものの、後続が続かず惜敗した。
▽決勝戦:B-net/YAMAGATA 13対0 片山商会BC
前年のクラブ選手権県優勝を経て今年は都市対抗も狙った片山商会BCだったが、この大会に照準を定めていたB-netが初回から片山商会の隙を見逃さず二回までに5得点、三回終了時点で10対0と大量リードを奪った。片山商会BCも踏ん張りを見せる場面はあったが、六回裏にB-netが4連打などで3得点を挙げダメ押し。片山商会BCは序盤の猛攻に屈し、得点圏進出も2回のみ、被安打2に封じられる悔しい敗退となった。
2️⃣ 山形県予選について触れてきました。B-netは、限られた公式戦の中で「意識を持って入部してきた選手を最大限活かしたい」という方針で戦ってきた様子が見受けられました。やはり都市対抗という特別な舞台では、チームが持てる最大限の「本気モード」で臨むことになり2試合ともに圧勝という内容でした。片山商会BCも準決勝で終盤の逆転劇を演じて勝ち上がってきただけに勢いはあったはずですが、序盤のB-netの熱い攻撃の前に封じられてしまったという印象です。
新庄球友クラブは惜しい戦いでした。勝てれば一番良かったのでしょうが、できたことを自信に持ち、この後少なくとも二回は行われる公式戦で力を発揮できればと願うばかりです。鶴岡野球クラブは安打数では上回っていただけに、得点に結びつかなかったのが残念です。走塁や返球の精度をどう磨いていくかは全チーム共通の課題ですが、ぜひ追求していっていただければと思います。
3️⃣ 山形県の社会人野球は、今回予選を勝ち抜いたB-net/YAMAGATAが6月19日からの都市対抗野球東北二次予選に進出します。6月に入ると6日にクラブ野球選手権山形県予選、27日に東北クラブカップ山形県予選と重要な大会が控えています。これら2つの大会の結果で、次に進出する大会などが決まるものと思われます。選手・関係者の皆様は非常に多忙な日程かと思いますが、ベストを尽くしてほしいと思います。
4️⃣ 山形県野球連盟の情報を見ていますと、軟式野球でこれまで山形県を支えてきた佐藤病院チームが活動休止となり、硬式の「きらやか銀行野球部」も今年の登録情報で廃部したことが判明しました。長年山形野球を支えてきたチームが歩みを止めるというショックなニュースもありましたが、残されたチームが自分たちが主役であるという自覚で社会人野球を盛り上げていってほしいと強く願います。私自身の家系が山形県だということもあり、つい熱を込めて書かせていただきました。
