社会人野球の都市対抗野球岩手県予選は5月16日、金ケ崎町の森山運動公園野球場(トヨタ東日本スタジアム)と、北上市の江釣子球場(きたかみしんきんボールパーク)を会場に、クラブ予選二回戦・県本予選代表決定戦が行われました。赤崎対MKSIについては現地直接関与、その他の試合は一球速報.comの情報を元に感想を記していきます。
▽クラブ二回戦 MKSIBC 12対1 赤崎野球ク
赤崎野球ク 0000001=1
MKSIBC 131142X=12
ヒット数は赤崎10本に対しMKSI13本と大きな差はなかったが、四球や失策を的確に得点に結びつけたMKSIが12得点を挙げ大勝し、県本予選進出を決めた。赤崎は選手の集合に苦労し、先発に投手としては未調整の選手を上げざるを得なかった。二回には不運も重なって5安打集中で3点を失うと、中盤五回には4四球2失策がそのまま失点に繋がるなど、ペースをMKSIに明け渡す格好となった。
チャンスを確実に活かしたMKSIは、投げても今季の主力投手をはじめ、昨年は登板機会の少なかった主軸投手への継投で勝ち切った。赤崎は初回に満塁の好機を作ったが活かせず、その後も毎回のように走者を出し五回に2人、六、七回には満塁のチャンスを作ったものの、七回の犠牲フライによる1点のみに抑え込まれ、昨年のリベンジはならなかった。
▽クラブ二回戦 盛岡球友倶 10対5 オール江刺
昨年の実績からクラブ予選内シードとして二回戦からの登場となったオール江刺だが、福島市長杯で結果を出している盛岡球友倶が2度のビッグイニングで突き放し本予選進出を決めた。盛岡球友倶は初回に4点。オール江刺は三・四回で3点を返し追いすがったが、直後の四回裏に五点を奪われ突き放された。オール江刺は中盤以降も得点を返したが、被安打18、2度の大量失点が響き、無念の敗退を喫した。
▽クラブ二回戦 盛友クラブ 13対1 宮古倶楽部
一回戦でイニング11得点という爆発力を見せて勝ち上がった宮古はその勢いのまま盛友に立ち向かった。しかし盛友は三回までに3得点、四回表には一挙7点を挙げて試合の主導権を握るとその後も攻撃の手を緩めず、終わってみれば13得点の圧勝。宮古は三回裏に1点を返したものの、その後の追撃が及ばず予選敗退となった。
▽クラブ二回戦 久慈クラブ 10対3 遠野クラブ
初戦の打撃戦を制して勝ち上がった遠野クラブだったが、久慈クラブが序盤から猛攻を見せた。久慈は三回までに毎回3得点を挙げ9対0と大きくリード。中盤、遠野も踏ん張りを見せて3点を返したが、七回裏に久慈が1点を加えサヨナラコールド勝ちを収めた。遠野としては序盤の失点に悔い。攻撃ももう一押しが欲しかった。
…以上の通り4試合の寸評を見てきました。
赤崎野球クラブについては詳細を記した通りですが、試合前の段階で相当厳しい布陣を敷かざるを得ず、非常時には18年ぶりに出場する選手を起用せざるを得ないという状況になっていました。それでも試合が始まれば一定の見せ場は作っていましたし、先発投手も野球選手としての体を作るのに苦労しながらマウンドで奮闘を見せてくれましたが、残念ながら現在地における取り組みの量で上回っていた相手に対しては厳しい結果とならざるを得ませんでした。
最近、選手たちには「欲を出していけ」と声をかけています。私自身の人生の中で欲に釣られてずっこける人を多く見てきたため、あまり「欲」という言葉にポジティブな印象を持っていませんでしたが、「上手くなりたい」「良いプレーをしたい」という欲は持ってもいいのではないかと思い、最近はこのような声掛けを。きっかけさえ掴めればそれなりの戦いができるチームであることは知っていますから、2週間後の大会でそれがどういう形で発揮されるか、引き続き応援してまいります。
他のチームに目を向けると…昨年未勝利だった宮古や遠野は二回戦では厳しい結果となっての敗戦となりました。それでも初戦で「勝った」という事実が、それまでの鬱積を晴らすものになったのではないかと思っています。彼らの今後の歩みにも注目していきたいところです。
そして、オール江刺ですが盛岡球友倶の勢いに飲み込まれた格好になりました。意識の高さは変わっていないとしても相手が瞬時に吐き出してきた強い意気込みに弾かれる場面が見られました。今後の大会でどのような振る舞いを見せてくれるか、こちらも注目していきましょう。
この2週間の戦いを経て5月22日(金)から行われる県本予選一回戦の組み合わせは以下の通りとなりました。
◎花巻市民球場(花巻市営JALスタジアム)
9:00開始予定
▽第一試合:盛岡球友倶 対 JR盛岡
▽第二試合:釜石野球団 対 盛友クラブ
◎金ケ崎町森山運動公園野球場(トヨタ東日本スタジアム)
9:00開始予定
▽第一試合:久慈クラブ 対 水沢駒形倶
▽第二試合:トヨタ自動車東日本 対 MKSIBC
見どころに関する記事は大会前日あたりにアップできればと考えています。今回の記事もお付き合いいただき、ありがとうございました。
