MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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弘前アレッズが連続優勝!都市対抗野球青森県予選 5月17日結果【社会人野球2026】

1️⃣ 社会人野球の都市対抗野球一次予選は各地で行われており、東北地域では5月の大型連休明けから各県で二次予選進出チームが続々と決まっています。青森県では5月17日、スコアボードの修繕が完了した岩木山総合公園野球場(弘前市)に弘前アレッズ、全弘前倶楽部、キングブリザードの3チームが集結し、総当たりによるリーグ戦が行われました。今回も一球速報.comの情報を元に、試合の感想を記していきます。

▽第一試合 全弘前倶楽部 4対1 キングブリザード

 昨年は全弘前に勝つ場面もあったキングブリザード。今戦もヒット9本を放って食い下がりましたが、あと一本が出ずなかなか得点に結びつけられず。対する全弘前は終盤の七・八回の攻撃でそれぞれ2点を奪い逆転に成功。先発投手がしっかりと試合を作って完投した。リードしたキングブリザードだったが全弘前の終盤の攻勢をかわし切れなかった。

▽第二試合 弘前アレッズ 11対1 キングブリザード

 キングブリザードは、かつて全弘前時代にダブルエースの活躍を見せていた投手を先発マウンドに送ったが、アレッズ打線がこれを攻略。三回までに5点を挙げると、四回には一挙6点を奪って完全に試合の流れを掌握。アレッズ先発の若手投手は好投を見せ、最後はエースへの継投で危なげなく勝ち切った。キングブリザードは序盤の失点を止められず、この時点で予選敗退が決定。

▽第三試合 弘前アレッズ 15対1 全弘前倶楽部

 応援団も球場に繰り出し、激しい熱戦が期待された「弘前ダービー」。試合の主導権を握ったのは弘前アレッズ。四回までに6点を重ねると五回には一挙七点を奪うビッグイニング。全弘前も六回に1点を返して意地を見せたが、二回以降猛攻を仕掛けた弘前アレッズが15点を挙げる圧倒的展開。見事に青森県予選での連続優勝を果たしました。

2️⃣ 以上の3試合の結果、弘前アレッズが今年も優勝を果たし6月下旬に行われる都市対抗野球東北二次予選への進出を決めました。アレッズにとってはこの後全日本クラブ野球選手権でも青森代表にもなれば、2週間余りの間に大きな大会が連続する過酷なスケジュールとなります。当然、より上の舞台を目指すのであれば相応の選手層の厚さが必要。この日登板した4投手がその中軸になっていくのではないかと見ています。かつて拙稿で「東北のクラブチームで大谷翔平に一番近い男」と評した創成期からの選手が、この日は野手に専念していましたが、それでも長い月日を野球に尽力してくださっていることには本当に頭が下がる思いです。

 「長い年月、尽力している」といえば、キングブリザードの先発投手には驚かされました。もう18年も前になりますか、全日本クラブ野球選手権の予選で赤崎野球クと渡り合ったピッチャーがマウンドに復帰。「まだこれだけ頑張れる力を残していた」と感心しました。私よりも7歳年上の方ががこれだけマウンドで奮闘している姿を見せられたら、私自身も老け込んでなんかいられないなと刺激を受けた一幕でした。

 そして全弘前倶楽部について。弘前アレッズとの「弘前ダービー」だけでなく、キングブリザードも五所川原市のチームですから、「オラホ(俺たち)の街の選手」という親しみを持って注目していた方も多かったと思います。結果は今年も残念ながら2位・予選敗退となってしまいましたが、昨年敗戦を喫していたキングブリザードにはリベンジを果たすことができました。一矢報いる戦いを見せたと思っています。

3️⃣ このように、出場した3チームの選手の皆さんの踏ん張りには本当に頭が下がりますが、これも(残念かつ申し訳ありませんが)毎年書いているように、「青森市や八戸市など他自治体からの新たなチャレンジ(新規参入チーム)が欲しい」というのも、私の一つの本音です。それを実行に移すためには、それぞれ最初の「きっかけ」が必要になってくるのでしょう。

 今年、山林火災に見舞われた岩手県の大槌町は1985年から26年間にわたり、硬式の社会人野球チームを持っていた町でした。1985年から1998年までは「大槌球友」、2000年から2011年までは「大槌倶楽部」が活動。その結成当初の地元新聞を以前読んだのですが、地元の町野球協会が先頭に立って、硬式チームの設立に向けて奔走・尽力したという記述がありました。やはり、誰かが先頭に立って行動を起こさなければ、物事は動き始めないのだと痛感させられています。

 かつて活動していた三菱製紙八戸・八戸市水道局や自衛隊青森、オール青森クラブなど旗をたたんだチームの「痛み」があるかと思いますが、そこを越えてまた新しい空気が巻き起こってほしいと願ってやみません。多くのチームが切磋琢磨して戦えば、その中で野球を楽しむ機運や文化が自ずと育まれていくはずです。「どなたか、名乗りを上げてくれないか」という思いがずっと胸にあります。私自身は、祖父が青森出身というだけの人間なのですが、一応は青森に縁がある身として思いを込めて記事を書き続けています。

 まずは2025年の青森県の社会人野球シーズンが無事に始まりました。これからも皆様の頑張りに注目し、応援してまいります。本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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