MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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決勝進出は大和高田とマツゲン箕島-クラブ野球選手権、15日の試合結果と16日の見どころ/福岡県クラブチームの足跡【社会人野球2025】

1️⃣ クラブ野球選手権 大会三日目

 昨日の記事でも書きましたが今日は休日だったんですね。愛媛県松山市坊ちゃんスタジアムでクラブ野球選手権の準決勝が行われました。一球速報ホームページを元に感想を記していきます。

▽準決勝 マツゲン箕島 7対2 県警桃太郎

 西近畿同地区対決。ここまで苦杯を喫してきた県警桃太郎が大舞台での下剋上を狙ったが、箕島の力量が勝り決勝進出。

 先制したのは三回2アウトから適時打で2点叩き出した県警桃太郎。しかし箕島は四回に反撃を開始すると、五回には相手ミスに付け込んで一気に逆転。終盤にも3点を加点した。県警桃太郎は四回の好機を逃すと、以降は箕島守備陣に圧される格好となった。

▽準決勝 大和高田ク 7対0 FTサンダース

 九州地区予選から連勝街道、本大会も2試合勝ち抜いてきたFTサンダースだがこの日は大和高田クラブの経験・実力に圧されることになった。大和高田は二回に先制。その後前半五回までは1対0と競った展開となったが、六回裏に大和高田が2点本塁打で加点すると、七回には2適時打、八回にはサヨナラコールドに持ち込んだ。FTサンダースは攻撃でも4安打に抑えられ、チーム創設初敗戦と相成った。

 

 今回は数々の実力派チームが出てきていますが、その中で2勝し準決勝まで勝ち上がってきたのが長年全国まであと一歩の位置にいることの多かった県警桃太郎に、今シーズン結成の新星FTサンダース。この両者は大会に新しい風を吹き込んだ、ということでチーム単位での敢闘賞受賞となりました。

 今回決勝に進出した大和高田、マツゲン箕島はチームの強力さとそれを支えるしっかりした体制があり、それを他のチームが追いつくというのは簡単なものではありません。が、こうして一つ一つ足跡を刻むことで、このカテゴリの底上げというかそういうものはなされるものではないでしょうか。愛媛県2チームの初戦突破もそうですし、かつてはクラブ選手権予選参加チームのなかった九州地区が高いレベルで存在感を示すようになったというのも色々な変化があってのものなので、これからも継続的に取り組みを続けて欲しいです。

 では17日の決勝戦の見所。

坊っちゃんスタジアム 10時開始予定

▽決勝戦 マツゲン箕島対大和高田クラブ

 近畿クラブ「宿命の対決」ともいえる対戦。昨年優勝のマツゲン箕島が近年の実績・勢いは上回ってるものと見るが、大和高田クラブも本来企業チームしか出られない大会に出場するなどその実績は折り紙付き。後はどちらが試合の~底流でもいい~ペースを握るかのを注目したい。

 なお、試合の模様はJABAYouTubeチャンネルで見られますのでご注目ください。

 

2️⃣ 福岡県クラブチームの足跡

① 1940~70年代の歩み。

 試合数の多かった一回戦、二回戦と比べて記事の量が減る終盤に特集記事を作っています。今回は福岡県のクラブチームについて。思い立って1日でできる限りの記述をしていきます。

 本文にも書きましたが、1976年に始まったクラブ野球選手権、当初は「東高西低」状態で、中国四国九州地区は事実上山口県チームと徳島県チームの持ち回りという状態で進んできました。他に沖縄県のオール那覇がありましたが、日本復帰間もなくで多くの大会に参加できる状況でもなかったことから、九州地区は長らく空白状態。1990年代後半に長崎・佐世保にチームができ、オール那覇琉球銀行クラブが中国・四国・九州予選に参加。

 で、福岡県のクラブチームの歩みを1946年以降で話します。

 戦後直後から福岡県の社会人野球は多くのチームが参加しますが、そのほとんどは企業・職域チーム。オール田川、オール久留米・久留米体協、福岡クラブ、小倉クラブ、京都クラブが参加しますが、そのチームのほとんどは1950年代あたりで歩みを止めることとなります。

 1950年に設立された八幡クラブは、八幡製鉄のOBチームとして長年北九州地区予選で奮闘。1960年あたりにチーム縮小の浮き目に合いますが、北九州地区で活動を止めた企業チームの受け皿として存在したのが洞海クラブ。1965年から5年間同チーム名→71、72年は菱成クラブとして活動した後に活動を終了します。この他に1957年に行橋クラブ、1970、71年に北九州クラブが参加しています。

 

② 縮小傾向に一石投じたDTJ福岡結成→再拡大の道

 その後、九州地区の社会人野球はだいたい15チームぐらいで形成。しかし1980年代の中盤に国鉄→JRチームの統合・活動終了チームの続出で一気に10チーム程度にまで落ち込みます。「沖縄県の社会人野球の火を消さない」目的のオール那覇琉球銀行クラブ以外のクラブチームは入る余地がなかったのですが、佐世保ドリームスターズに次いで福岡県で変化を生じさせたのは2001年7月30日に登録したDTJ福岡です。

 同チームは2005年シーズンから福岡ベースボールクラブと改称し、先達の琉球銀行クラブ、佐世保ドリームスターズが活動を終えたいま九州地区で一番長いクラブチームの歴史を誇っています。

 2005年に「NPB球界危機打開」や欽ちゃん球団結成によるクラブチーム設立ラッシュの中で作られたチームが福岡オーシャンズ9、嘉麻市バーニングヒーローズ、北九州市民クラブ。当初目立ったのは香川伸行氏や森口博子氏が尽力した美咲ブラッサムズ(オーシャンズ9当初名称)でしたが、2000年代後半に活躍を見せたのは北九州市民クラブ。2006年に結成されると、2008年にはクラブ野球選手権九州地区代表に。本大会ではOBC高島、水沢駒形を破り、茨城ゴールデンゴールズに敗れはしたもののベスト8に進出しました。翌2009年にも本大会に進出しましたがこの時は水沢駒形に前年のリベンジを食らいます。

 また、嘉麻市バーニングヒーローズは全国大会の戦績こそありませんが、確固した哲学を持ったチーム形成・発信で存在感を見せているチームです。

 

③ 再び拡大路線に─福岡のクラブ野球

 2010年代は鹿児島や沖縄のチームにクラブ野球選手権本大会進出を譲りますが継続的に活動すると「後続」が。

 2010年代後半に企業チーム登録沖データ学院のセカンドチームとしてCKGアカデミーが2018年から活動開始。後援体制の充実したREXパワーズと福岡シーレックスが2019年から活動を開始します。2020年代に入ってからも拡大傾向は続き、ARC九州とジェネシスの2チームが2023年より加盟。NPB著名選手~ぶっちゃけARCの伊東勤さん~の助力などもあり、福岡のクラブ野球界はより活発化する傾向が見えました。

 入る人あれば出る人も…で、準備期間置いて結成したシーレックスが数年で活動を断念、長く野球の場を支えた福岡オーシャンズ9が2024年シーズン限りで福岡ベースボールクラブと合併し活動を終了しました。こうして紡いできた歴史の中で、福岡トヨタ勤務者で形成するFTサンダースが結成され、このような活躍を見せました。ホームページなどを見てきましたが、サンダースの名称は…雷ではなくて「ボール3ダース」のサンダース!ま、いつか新潟の野田サンダースとの試合見たいですね(すっとぼけ)。この後、どういう形でチームが進んでいくかは分かりませんが、いずれこの1歩目を地歩にチーム文化を作っていただければな思うものです。

 

④ 終わりに。

 急ごしらえですが、こういう形で福岡県のクラブチームついて触れてきました。何分着目の度合いが薄いこともあり、更に九州地区の大会戦績は反映せずこの程度の記述しかできなかったことをお詫びします。

 それでもクラブチーム文化0からここまで作り上げてきた福岡県社会人野球の皆様の尽力には頭が下がる思い。野球のある光景がこれからも続くように願ってこの一文を閉じます。

 おつきあいいただきありがとうございました。

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