社会人野球の東北連盟会長大会クラブの部岩手県予選は、9月6、7日に一関市の花泉運動公園、東山球場、大東野球場の3会場で一回戦2試合、二回戦8試合、三回戦4試合が行われました。大多数は一球速報、赤崎野球クラブ試合に関しては直接見た部分で雑感を記していきます。
尚、今回の記事からテキスト読み上げ対応としてこれまでスコアを「●─●」と罫線で示していた部分を「●対●」として記述します。まずは9月6日の一回戦2試合、二回戦6試合の結果からです。
▽一回戦 住田硬式ク 3対1 花巻硬友倶
試合序盤は両チームスコアが動かずにゼロ行進。六回に試合が動き住田が2点を先制。このまま住田のペースで進むかと思った八回に花巻が1点返したが、住田は九回にダメ押し。そのまま花巻を圧し切り二回戦進出した。
▽一回戦 赤崎野球ク 12対4 オール不来方
不来方 0010120=4
赤崎ク 401241A=12
赤崎が常時攻撃力で先手をとり、反撃の機会をうかがう不来方を押し切って二回戦に進出した。赤崎は初回クリーンアップトリオの3連続長打も含めた打者一巡の攻撃で4点を奪取。その後小刻みに点を加えると、終盤には新人選手の犠飛、主将の本塁打など更にに5点をあげ不来方を突き放した。投手陣も2投手が奮闘。
不来方は中盤に4点を重ね追いあげる姿勢を見せたが、要所を赤崎守備陣のファインプレーに阻まれ追撃機を阻まれたのが響いた。
▽二回戦 黒陵クラブ 19対0 遠野クラブ
長打力を増した黒陵クラブの攻撃陣が力量を発揮。中盤に18得点を重ね、遠野クラブ投手陣を攻略した。初回に黒陵が先制するも前半は膠着状態。四回裏に黒陵が6点を奪うと、五回に3点、六回には9点を奪い試合の流れを決した。遠野は攻撃陣も無得点に終わったことが悔やまれる試合となった。
▽二回戦 水沢駒形倶 10対1 高田クラブ
この後全国大会を控える駒形がどのような戦いを見せるか注目されたが、先発にエースを起用し強い意気込みで試合を展開。高田の本格派投手から四回に5点を奪うと、四回、六回にも2点ずつ奪いコールド圏内に。高田は七回に反撃し1点を返したが駒形に届かず七回で敗れ去った。
▽二回戦 一戸桜陵ク 9対2 釜石野球団
今シーズン、三陸沿岸大会準優勝、クラブ選手権でも県準優勝と波に乗り、優勝も目論んだ釜石だったが、中盤に一戸攻撃陣に引き離され予想外のコールド敗退と相成った。序盤は互角の試合展開だったもののその後一戸が攻勢。釜石打線も封じ切った。
▽二回戦 オール江刺 17対5 MKSIBC
試合序盤から厚みのある攻撃を展開した江刺が二回まで7点を奪うと、五、八回にダメ押ししコールド。に持っていった。MKSIBCは小刻みに反撃を重ねたが、序盤と八回の猛攻に泣いた。
▽二回戦 雫石クラブ 10対9 盛岡球友倶
今シーズン、都市対抗でJR盛岡に善戦するなど存在感を見せていた盛球だったが、雫石は三回までに10得点の猛攻。特に三回の6点は強力なダメージを盛球に与えた。盛球は小刻みに点を返し、八回には1点差まで詰めたが、雫石守備陣が踏ん張った。
▽二回戦 一関BBC 11対2 宮古倶楽部
試合序盤は両者無得点。このまま投手戦で試合が進むかと思われた四回に一関が先制すると、五回に4点、六回に6点をあげ宮古を一気に突き放した。宮古は六回に2点を返したが、その裏の大量失点が響いた。
大会初日の部分では…赤崎クラブは後ほど別に原稿をつくりますが、この後にビッグマッチを控える水沢駒形倶は高田の主戦を打ち込みコールド、交流戦を控えるオール江刺も厚みのある攻撃を展開しMKSIに大勝という結果となりました。一方で今シーズン上位進出で存在感を見せていた釜石野球団や盛岡球友倶が、今季序盤敗退と苦しんでいた一戸桜陵、雫石クラブに敗退したことは大きなトピックだったものと思われます。
続いて9月7日に行われた二回戦2試合と三回戦4試合の結果です。
▽二回戦 久慈クラブ 16対9 赤崎野球ク
赤崎野球ク 2034000=9
久慈クラブ 2350033=16
試合は中盤まで猛烈な打撃で展開していたが、主力捕手を欠いた赤崎は無理な陣容を迫られ、正位置でプレーできていた久慈クラブとの力量差が現れ、コールドゲームに追いやられた。
赤崎はこの日、先発に社会人2回目登板の選手をあてたが三回までに10失点。攻撃陣は粘り、四回に満塁本塁打が飛び出し1点差まで食らいつき、四回から登板した投手が巧みな投球で相手打線をかわすが2巡目に捉えられた。七回には約2年ぶりに登板できる状況になった投手がマウンドに立ったがエラーも重なり一気にコールドを持っていかれた。
久慈は試合を通じて赤崎投手の制球難にも助けられたが15安打16点。五回から登板した投手が無失点&本塁打と投打に活躍し勝ち上がった。
▽二回戦 住田硬式ク 7対4 盛友クラブ
住田は序盤の攻勢で盛友に先手。その後中盤は膠着状態に陥るが、最後九回に2点あげダメ押し。盛友は四回まで4点を返し1点差まで詰めよったが、そこから次の一手が出ない間に住田にダメ押されたのが響いた。
▽三回戦 オール江刺 9対2 一戸桜陵ク
前日は釜石に勝ち、今夏クラブカップ進出決定戦で破れている江刺にリベンジを目論んだ一戸だが、三回までに3失点を食らうと五回に4失点で差をつけられる。一戸攻撃陣は六回に2点を返し反撃したが、江刺は攻勢を止めず、七回にサヨナラコールドにして一戸を返り討ちにした。
▽三回戦 水沢駒形倶 4対0 雫石クラブ
これまでの実績から駒形優位と見る人が多かったものの、ふたを開ければ雫石が善戦奮闘。駒形は三回に1点を先制したが、雫石守備陣はここで大きく崩されなかった。最終的に七、八回に3点を加えた駒形が勝ち星をあげたが、右本格派投手を中心にした雫石クラブの奮戦は印象に残った。
▽三回戦 住田硬式ク 8対4 一関BBC
終盤に1点を勝ち越した一関がそのまま勝利を掴むかと思われたが、住田が九回に大逆襲。一気に5点をあげ逆転した。試合前半はは両チームの取り合い。一関は七回に1点をリードしたが、最終回に捕まったのが惜しまれた。
▽三回戦 黒陵クラブ 4対2 久慈クラブ
初回両者1点ずつ奪い合いそのまま接戦になるかと思われたが、黒陵は四回に勝ち越し。黒陵の優位なまま試合を折り返し、久慈は後半に1点返したが、黒陵投手陣が踏ん張り勝ち上がった。久慈は八回に1点を返したが、追いきれなかった。
初日に番狂わせと思われる試合が続出。その影響かこの日は隙間を塗って勝ち上がったチームの存在感を見せる試合を展開。特に雫石が駒形にどこまで迫れるか注目しました。試合序盤の2イニング程度見ることができましたが、駒形相手にも締まった試合を展開。「できることはきちんとした」成果は、駒形にも太刀打ちできることを証明しました。また、今年は序盤敗退が多く苦しんでいた住田も九回の大攻勢を地元一関を破り準決勝進出。ここ数年苦戦が続いていた黒陵は戦い方が固まったのが好影響を与えたのか今シーズン存在感を見せていた久慈に競り勝つという成果を見せています。
3年もすれば状況が変わるクラブチームの野球。強さを維持するというのは大変なもので、長年東北レベルでそれを実践している水沢駒形はすごいの一言につきますが、それでもこうやってチーム状態としての強弱を繰り返しながら活動を継続し、勝機ををつかみに来た雫石や黒陵の取り組みもまた注目されていいものかと思います。
この後は大会日程が空きまして、2週間後の9月20日に前沢いきいきスポーツランドで準決勝・決勝戦が行われます。寸前になったら記事を出す予定です。大会に臨まれた皆様お疲れ様でした。
