都市対抗野球二次東北予選は4日間のインターバルを経て27日から第2クールが始まります。第2クールは仙台市民球場のみの開催。第2クール初日の6月27日は第二代表決定トーナメント三回戦からスタートします。以下見どころを記していきます。
◎仙台市民球場 10時開始予定
JR盛岡は初日に今年から実戦参加したマルハンに1対3と惜敗したが、敗者復活戦に回って以降はトヨタ自東を破ったエフコムに3対2、山形代表のB-net/YAMAGATAに4対1とそれぞれ勝負強さを見せて勝ち上がってきた。場慣れしはじめた投手陣が才能を発揮しつつあるが、強豪企業にどこまで通用するかがカギ。日本製紙石巻はシードチームとして登場。二回戦で水沢駒形に終盤の集中打と合わせて10対2で勝ち抜くが、準決勝ではTDKの序盤の攻勢に反撃できず0対2で敗れ敗者復活戦に回ってきた。2年連続代表を目指すには再スタートをきれいに切りたい。投手力をどのように発揮するかを注目したい。
ここ5年の加入選手も多くなって“再起動”し始めているトヨタだが、今大会は初戦で全国大会準優勝経験とはいえクラブチームのエフコムに不覚を取る苦いスタート。しかしその後は新興マルハンに6対2、県内ライバルの水沢駒形に7対2といいペースで勝ち上がってきている。資質ある投手陣が「左のエースの勝てる投球」を身につけ、打線で“返す人”が自信を持てばより上を目指せるか。七十七銀行はニ回戦から登場。エフコムに終盤突き放し勝ち上がるが、JR東北には中盤継続的に失点を奪われ敗退。昨年あと一歩まで詰めたものの全国に届かなかった悔しさをモチベーションに戦うが、スケールアップは求められる。試合の中でその宿題を消化したい。
…ということで、見どころを述べてきました。そういえば都市対抗の予選がいま東京とか東海、近畿で行われていますが、社会人野球のSNS情報発信者で面白い図表を作ってる方がいるんですね。要は都市対抗そのチームのそれまでの戦績と都市対抗出場の可能性を示したパーセンテージ(戦力分析でなく、単純な可能性)を一緒に合わせた図表。私はその原理・方程式を知らないものでその形での図表を作ることができません。星取表は作れるのであとで用意してみます。
勝ち残ったのはフルタイム勤務チームが1つ(JR盛岡)、野球活動に融通利かせてくれるチームが5つ。クラブチームは残念ながら第1クールで全チームが敗退となっています。まあこの4日間のインターバル、どう過ごすかというのも勝負のカギ。この間に調子良くなったり、あるいは過ごし方がまずければその逆というのもありえるわけで、「普段どういう日々を過ごしたか」を凝縮したものが出ると言いますが、その通りどのチームも試されていると思います。今日グラウンドでどういう立ち振る舞いを見せるか注目します。
私はどうにも行くのが厳しく、かろうじて可能性残るとすれば金曜日でしたがどうやら不可能に。仕方ないので指を咥えながら東京ドーム行きを目指す選手たちの姿を動画で見届けることにします。奮闘を願います。