MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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トヨタ自東中心にシードチームの戦跡─都市対抗野球岩手予選第三週を前に【社会人野球2025】

数年前まで使用されていた日立市民球場

 都市対抗野球岩手県予選はいよいよ東北へ進出する3チームを決める県本予選がはじまります。その紹介記事は明日アップするとして、今日はここまでトヨタ自動車東日本が参加してきた3大会についての雑感を書きます。情報基は一球速報速報(baseball.omyutech.com)より。

1️⃣ 東北社会人・大学野球対抗戦

 3月後半に東北地域の社会人・大学の強豪チームが対戦。トヨタ自動車東日本は3月30日に東日本国際大学南東北大学連盟)と対戦しました。

トヨタ自東 3─2 東日本国際大

 トヨタはニ回までに3得点を上げリードすると、その後は両チーム点を許さない守備戦となったが、東日本国際大が九回裏一気に猛追。しかしあと1点を許さずトヨタが逃げ切った。

2️⃣ 日立市長杯大会は3敗。

 続いては4月中旬に行われた日立市長杯大会。地元の日本製鉄鹿島、JR東海ENEOSと対戦しました。

▽4月17日常陸大宮 トヨタ自東 2─6 日本製鉄鹿島

 日本製鉄鹿島は二回に先制。トヨタは三回表に2点を返し逆転するが、日鉄鹿島がすかさず再逆転。五回裏にも追加点を奪われたトヨタは中盤以降の反撃が利かず初戦を落とした。

▽4月18日ひたちなか トヨタ自東 3─12 JR東海

 初回2点を先制されたトヨタ、三回表に奪われた7失点が大きなダメージになり、その後も追加点を許し0対12で迎えた六回裏に1点、七回裏にも2点を返してコールド阻止を狙ったがあと一歩届かなかった。

▽4月19日日立製作所G トヨタ自東 2─3 ENEOS

 神奈川の名門ENEOSとの対戦、序盤は両者無得点。ENEOSは中盤に3点をあげペースを握ったかに見えたが、トヨタは余分な失点はこらえ、九回に内野ゴロと代打選手の適時打で2点を返したがあと一歩届かず予選敗退となった。

 大会は地元の日立製作所が決勝進出も優勝はSUBARU。異例のクラブチーム参戦大和高田クは2勝もSUBARUに惜敗、日本製紙石巻は2引き分け1敗でした。文中「日立製作所グラウンド」記述がありますが、そこらの自治体立野球場より設備が整ってますよ。

3️⃣ 東北大会は1勝2敗。

 その後大型連休時は各地強豪と腕試しをしてきた様子はトヨタ自東のSNSにも書かれていました。そして、5月9日JABA東北大会(support仙台ターミナルビル)が行われます。対戦相手は三菱重工EAST、TDK、北海道ガスの3チームです。

▽5月9日・仙台 トヨタ自東 2─3 三菱重工EAST

 前年の都市対抗野球優勝チームとの対戦となったトヨタだが臆せず戦い、三回までに本塁打などで2点先制。しかし三菱重工が三回に同点に追いつくと、その後トヨタエースが踏ん張りを見せたものの六回裏に勝ち越しを許し、その後の反攻も利かず惜敗と相なった。

▽5月11日・石巻 トヨタ自東 1─3 TDK

 同じ東北地域のライバルTDKとの対戦。三、四回に3点を奪われ先制を許す。トヨタは五回裏に1点を返すが、TDKの継投策の前に反撃機を作ることができなかった。

・5月13日 トヨタ自東 4─3 北海道ガス

 JABA地方大会ではここまで1勝7敗と苦戦を強いられてきたトヨタだが、この試合は北海道ガスと取って取られての鍔迫り合い。五回に一度勝ち越すが、六回表に同点にされ、そのままタイブレークになるかと思われた九回にトヨタがサヨナラ勝ちを収めた。攻撃陣の6長打が成長の軌跡と見ていいだろう。

 他東北勢は▽JR東北0勝3敗▽日本製紙石巻1引き分け2敗▽七十七銀行2勝1引き分けで決勝トーナメント準決勝敗退▽TDK3勝→決勝トーナメント準決勝敗退。会社所在地は地元のバイタルネット(新潟)を破り、ヤマハが優勝しました。

4️⃣ JR、駒形も積極活動中

 …ということで、ここまで記載してこなかった3大会をまとめてみました。ここに紹介している日立、東北大会は「優勝すれば日本選手権出場」で、各チームとも相応の意識を持って試合に臨んできます。そういう中で3月に行われたスポニチ大会と合わせれば2勝7敗という結果。

 一度東京ドームに進出したチームではありますが、この7年間の間に本大会に進出した選手の大多数は卒業。コロナの影響で選手のに大きな負担がかかり、わずか数年で卒業する選手も。昨年冬はピッチャーキャプテンを務めた選手、社会人野球日本代表に選ばれた選手、プロ進出候補と目されたスピードボーラー、そしてチームを東京ドームに連れて行った名捕手が卒業し、代わりに数人の選手が入部。この大会で複数ホームランを放つなど存在感を見せた若手選手もいます。果たしてどういう光景を見せてくれるのか、当然対戦するからには…ですが、楽しみに見届けます。

 そして、他の2チーム。JR盛岡はInstagramを見てると大学チームを中心に胸を貸している場面も多く見ます。なかなか東北地区にはセカンダリー大会─昔の青森市長旗とか関東地区でいう足利市長杯のような大会─がないのですが、それでも実戦重ねて都市対抗を迎えようとしていますし、水沢駒形も練習試合はもとより早朝練習も行い、腕を磨いて都市対抗本線に臨もうとしています。

 明日は寸前特集をアップします。お付き合いいただきありがとうございました。

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