1️⃣ 本項では都市対抗野球一次山形予選に関しての記述を行います。当初5月10日に行われる予定でしたが、グラウンド状態不良のため延期。5月11日に山形県第2球場で行われました。一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)を基に記述します。
▽一回戦 B-net/YAMAGATA11─0 片山商会BC
ここ数年山形のトップを走るB-net/YAMAGATAに勢いに乗ったら爆発力のある片山がぶつかる試合、序盤4イニングは両チームともに0得点と鍔迫り合いを演じたが、B-netが五回に2点先制すると七回に3点、八回には6点をあげビッグイニングを形成し片山商会を突き放した。片山商会は試合を通じて攻撃陣が援護しきれなかった。
なお、この試合は片山商会の「新たな人生の道を歩み出す」選手が引退・「壮行」登板。1イニング0点に抑え花道を飾りました。
▽一回戦 鶴岡野球ク 14─9 新庄球友ク
長く山形社会人野球を支える両チームの対戦は鶴岡が常時先手を握る試合展開を見せ、新庄の激しい追撃をかわし決勝進出を決めた。初回ニ点を先制した新庄だが、鶴岡は二回までに7得点。新庄は四、五回に計6点を返し8対8と追いついたが、鶴岡が終盤に5得点をあげ突き放した。
▽決勝戦 B-net/YAMAGATA11─4 鶴岡野球ク
B-netが序盤に強力な攻撃力を見せ先手を取るとその勢いのまま試合を推移させ、最終的にはコールドで決着。3年連続の優勝を成し遂げた。鶴岡は三~五回に4点を上げ追い詰めるかに見えたが、七回裏の4失点が致命傷となり7年ぶりの東北行きは叶わなかった。
2️⃣ …ということでB-net/YAMAGATAの優勝となったわけです。よく「きらやか銀行の後継的なチーム」とも言われますが、「山形の硬式野球に挑もうとする若い人へ道を切り用意する」というのがB-netのスタンスで、それをきらやか銀行野球部経験者が支えるというのが実際と見ています。試合経過に出ている選手名がきらやか銀行経験者だけでないというのも一つの証明でしょう。
どうしても企業チームという後援の強いチームとはまた別なやり方で行われているので、きらやか銀行時代のようには行かないのかもしれませんが、それでも意思を持った取り組みはいずれ壁に穴を開けてくれるものだということを信じるし、期待するものです。
鶴岡は文中にも書いた通り7年ぶりの東北なるかとも期待されたのですが、B-netの攻勢を止めきれなかったのが残念でした。新庄球友クも昨年は苦杯を喫しただけに久しぶりの勝利かと思われたのですが無念。片山商会は不安視された選手集合がどうだったのかな、と思いましたがどうでしたでしょうか。今回引退・勇退となった選手に関しては去年一関大会で言葉を交わしました。新天地で是非納得のいく人生を歩んでいただければ、とエールを送ります。
3️⃣ 社会人野球SNS記録者のあきたよしみさんが3年連続で山形県予選を見に行ってました。あきたさんのXポスト(https://x.com/KingTower1972)もご覧いただければと思います。青森県予選を見に行っていたHNさん共々かつてのTogether(要は電子切り抜き)のようにできればいいんですけど、私のパソコン機能が限界でそれができないのが申し訳ないところです。
去年はB-net/YAMAGATAが企業チームのトヨタ自動車東日本を破る成果をあげました。「地元の野球人が各地強豪に立ち向かう」姿は野球のみならず、その地域に居る人の心を高ぶらせ、盛り上げるものです。都市対抗野球戦線での活躍を期待します。
PS なお、山形県社会人野球に感しては下記のような記事を書いてますので、お時間ありましたらご覧いただければと思います。この項もお付き合いいただきましてありがとうございました。