別記事でB-net/YAMAGATAの福島市長旗参加を記しました(二回戦で大崎トリプルクラウンに8対9で敗退)。かつてはきらやか銀行がJABA東北大会あるいは新潟大会に参加して、熱量を高めてていったという歴史があります。今はそれがB-net/YAMAGATAの福島市長旗大会参加と、いうことになるのでしょうね。ただ、他のチームも練習試合など調整を進めてる様子はSNSで記載されていいます。一球速報ホームページで山形県予選の模様が記されていたので、その記事を基に紹介と雑観を述べていきます。
◎5月10日(土)山形県第2球場
9時開始予定
▽一回戦 片山商会BC ─B-net/YAMAGATA
▽一回戦 新庄球友ク ─ 鶴岡野球ク
▽決勝戦
山形県はワンデートーナメントで開催。開催球場が山形県第2球場オンリーには驚きました。かつては「メインは県営を使うけど時間短縮のために第2球場も使った」ことはありましたが、全部第2球場というのは初めての模様です。山形市内には別にプロも使える市営球場もできましたが…やはり5月は公式戦重なる時期なのかな、と思わされます。ただ、観客席は確かないはず。見学する人は準備が必要になります。「山形県第二球場」の画像検索をして状況つかんだ上でご対処をお願いします。
青森県記述にならってこちらも2024年成績を記していきます。
▽B-net/YAMAGATA 7勝6敗
・都市対抗野球県予選優勝→東北予選第2代表ニ回戦、クラブ野球選手権県予選優勝→東北予選敗者復活代表決定戦敗退、東北クラブカップ県予選準優勝、東北連盟会長大会本大会一回戦
▽鶴岡野球クラブ 4勝4敗
・都市対抗野球県予選一回戦、クラブ野球選手権県予選一回戦、東北クラブカップ県予選優勝→本大会3位→北海道東北クラブ交流大会一回戦
▽片山商会BC 3勝3敗
・都市対抗野球県予選準優勝、クラブ野球選手権県予選準優勝、一関市長旗大会ニ回戦、東北クラブカップ県予選は欠場。
▽新庄球友クラブ 0勝4敗
・都市対抗野球県予選一回戦、クラブ野球選手権予選一回戦、東北クラブカップ県予選3位
という結果となりました。山形県内の戦いで抜けているのはB-net/YAMAGATA…と思いきや、昨年は東北クラブカップの県予選で敗退を喫しました。ただ、それでも山形は「これからの山形野球人をしっかり育てる」という意味合いで勝負と育成を見据えた戦いをしているように見えます。それをきらやか銀行野球部経験者が腹を決めて取り組んでいる様子も。それですぐ結果が出るというのも厳しく、両東北予選ではあと一歩及ばずという結果でしたが、目線を切らずに伸びてほしいと願っています。
鶴岡は東北クラブカップ戦線で県予選優勝をするばかりか、東北でも3位に食い込んで「東北越え」を果たしました。今年は久しぶりの「都市対抗での東北」をにらむ年とも言えるのではないでしょうか。片山商会は「(外から見て)楽しくそして強く」というチームスタイルを実行に移し公式戦3勝。勢いに乗ったらすごいというのは、“食らった”人間なのでよくよく分かります。今大会は選手集合に難儀してるとInstagramに書かれていますが、それを超えていい試合できればと願います。
最後に、昨年は苦杯のみを喫した新庄ではありますが、それでも意気が下がる様子というのは見えないです。内陸北部唯一のチームということもあり、かつて全国に出ていたメンバーも健在。地域の野球人の後押しをしている様子もあり、その熱意を結果に結べればと願ってます。
山形の野球カレンダーというのもなかなか独自のものもあり、県内の試合は主要大会の県予選で全てとなる様子がずっと続いていますが、それでも関わる人たちの熱意で何とか山形の野球を盛り上げて、と願っております。