MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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「社会人野球岩手県チーム所属の日本代表選出選手」は71年前にも存在してました。

 しばらく前の記事で、トヨタ自動車東日本在籍(2024年度勇退)の望月直也さんが第1号ではないか、という記事を書きましたが、新しい事実を認識したので紹介します。

 先日、古本屋で買うことのできた「韓国野球の源流 玄界灘のフィールドオブドリームス(大島裕史さん著)」を読んでいたところ、1954年に行われたアジア野球選手権の日本代表選手の中に富士鉄釜石─現社名日本製鉄─の小武方信一投手の名前がありました。

 小武方さんは1952年に岩手高校から富士鉄釜石に入社。1954年都市対抗野球本大会では準決勝進出に貢献し、1955年に南海ホークスに入団しますが1956or57年のシーズン途中に退団。帰郷後に岩手高校OBチームの石桜クラブに加わり、社会人野球県大会に野手として出場している様子を新聞記事で見ましたが、その後大きく目立つところで名前を見る部分はなく。それでも全国4強に進ませた力投で岩手野球の一時代を築いたことには違いありません。2009年6月2日に人生を全うしました。

 ということで…「岩手県社会人野球チーム所属の日本代表」第1号は小武方さん、ということになるのでしょうか。それ以外では1934年全日本に参画した久慈次郎さんがいますが、所属チームは北海道・函館太洋倶。他のケースがないか細かいところまで調べきれていませんが、ひとまず小武方さんの件のみ報告しておきます。

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