社会人野球に関する記述復活しています。今回取り上げるのは9月29日に弘前はるか夢球場で行われた第9回北海道・東北地区クラブ交流大会の2日目の様子です。1日目部分は記事を書けましたが、このあたりから仕事が急に乗り始め、記述がままならなくなった状況がありました。情報元は一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)より。
▽準決勝 ウイン北広島5-3 弘前アレッズ
地元かつこの日登場する唯一の東北チームとして意地を見せたかった弘前アレッズは初回に先制するも、北広島は二回に同点に追いつくと、三回には4点をあげ逆転。アレッズは四回表に4安打で2点を返し追いすがるが北広島の小刻みな継投の前に目先をかわされ悔しい敗退となった。
▽準決勝 トランシス 9-2 WEEDしらおい
北海道クラブ選手権ではしらおいが大勝した対戦カードだったが、この日はトランシスが六回に集中攻撃を見せ5得点あげコールド勝ちを収めた。WEEDしらおいは二回に1度は逆転としたが、三回に再逆転を許し、六回の大量失点で試合の流れを決定づけられた。
北海道クラブ選手権で優勝した北広島は初回に先制。トランシスは三回に同点に追いつくと、五回に逆転したが、北広島は五回裏に2アウト1、3塁から本塁打で3点をあげ一気に逆転。トランシスは七回に2アウトから適時打を放ち詰めよったがあと一歩届かなかった。
この大会は2017年から北海道新幹線開業を記念して、クラブチームの他地区との対戦機会を増やそうというのを目的として始まった大会です。ただ、出場対象チームが北海道側は道内区内トップクラスのチームなのに対して、東北側はクラブ選手権の県予選で敗退を喫し、セカンドチャンスの大会(東北クラブカップ)で上位に進出したチームが出場するという形となっているので、どうしても東北側のチームが「分が悪い」状態にあることが多いです。それでもせっかくの他県強豪との対戦だからと万難を廃して出場し爪痕を刻み、翌年以降の公式戦でその成果を表す立ち振る舞いを見せている様子は、野球の底上げになっているのかな、と思っております。
もちろん北海道側のチームとしても北海道を背負った戦いというのができる大会ですし、各地でクラブチームが増えている状況を踏まえると、それぞれの地域の野球の活性化には結んでるのかなと思ったりします。
なかなか東北から北海道に行くというのも大変で、その大変さから棄権を選択するチームがあるのも実情ですが、多くのチームが挑んでもらいたい大会です。尚、北海道の社会人野球記述者がこの大会を厚く扱っていただきました。ありがとうございました。