10月5日から開幕する北上市長杯は北上市の江釣子球場、西和賀町の錦秋湖スタジアムの2会場で行われます。大会は1997年から始まった大会で、内陸部クラブチームの振興を目的として開催。当初は春に開催していましたが、2000年あたりから秋季開催に移行し現在に至ります。今年は宮城から2チーム、秋田からも1チーム、そして岩手沿岸地区から2チームが参加し、そのいずれのチームもこの大会を機にステップアップを狙っていく様相で試合が行われます。以下に見どころを記していきます。
▽一回戦 黒陵クラブ-秋田GLANZ
黒陵は今シーズン2試合を経験。クラブ選手権では競り合いを見せたら東北連盟会長岩手予選ではMKSIBCに突き放され勝利には届かなかった。地元高校チームなどとも練習試合を組み実践は積んでいるだけに地元開催で1勝あげることができるか。秋田GLANZは今年5大会を経験。クラブ選秋田予選では決勝に進出するも東北行きを逃し、魁星旗大会ではTDKに不戦勝をするなどトピックを作るも秋田BBCに敗退。今年最後の大会をいい形で締めたい。
▽二回戦 久慈クラブ-青葉クラブ
久慈クは岩手県内での戦いこそ納得いくものではなかったが、代表決定戦を経て出場した東北CCでは同県対決を制し3位に食い込むと、北海道東北クラブ交流大会ではWEEDしらおいに集中打で突き放されこそしたが手応えも感じた。1年目いっぱい戦った成果を見せることができるか。青葉クラブはここまで3大会を経験。都市対抗ではいきなり今年度本大会準優勝チームのJR東北と対戦し大敗を喫するも、その後のクラブ選ではTFUクラブに、宮城県協会長大会ではハクサンに食らいついた。今年最後の大会で1勝なるか。
▽二回戦 矢巾硬式ク-第1試合勝者
前年度優勝チーム矢巾の今シーズンは、クラブ選県予選で1勝をあげたものの知事費大会で赤崎に集中打をくらい、東北連盟会長大会県予選でも高田と競ったもののサヨナラ負けを喫している。苦い思い出のままでを終わるわけにはいかない。第1試合勝者は戦う状態をキープしたまま試合に臨みたいところだ。
▽一回戦 北上REDS-盛岡球友俱
北上は今シーズン2試合を経験。都市対抗県予選では選手陣容を揃えるのに苦戦し久慈クラブに大敗、クラブ選岩手予選では宮古倶楽部相手に序盤の打ち合いを制されその後守備陣が踏ん張ったが勝星に届かなかった。負けっぱなしで終わるわけにいかないと地元で意地見せるか。盛球は都市対抗県予選では気仙勢に2連勝しトヨタにも見所を作る戦いをしたが、その後の参加2大会では釜石野球団、オール江刺の爆発力に圧された格好となった。3年前大会準優勝チームの力意地を見せるか。
▽二回戦 遠野クラブ-赤崎野球ク
遠野は都市対抗県予選では1勝するも江刺に敗退。クラブ選では雫石クに、東北連盟大会岩手予選では一戸にそれぞれ敗退を喫した。垣間見える新戦力の躍動を見せに行きたい。赤崎クは今シーズン4大会を経験も、勝星は県知事旗大会であげた1勝のみ。都市対抗以外は見せどころは作ったが、結果につなげられない悔しさをこの大会で晴らし行きたいところだ。主力投手の補助に見通しを立てていきたい。
▽二回戦 大崎トリプルクラウン-第1試合勝者
この大会参加チームの中で一番躍進を見せている。東北クラブカップで東北レベル大会初優勝を成し遂げると、北海道東北交流大会ではトランシスに敗れたものの延長八回まで持ち込む激戦も見せた。その合間に行われた宮城協会長大会ではTFUクに勝ち、東北マークスにも4対5と競ったその地力を発揮したい。
5日午前3時に制作しています。天気予報見損ねましたが星空はなし、と。ここ数日は曇天模様になったりして気温もすっかり低くなりました。体調管理などはほんにお気をつけて。そして球場の近隣には買い物できる場所がないので、球場に来る途中での商店を探していただいて-特に西和賀町の場合、西和賀町に入ってからのコンビニはありませんので、計画的に装備を備えていただいてご覧いただければと思っております。参加される皆様の健闘を願い、項を終わります。