今週末は日本選手権も含めて興味ある行事がいくつもありましたが、体調が戻らずそのいずれも欠席というにしてしまいました。この日本選手権に関して言えば、今日みたいな結果を見せつけられると「行ける状態にしてれば」ら、と思うものありますが仕方ないですね。
９月７日に行われた日本選手権東北最終予選一回戦２試合の様子を一球速報ホームページからの情報を元に感想を記します。
▽一回戦 JR秋田 ２－１ JR盛岡
JR支社チーム同士の対決は攻守それぞれわずかに上回ったら秋田がJR盛岡の攻勢を抑え準決勝に進出した。初回JR秋田が犠牲フライで先制。五回に盛岡が適時打で追いついたが、七回にそれまで奮闘していた投手の暴投で勝ち越しを許してしまった。盛岡先発投手は今シーズンかけての成長を証明するピッチングを見せ、打線も安打数は上回ったものの宿題も残した敗戦となった。
▽一回戦 トヨタ自東 ５－３ JR東北
元々の地力に都市対抗優勝準優勝という実績も積み重ねたJR東北だったが、今年前半期の苦戦を払拭せんとするトヨタの意気込みが上回りアップセットを成した。トヨタは二、三回に適時打で１点ずつをあげ、その後長く前線を張っている左腕投手が力投。ＪＲ東北は八回に追いついたが、その裏にトヨタが二死満塁から走者一掃の長打が飛び出して大きく勝ち越し。JR東北は九回二死から１点を返したが後手に回りトヨタの意気込みに押される格好となった。
まず第１試合。オーダー表を見ると「JR盛岡といえば◯◯だ」という選手が２人欠場していました。おそらくその選手が「仕事のため欠場」だと思います。正直「飛車角抜きでどう戦う」という言葉が頭に浮かびましたが、それでもこの日先発した大船渡出身の投手を中心に奮闘を見せた。今日出たメンバーの大体は発展途上の選手なだけに、大舞台の立ち振る舞いを顧みて、この後もう一つ、二つある公式戦で生かしていただければ、と思うところです。JR秋田は投手陣の強化も謳われていましたが、それとともにチームとしての粘り腰が出てきたのかなと見ています。
続いて第２試合。これは本当に…全国的に見ても一番びっくりの結果だったと思います。片や都市対抗準優勝、片やその東北予選で１勝もできず敗退という実績を見ると、予想はどうしてもJR東北に傾きそうなのですが、夏の間に対戦相手がどうであれ「こうすれば試合に勝てる」という形を思い出した。都市対抗の時期は野球の試合に臨むにあたって大変な状況だったと推測されるだけにそれを超えてきた戦いぶりは見事でした。
JR東北に関して。油断というわけではないでしょうけども、この試合に関しては後手に回ってしまったのかなと驚きの結果でありました。再挑戦を期すのみです。
９月８日に行われる準決勝２試合は下記の通りです。
◎仙台市民球場 10時開始予定
▽準決勝 七十七銀行－JR秋田
七十七銀行は先の都市対抗東北予選、いい見せどころは作ったが最後の最後に石巻に打ち破られた悔しさは忘れていない。数人選出された補強選手たちがチームにどう還元していくか。JR秋田は初戦の粘り腰が全国大会進出経験チームにも通用するか。新たなステップを踏むためにこの試合をしっかり戦いたい。
トヨタ自東は引き続き都市対抗野球本大会出場チームと対戦する。近年加入選手の登板が予測されるが、初日の年長者投手の力投から何かを感じ取って対峙していきたい。打線は勝負強さを発揮を。日本製紙石巻は様々なストーリー・感動を起こした先の都市対抗からこの大会までにどういうどう調子を整えてきたか。ＪＲの二の舞は阻止。
試合情報はJABA宮城県連盟のTwitterなどをご覧いただければと思います。蒸し暑い季節ですが戦われる皆様の奮闘を願うものです。おつきあいいただきありがとうございました。
