社会人野球の東北クラブカップ大会は24日、青森県の弘前はるか夢球場で一回戦4試合が行われました。この大会は7イニング制で行われていたので、4試合が終わっても夕方6時前…という感じで進行していました。一球速報ホームページ(baseball.omyutech.com)の情報を元に感想を記してまいります。
▽一回戦 鶴岡野球ク 1-0 ALL北嶺
23年クラブ野球選手権でも対峙した両チーム。試合は両チーム投手陣が力投、相手に得点を許さないまま迎えた七回表に鶴岡が1点を先制。切り札投手投入で勝利を探り寄せたかった北嶺だが1点に泣いた。鶴岡が準決勝進出。
▽一回戦 久慈クラブ 7-5 キングブリザード
前試合とは打って変わって激しい点の奪い合いは、特に終盤二転三転に。最後に勝負強さを見せた久慈が勝ち越して準決勝に進出した。試合序盤リードしたのは久慈。しかしキングブリザードが三、五回の攻撃で同点に追いつくと、以降は久慈の加点→キングが追いつく鍔迫り合い。ブリザードは「もう一息」がほしかった。
久しぶりの東北舞台に意気込む由利本荘は試合序盤先手をつかみリードをする。しかし大崎は試合を壊さずついていくと、終盤六、七回にあげた得点で逆転サヨナラ勝ちを収めた。由利本荘は「もう一押し」がほしかった。
▽一回戦 盛友クラブ 8-0 FKC
得意の爆発力をどちらが発揮するかに注目が集まったが、発揮したのは盛友。初回一気に6点をあげ試合の流れを握ると、六回にダメ押しの2点を追加。2投手の継投で逃げ切った。FKCは序盤にペースを持っていかれたのが惜しまれた。
今年は何かにつけ旅費に悩まされる状況ですし、それ以前にコロナ感染明けということで現地に赴くことを諦めましたが、4試合それぞれに見どころをもった試合でした。今大会は3位を決める試合まで行われるので、25日も4試合が行われます。
◎はるか夢球場 8時30分開始予定
▽準決勝 鶴岡野球ク-久慈クラブ
前日はディフェンスに強さを見せ準決勝に進出してきた鶴岡と攻撃力を見せて勝ち上がってきた久慈の対照的な両者の対決となる。10年前は東日本CC本大会進出をかけて戦った。10年を経ての因縁も含めて注目したい。
▽準決勝 大崎トリプルクラウン-盛友クラブ
初戦は競り合いを制しサヨナラ勝ちを収めた勝負強さを持つ大崎と、初回の猛攻で試合のペースを一気に握った盛友との対戦。どちらが自分の得意パターンに持ち込むか、投手起用も含めて注目していきたい。
▽決勝戦 準決勝勝者チーム同士の対戦となります。
▽3位決定戦 準決勝敗者チーム同士の対戦。この後に行われる北海道東北クラブ交流大会の3番目の進出権利をかけた試合となります。
もう一週間経つとクラブ野球選手権の本大会となります。だけども一つのルートの戦いの決着&より上位の大会の進出をかけた熱い戦いがこの通り行われているので、ご近隣の方々には直接、それ以外でも是非この試合に注目いただければと願うものです。