MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

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山形、駒形破り初勝利!―都市対抗野球東北予選、3日結果と5日見所【2023社会人野球】

※4日試合は3日時点で中止、5日への延期が決まっていました。一部記述を修正します。

 都市対抗野球東北二次予選は6月3日、秋田県の県営こまち球場、八橋球場2会場で開幕しました。JABAホームページ(jaba.or.jp)あるいは一球速報ページ(https://baseball.omyutech.com/) 情報を元に雑感を記していきます。なお、みどころのカード、会場時間の最終確認も一球速報で
▽第1T一回戦 トヨタ自東 10―4 エフコムBC
 福島王者のエフコムが初回に先制するも、トヨタは二回に3点、三回に2点を奪い逆転。エフコムが五回に2点差まで詰めたが、五回以降トヨタは毎回得点の攻撃で突き放し二回戦進出。エフコムは五回以降のディフェンスで足止めを図りたかった。
▽第1T一回戦 弘前アレッズ 5―2 能代松陵ク
 安打数は9本対8本で張り合ったが、得点力と東北地区での経験に長けたアレッズが期を点に変え初戦突破。五回の3得点が効いた。初挑戦能代は0―5の五回裏からに1点、八回にも1点を返したが、ペースを奪い返せず敗者復活戦に回った。
▽第1T一回戦 JR盛岡  9―1 オールいわき
 今シーズン、先制攻撃で活路を見出しているJR盛岡、この日も二回までに4得点をあげペースを握ると五回、八回にも複数得点を上げ、機先を制した勢いままに勝ち抜いた。オールいわきは初回に1点返したが、以降の反撃をJR盛岡若手投手陣に封じられた。
▽第1T一回戦 B-net/山形 6―3 水沢駒形倶
 駒形が三回に先制したが、山形は四回に4点をあげ逆転。“次の1点をどちらがあげるか”という展開になったが、六回に1点をあげた山形が以降の駒形の反撃をかわし東北大会初勝利。駒形は四回の4失点が響いた格好となった。
 
 岩手県2チームと青森、山形チームが二回戦勝ち上がり。新チーム結成で注目された山形は実力派チーム水沢駒形に勝つことでここから先の対企業戦に向けて気勢を上げた格好となりました。JR盛岡はこれまで成長途上だった若手投手陣が東北舞台で1試合を作ったということが成果となりましょう。アレッズ、トヨタも対企業戦に向けて助走をつける感じの一勝になったものと思われます。
 初挑戦の能代は後半粘りましたが、都市対抗という舞台は初参加で簡単に結果を出せるものでないことを思い知らされたものと見ます(じゃあ山形は何なんだ)エフコム、いわきの福島2チーム、駒形と共に再起を期します。
 では日曜日・6月4日に行われる第1代表トーナメント二回戦の見どころは以下の通りです。

《県立こまち》10時開始予定
▽第1T二回戦 日本製紙石巻―JR盛岡
 日本製紙石巻は今シーズン日本選手権対象2大会出場。日立大会では予選リーグ3勝し準決勝進出。東北大会では強豪に惜敗し1勝2敗。都市対抗県予選は大崎トリプルクラウンに大勝、七十七銀行に競り勝つもJR東北には完敗を喫した。昨年は第一代表決定戦に進出もTDKに敗戦、一度勝っているJR東北に破れ代表権を逃しているだけに、勝負強さを身につけて今年こそ打破したい。
 JR盛岡は若手投手陣で1試合をまかなったことをチーム全体の自信に。何よりも主戦クラスの投手を万全の状態でぶつけられることも大きい。攻撃陣がどれだけ粘り強く石巻投手陣に食らいつけるか。
▽第1T二回戦 TDK   ― B-net/山形
 今シーズンは3月のスポニチ大会を始め、ここまで6大会を消化。日本選手権対象大会では4勝1分7敗と苦戦を強いられてもいるが、秋田県内での強さは変わらず春季大会優勝、都市対抗県予選でも3試合を危なげなく勝ち抜き優勝をなしている。昨年はJR盛岡に大勝すると、七十七銀行日本製紙石巻にも勝ち東北王座に。プロ注目のドラフト候補や日本代表経験した好投手の存在で全国屈指の陣容とも目されるが1試合試合を慎重に戦いたい。
 B-net/山形は東北デビューを勝利で飾った次の試合が東北王座との対戦。前所属チームで対戦したこともある選手も多いが、変わった環境をどのように消化して試合に臨むか、その立ち振る舞いに注目したい。
《八橋球場》10時開始予定
▽第1T二回戦 JR東北  ― トヨタ自動車東日本
 JR東北は日本選手権大賞大会2大会出場。静岡大会、東北大会ともに2勝1敗(予選リーグ敗退)も勝てている流れを都市対抗予選にも持ち込み、HOKUTOに大勝、東北マークスにも集中打で勝ち、日本製紙石巻にも終盤の集中得点で突き放し県優勝を成し遂げた。前年大会、第1代表トーナメントでは準決勝で敗れるもそこからきら銀、七十七銀に勝ち、日本製紙石巻にリベンジを果たし本大会出場。勝負強さを発揮し続けられるか注目したい。
 トヨタ自動車東日本は東北5強といわれるチームの中で唯一の一回戦スタートとなったが、好スタートを切ることができた。1試合多く経験していることをプラスに変えて5年ぶりの東京ドームを目指してぶつかりたい。
▽第1T二回戦 七十七銀行 ― 弘前アレッズ
 日本選手権対象大会には長野、東北の2大会出場。長野大会では3敗、東北大会では1勝2敗。都市対抗予選で払拭したかったが、TFUクに8―1で勝ったものの日本製紙石巻に終盤突き放され、3位決定戦でマークスに勝ち東北進出を決めた。ここ数年、主要大会予選での勝負強さを見せてきたが、去年は準決勝進出もTDK、JR東北に連敗を喫するなど苦しい場面も見せた。今年はどう戦うか注目したい。
 弘前アレッズはもうひと押しも欲しかったが、一勝という形をあげることができた。試合巧者チームを相手に自分のペースを組み立てて攻勢をかけていけるか。対戦相手の格が上がるだけにギアも上げて挑みたい。
 台風2号が思った以上に威力が強く、金曜日の試合は中止・延期となりました。その中で各チームとも試合に臨む環境を立て直して臨んだものと思われます。社会人野球の選手が集合しやすいのは日曜日ですし、お客様が多く見に来る割合が多いのも日曜日です。多くの人の目がある中でどういうプレーを見せるか、各選手の奮闘に期待します。
(5日追加記述) 文頭にも記しましたが、3日時点で延期が決まっていたようです。度重なる延期で、特にクラブチームは陣容を揃えるのに大変なことと思いますが、万難を排して試合に臨める体制を作っていただければと願います。
 今日も長くお付き合いいただきありがとうございました。
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