MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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釜石野球団が優勝。7月4日開催の三陸沿岸クラブ大会結果【2021社会人野球】

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 遅れていた社会人野球記事・三陸沿岸クラブ大会の結果を記します。7月4日に宮古総合運動公園で行われた同大会決勝トーナメントには、3日のリーグ戦を突破した釜石、久慈、高田、宮古が出場。ワンデートーナメントで2代目王者を目指しての試合が行われます。試合結果は日本野球連盟・JABAHP(www.jaba.or.jp)を元に記します。

▽準決勝 釜石野球団 20―1 宮古倶楽部
 前日、予選リーグ2試合とも二桁得点の釜石は、この日も序盤から攻撃力を発揮。四回までに3度のビッグイニングを形成、長打11本の猛打で前日に続いて宮古を圧倒した。宮古は三回に1点を返したが、エースも打ち込まれ、なす術がなかった。
▽準決勝 久慈クラブ 8―1 高田クラブ
 前日はスコアレスドローで終わった両チームだが、この日は久慈が早めに打って出て初回に3得点。高田は五回に1点を返すが、久慈はその後小刻みに点を重ね、終わってみれば八回コールドで決勝進出。高田は連戦の疲労がたたったか。
▽決勝戦 釜石野球団 13―7 久慈クラブ
 3試合44得点の攻撃力を見ている釜石が、この試合も序盤から攻勢敵に出るも、久慈は打ち負けずに七回までに7―8と1点差に詰めるが、釜石がその後七、八回で5得点をあげ連覇を成し遂げた。

 さて。優勝するには2日連続で2試合を戦わなければならない形式となりました。それを制したのは釜石野球団。4試合で57得点と完全に波に乗った時の攻撃力はなかなか抑えられるものでありません。私の勝手な推測ですが、堅実性を重視する選手と強い力で攻撃力を発揮するタイプの選手と特徴と役割がはっきりしていて、それが噛み合って高い得点力を見せた、という印象があります。
 準優勝の久慈クラブ。実は近年加入選手がまとまって出ている試合を直接見ていません。去年のクラブ選手権は自分の試合以外はあまり見られなかったし、クラブ選手権の東北予選は入場禁止でしょ。だから全国大会に進出するまでになったチームというのはまだ未見。それでも「勝ち上がる」という行為が単発で終わっていない。去年のクラブ選、今春の東北予選、そしてこの大会と。さすがに先月の県クラブ選手権はきつかったでしょうが、だんだん強さの地固めが始まってるのかな、というふうに見ています。
 高田クラブは初日、住田に勝って、久慈とはスコアレスドロー。近年、苦戦する場面を目にしていますが、初日に関してはポテンシャル発揮できたかな、と見ています。後は選手の集合とか継続性とかというのに現れてくれば、手強いライバルになるには十分と。宮古はここ数年選手の異動が激しく、万全の体制で試合に臨むという部分で大変さが見えていますが、二日間3試合戦った経験を糧に。
 初日敗退の2チームのうち、住田硬式ク。6月の大会でケガした選手がどうなったのか不安は持ちますが、それ以上に注目されるとそれ相応に相手も構えてきます。それさどう向き合うか、というのがだんだん問われてくると思います。赤崎野球クラブについては後で単独で記事を起こします。

 今年はオリンピックを原因とした変則日程が響き、秋のクラブチームの公式戦がないという状況。その中でこういう濃い大会・試合がなされたのは今後につながる経験になったと思います。
 野球を続けるということが、コロナ感染だったり、あるいは東日本大震災で起きた影響もあり、簡単ではありませんが、なんとか地域の硬式野球をする場所を残し、それがまた野球を通じた盛り上がりにつながると思います。活動するチームの頑張りを願い項を終わります。
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