▽二回戦 全足利クラブ2―0 マツゲン箕島
東西の横綱と目されるチームの対決は息詰まる投手戦となったが、三回にあげた2点を守りきった全足利が準決勝進出。箕島も反撃を期したが、点を奪うことができず連覇を逃した。
▽二回戦 ハナマウイ 14―7 シンバネット
中盤に逆転し行けるかと思わせたシンバネットだが、ハナマウイが文字通り倍返しの攻撃を食らわせ、終わってみれば予想外の八回コールドで準決勝進出を果たした。シンバネットは六回までに5―1とリードしたが、二度のイニング6失点に耐えられなかった。
▽TOKYO METS 6―5 兵庫県警桃太郎
メッツはこの試合から実戦。追いつ追われつのゲームは4―4のまま延長戦。タイブレーク十回は県警桃太郎が1点先行したが、METSがその裏に2点あげ逆転サヨナラ勝ち!クラブ選手権実戦初勝利をあげた。
▽準決勝 全足利クラブ13―2 ハナマウイ
昨年秋の大会で全足利に敗れているハナマウイはリベンジを狙ったが、全足利は三回までに8―0とリード。ハナマウイは三回に2点返したが、全足利はその後も手を緩めず、終わってみれば七回コールド。先達の意地を見せた。
▽準決勝 千曲川野球ク11―4 TOKYO METS
1試合勝ち上がり意気上がるTOKYO METSだったが、千曲川に四回まで0―5とリードを許す。四回裏に2点を返したが千曲川はここでも「次の1点」を先に奪い勢いをつけ、コールドゲームに持ち込んだ。しかし独創的な取り組みでここまできたMETSの奮闘にも敬意。
それを奪ったのは…全足利。千曲川は九回に1点を奪い、あと一歩まで詰めたが惜しくも及ばず 。全足利は2004年以来17年ぶりの優勝を果たし、日本選手権進出を決めた。
以下、箇条書きで雑感を。
1)大和高田クの辞退や東北チームの苦戦などコロナ禍の環境下、予選を通じて「野球をやること 」そのものが大変だというのを感じさせられました。一方で、情報の発達によってベンチ入りメンバーまで紹介される…というのは土曜日にも記しましたが、決勝戦の全足利、千曲川とも20人以上がベンチ入り。ほんに、各所の理解を得て参加されていたんだなというのも感じました。
2)クラブチームの試合では公式戦でもダブルヘッダーがつきもの。それはどのチームもわかっていて対応されていますが、対戦相手のレベルが上がる中でそれを為していくのは大変なことです。
準決勝まで勝ち上がったハナマウイ、TOKYO METSは今回が初めてのクラブカテゴリ全国舞台。勝ち進むとおぼえる壁を経験し、もうひとつの初出場シンバネットアーマンズも含め、「チームの野球文化」を発展させて欲しいと願います。
3)ひる翻って、岩手の部分では…今週末に企業2チームは日本選手権東北最終予選、クラブチームは岩手県クラブ選手権大会が行われます。残念ながら福高クラブと赤崎野球クは欠場となりますが、参加される皆様の健闘を願います。あと、なるだけ早く紹介記事書くように努めます。
おつき合いいただきありがとうございました。
全足利の皆様、
優勝おめでとうございます。
日本選手権の奮闘を!