※昨日は初日の日程をまちがえてしまいました(訂正済み)。大会は29日から始まります。また、今記事は27日の記述で、28日午後発表の大和高田クラブ辞退は反映していません。
岩手県内陸部は夕方から雨が降り続けています。岐阜県はどうかなと天気予報サイト覗いてみたら、明日28日は曇り空、明後日29日は晴れ間が見えるという予報になっていました。ただ、29日は第1試合の試合開始が7時30分予定ということもあり、野球をするには寒いかなという天気で始まり、その後の気温上昇が見込まれるので、体調調整お気をつけいただければと思います。
では昨日書ききれなかった項目をいくつか。
2.岩手王者として臨む―オール江刺
岩手県からはもう1チーム、オール江刺が出場します。昨日は久慈クラブのことを書いたらタイムアップになってしまいました。同じ岩手なのに文量短くて申し訳ありません。
クラブ野球選手権は行われて45回。2017年の第42回大会までは毎年岩手から代表チームを輩出してきましたが、2018年にとうとう途切れてしまいました。2019年は江刺が三回戦、駒形が準決勝敗退と岩手県一次予選が大荒れになり、東北初進出のMKSI、盛友クラブにいきなり東北の強豪と互角に戦えといっても厳しい話でした。2020年は前年秋に行われた県クラブ選手権で駒形、江刺、そして釜石野球団が東北予選進出権を獲得しましたが、大会が中止になってしまいました。
こうして3年間、クラブ選手権本大会に出場できなかった岩手のチーム。オール江刺は昨年、一昨年とクラブチームの中で公式戦最多勝あげる奮闘を見せ、特に昨年秋、岩手県内で水沢駒形以外は勝てていなかった(陣容がそろった13年以降)トヨタ自動車東日本に勝ち、県クラブ選手権ではそのライバル駒形にも勝ちました。
今年に入ってからは独立リーグBCLの経験もある新沼大輝君が主戦投手の一人として奮闘し、代表決定戦でライバル駒形を破って全国大会に進出。同じくBCL経験者の高橋祥君は数年前に籍を置いたゴールドジムとの対戦となります。
総じてオール江刺の向上心というのは身近で見てきているので、それが発揮される試合をができれば、と願っています。
3.未記載の「北海道」「四国中国」予選について
拙稿でここまで書ききれていなかった二次予選・「北海道」「中国四国」予選について記します。
▽北海道は14チームが参加。数年前の本大会に出場した札幌ホーネッツが初戦敗退。WEEDしらおい、ウイン北広島、トランシスに函館オーシャンがベスト4に残りましたが、ウイン北広島が二回戦からの3試合いずれも接戦を制して本大会に進出。
▽四国中国地区。四国の一次予選は4月18日に松山フェニックスと徳島野球倶で争われ(TOKUSHIMA ASTROSどうしましたべ…)、松山が14―6で勝って二次予選進出。二次予選は中国地区一次予選の結果から福山ローズファイターズ、航空自衛隊防府クラブ、MSH専門学校が二次予選に。4チームで行われた二次予選はいずれも接戦となり、MSH医療専門学校が両試合とも終盤に底力を見せ、松山フェニックスと空自防府を破り本大会進出を果たした。
4.5月29日の試合予定
春先から(一部地域は前年秋から)の予選を経てクラブ選手権本大会に進出する16チームが決まりました。初日の組み合わせ紹介をもって、チームを紹介していきます。
【長良川球場】開始7時30分予定
1)オールいわき―マツゲン箕島
2)全足利クラブ―久慈クラブ
3)浜松ケイスポ―シンバネット
4)ハナマウイ ―MSH医療専門
第1試合は優勝候補と目される箕島と、経験を積み重ね確固たる実力を身につけたいわきの対戦。第2試合は「17年ぶり」優勝狙う全足利に同じく出場の久慈が思い切りぶつかる。第3試合、21世紀の東海地区クラブ球界を引っ張ってきた浜松が新鋭シンバネットの挑戦を受ける。第4試合は創部2年で都市対抗出場の新興ハナマウイにMSHが得意な終盤戦に持ち込みたい。
【大垣北球場】開始7時30分予定
1)千曲川野球ク―東北マークス
2)ゴールドジム―オール江刺
3)TOKYO METS―大和高田ク
4)ウイン北広島―兵庫県警桃太郎
第1試合は安定的な地力を持つ千曲川に東北クラブの「梁山泊」マークスがどう戦うか。第2試合は先端トレーニングを積み重ねを経たゴールドジムか、地域の誇りを積み重ねたオール江刺か。第3試合はクラブ野球界覇者の大和高田に「野球を応援したい」の熱意から歴史を積んだMETSがぶつかる。第4試合はウィン北広島が4年前のベスト4を超えるか。県警桃太郎はまず一勝目指す。
以上、試合の注目点を記してきました。参加される皆様の健闘を心から願うものです。駆け足の記述でしたがお付き合い頂きましてありがとうございました。