MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

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『復活』三陸沿岸クラブ大会、釜石が優勝、住田準V、赤崎は緒戦敗退。【2020社会人野球】

 こんにちは。社会人野球の記事集中投稿の第二弾は、7月4、5日に行われた「第1回三陸沿岸クラブ野球大会」の雑観を、毎日新聞岩手版に掲載された記事をもとに記していきます。
 7月4日の早朝にアップした「大槌ロータリークラブ旗争奪三陸沿岸クラブ野球大会回顧」で記した通り、2011年の東日本大震災で同大会が中止になって以来の沿岸地区社会人野球大会。久慈クラブ、宮古倶楽部、釜石野球団、住田硬式ク、赤崎野球クの5チーム参加で宮古運動公園野球場を会場に行われました。
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◆一回戦 釜石野球団 16−13 久慈クラブ
 中盤までは久慈クラブが優勢に試合を進めていたが、釜石野球団が終盤の猛攻撃で逆転。終盤の乱打戦を制して準決勝に進出した。釜石は7、8回だけで13得点を挙げ、投げては乙津が完投勝利。久慈は5投手継投、山崎が大会1号本塁打を放ったが逃げ切ることができなかった。
◆準決勝 住田硬式ク 10−8 赤崎野球ク
 新人が多数加わった住田はその中の吉田が投打に活躍。チームで7長打を浴びせ30数年ぶりに赤崎に勝利した。赤崎は3、4回に7点を挙げ一度は逆転したが、住田が直後に4点を挙げて再逆転。赤崎は記録に表れないミスも出て住田に足をすくわれる結果となった。
◆準決勝 釜石野球団 3−1 宮古倶楽部
 地元開催で錦を飾りたかった宮古倶楽部は斎藤が奮闘したが、釜石新戦力の臼沢、中居林両投手に打線を封じられ惜しくも敗れ去った。釜石は初回に先制、5回に2点を挙げダメを押した。三浦が長打2本の活躍。
◆決勝戦 釜石野球団 7−2 住田硬式ク
 チーム結成以来初の決勝戦進出となった住田。勢いのままに一気に初優勝を狙ったが、一歩先にチーム力向上の波に乗っていた釜石が中盤までに満遍なく得点を重ね経験値の差を見せて初代王者に輝いた。菊池健、黄川田の「チーム力向上の象徴」の投げ合いは見事だった。
 この大会の表彰選手は以下の通りです。なお、吉田選手の写真はありません。ご容赦ください。
 菊池健太郎(釜石・最高殊勲選手賞)
 黄川田大雅(住田・敢闘賞)
 吉田凛之介(住田・首位打者賞)

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 岩手県連盟のホームページを見ましたが、菊池選手の顔構えにたくましさを増しました。3年前20歳の時からキャプテンを任され、場数と経験を踏んだ足跡をそこに見た思いです。住田の表彰選手二人はともに投打二刀流で活躍。なかなか結果には恵まれてこなかった住田クですが、大変な状況の中でも戦い続けてきた結果が一つ出たものと思います(自分の立場から見れば悔しいですけど)。赤崎野球クについては…記事中に書いた通り。文字通りの「過失で失う点」が多かったそうです。気を入れ直し次の戦いに臨んでいただきたいです。
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 今回は無観客試合ということもあり宮古に行くことを見合せました。さきにふれた大槌大会の記事では「岩手の社会人野球再開最初の大会が沿岸のクラブチーム大会というのも感慨深い」と記しましたが、じかに見届ける状況になかったこと自体は残念です。
 23日から行われる都市対抗野球からは野球場で直に試合を見ることができます。今年は全大会で楽曲応援をすることができなくなりましたが、27回目の社会人野球シーズン、「記録者」として皆さんの活躍を見届けようと思います。

 

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