今日は。クラブ野球選手権は27日に一回戦残る4試合が行われました。JABAHP(jaba.or.jp)記載の情報もとに結果短報と28日開催予定の準々決勝みどころを紹介します。
◆27日・一回戦
ビッグ開発ク2―0 YBC柏
千曲川野球ク4―0ゴールデンリバース
横浜金港ク 5―3弘前アレッズ
マツゲン箕島6―1矢場とんブースターズ
一回戦はコールドゲームなし、いずれのチームも見せ場はつくりましたが、残念ながら東北・北海道地区5チームは緒戦敗退となってしまいました。続いて28日開催4試合のみどころです。
◆第一試合 大和高田ク―所沢グリーン
野手陣の入れ換えで難儀したという大和高田だが緒戦逆転勝ちは地力ある証拠。元NPB選手の比屋根が引っ張りに行く。所沢は柄澤や土岐といった企業チーム経験者が後援に回り若い選手の思いきりのよさを引き出して再びの優勝を狙いに行く。
◆第二試合 松山フェニックス―OBC高島
共に長年の積み重ねを経てチーム力をつけてきた。松山はいわきに先手をとり続け一勝。試合巧者の面を発揮することができるか。OBC高島は雌伏の時を経験しながら腐らず取り組んだ結果が全国一勝を呼び込んだ。技巧戦になりそうだ。
◆第三試合 ビッグ開発ク―千曲川野球ク
緒戦投手戦を制したビッグ開発クだがYBC柏投手陣にも苦められた。勝負に出るポイントを見極めて押していきたい。千曲川はわずかな綻びを見逃さずリバースに勝ち抜き。準優勝経験チームはその経験をどう試合運びに活かすか。
◆第四試合 横浜金港ク―マツゲン箕島
アレッズ相手に12安打で打ち勝った金港は、一方で失策も3。この結果を消化して王者クラスに立ち向かう。箕島は勢いに乗ってぶちかましに来た矢場とんを寄りきって白星。古豪金港にはどのように戦うか注目したい。
クラブ選手権で8強に残るくらいだと、都市対抗でも企業チームに渡り合える力を持つチームがほとんど。今回8強で都市対抗・日本選手権の出場有無+クラブ選優勝経験有無を見てみると(自分のPC不調のため記憶に頼っています)
・大和高田ク→ク選有、都市有、日選有
・所沢グリーン→ク選有、都市なし、日選有
・松山PX→ク選有、都市有(PXとして)、日選有
・OBC高島→ク選なし、都市なし、日選有
・ビッグ開発ク→ク選有、都市なし、日選有
・千曲川野球ク→ク選準優勝が最高、都市、日選なし
・横浜金港ク→ク選なし、都市有(出場はS20年代、2013年はストライクひとつまで迫ったが…)、日選なし
・マツゲン箕島→ク選有、都市なし、日選有
2006年以降はクラブ選手権優勝で日本選手権出られますので、そこの経験は多くありますが、ほんでも条件厳しいですからね。今大会にしたって残り8チームのうち1チームだけでしょ、優勝は。千曲川、金港がそこに届くか。OBCはクラブ選経由では初となるか。1年のクラブ野球を凝縮した生きざまを見届けるとしましょう。
おつきあいいただきありがとうございました。