こんにちは。当ブログの製作予定ですが、土曜朝に都市対抗野球岩手予選(以降月曜朝まで)、JABA東北大会は来週火か水に記載します。今記事では春先からここまでの試合から気になった部分をピックアップしてお伝えします。
1)大船渡・和田吟太投手8回無安打投球
佐々木朗希君が注目を集める大船渡高野球部ですが、全国大会に行くには5〜6試合を総力で勝ち抜くことが必要です。そういう意味では佐々木君以外の投手が“目処”立つのは大きい。「地区予選のコールド」ですが、同地区最強のライバル高田高校をノーヒットに抑えたのだから和田君の力は確かなもの。9日に組合せ抽選が行われ、緒戦から3日連続の試合になりますが、チームとしてどう戦うか、この挑戦を見届けましょう。
→左から和田、地区予選二回戦で投げた柴田両投手ですが、一年時の写真しか残っていなかったので(二年時のはPC故障で閉じ込められる)ご容赦ください。
2)「最強」の5回コールド
今年から岩手の地区割りが一部変わり、いままでの二戸地区と久慈地区が新たに県北地区となります。広い岩手、学校が点在し、かつ一校あたりの生徒数が多くない箇所もあるので、連合チームも多く。特に結成当初は合わせるのも大変と思います。そんななか迎えた春季大会、伊保内高対種市・大野・軽米連合はとんでもない試合になりました。
伊保内 27=180045
三校連 8=00008
ま、初回にいきなり18点。どう考えても打者二巡の攻撃で出鼻をくじき、四、五回も加点して27−0。しかし、これで諦めず8点を返すあたりに三校連合の意地を見ました。これまで見てきた5回コールド試合では5年前の夏の大会で下記のような試合を見ましたが、それを越えるすさまじい反撃でした。
2014年7月12日
宮古水産6=00033
盛岡三 19=8092A
当時の盛三には、卒業後慶大に進んだ小原内野手が在籍(写真左)。宮水4番松本選手のは火の出るような当たりも飛ばしました。
3)福島社会人野球の得点記録
ハイスコアゲーム、といえば都市対抗野球福島予選でふたつ。まずは5月3日に行われた福島硬友ク−いわき菊田クの試合では福島硬友クが五回の23点など猛攻を見せ35−0の圧勝。
5/3 都市対抗福島一次
菊田ク 0=0100000
福硬ク 35=0135233A
…ところが、その2日後に北斗野球クと全白河野球クがとんでもない乱打戦を見せます。
5/5 都市対抗福島一次
北斗ク 29=260120837
全白河 21=012441324
福島の社会人野球では1938年6月12日に若松クラブ対郡山巨人軍の試合で若松42−10巨人というとんでもない記録がありますが、前者は一チーム、後者は両チームでの得点記録に近づく凄まじい試合でした。
白河(写真右・15年撮影)は終盤の18失点が響き二回戦敗退。福島硬友も二回戦で3年前は勝った郡山アスレチックスにリベンジを食いました。11日に東北進出チームが決まります。
※記憶の限りですが、岩手社会人野球では
1チーム→久慈クラブ37−3岩手東芝(96年5月。1イニング28点も)
両チーム→大槌球友33−24一戸桜陵ク(88年5月)
以上、ここまでの試合からトピックをいくつか拾いました。11日からは自分等も試合です、一回勝てば次はトヨタ自動車東日本、という組み合わせになりましたが、目の前一試合一試合懸命に戦って足跡刻んでいきます。おつきあいいただきありがとうございました。