今晩は。前日夕方、仕事が終わって外出たら一面雪で唖然。ここ数日間の暖かさは何だったのというくらい天気が激変。1日ずつ仕事が繰り上がったのが今となっては体力温存になって良かったと思っています。タイムラインお付き合いよろしくお願いします。
今日の新聞の見出しは軒並みプロ野球のキャンプイン。いまは岩手出身・関連選手も増えまして、今年も富士大出身、去年対戦してピシャリとやられた小野君がタイガース、花巻東高出身の千葉君がイーグルスに加わります。大谷翔平君がインフルかなんて報道もありますが「変に焦るなよ」と。いよいよ球春。
球春といやもうひとつ。センバツ高校野球大会に岩手から盛岡大附と不来方(こずかた)が選出されました。盛岡大附は昨夏の甲子園出場チーム。ゴロ転がしても球足が変わらない(打球が速い)強打線が目立ちます。投手も任せられるのが3人いますか。東北準優勝の力発揮を願います(写真は16年夏の岩手予選時の盛岡大附)。
岩手からはもうひとつ、不来方が選出されました。こちらに関して少し深く触れていきます(盛岡大附の皆さんごめんね)。
岩手からはもうひとつ、不来方が選出されました。こちらに関して少し深く触れていきます(盛岡大附の皆さんごめんね)。
手元に1988年の高校野球の記事があります(上記写真-岩手日報1988年7月17日付-)。不来方高校はこの年に創設。1年生のみで挑んだ夏の選手権は一回戦で敗退も見せ処は作ったようです。1990年に創設3年目を迎えた不来方は3勝をあげ、ベスト8に進出。この年に甲子園に出場した花巻東に敗れましたが、スポーツの盛んな同校の様子から「より強くなるだろう」と思われた1991年に波乱が起きます。
私が所属する大船渡農高野球部はシード校不来方の試合を見に行きましたが、そこで見たのは岩泉に先行され、苦戦する不来方の姿でした。私たちは7回あたりまで見て帰ってきましたが、宿に着いた後見た高校野球ダイジェストでは「岩泉 3-2 不来方」の文字が。高校野球に加わって一番始めに感じた「番狂わせの怖さ」でした。
(岩手日報高校野球グラフ1994-右-同2012-左-より引用)
(岩手日報高校野球グラフ1994-右-同2012-左-より引用)
不来方はこの後2年間は組合せ順に恵まれず、序盤で強豪と激突しては惜敗。94年は後に社会人野球のオール不来方(不来方高校と関係ありません)で一世を風靡した漆原謙一投手を中心に勝ち進み、第一シード一関一高に食らいつきましたが惜しくもサヨナラ敗戦。その後私学勢が力を増した岩手県の高校野球の中で、途中4年連続初戦敗退もありましたが、2009年も含めベスト8が3回。2012年には6試合を戦いベスト4に進出。準決勝敗退しましたがそこまでの勝ち上がりは接戦を粘り強く制したもので見事なものでした。