こんにちは。伊東です。
時間が少ない時だって言うのに、こういう記事を書こうとする私はアホでしょうか。しかし、過ぎ行く季節を振り返って、夏の思い出に一段落つけないと、次には進めないものでして…と気取っているヒマがあったら、さっさと書いた方がいいですね。すでに一ヶ月経過してしまいましたが、一地域8チーム、計24チームが集まって行われた「クラブカップ大会」振り返っていくこととしましょう。
《東日本大会》会場・千歳市営球場
◎一回戦
伊勢崎硬建 3-2 ホーネッツ
幸 清 会 11-1 久慈クラブ 8回コールド
赤べこ軍団 4-3 小樽野球協
マーリンズ 6-5 オール高崎
◎準決勝
幸 清 会 7-3 伊勢崎硬建
マーリンズ 12-2 赤べこ軍団 8回コールド
◎決勝
マーリンズ 7-6 幸清会
この大会の本命は、都市対抗野球にも出場する赤べこ軍団、という見方が多かったのですが(そもそも間違いさえ起こさなきゃ出場する大会はここではない)大会に帯同できた選手がわずかに9人だけ。監督の平良さんから投手の前田さんから関係なしに普段守る所とは別のポジションにも付いた事でしょう。小樽協会には競り勝ちましたが、マーリンズには中盤から崩れまさかのコールド敗退。しかし、亀井投手は野球経験はまだまだとの事。ここから大きくなってくれれば、いいだけのことです。
岩手のもう一つの代表・久慈クラブも幸清会にコールドで敗れました。こちらも5回に食らった6失点が大きく響いたのでしょうか。でも、今年のたたかいぶりは「久慈クラブ復活」を知らしめるものとなっています。またよろしくお願いします。
大会は初日に地元北海道勢が2チーム、岩手、群馬両チームが一つずつ勝ち残りましたが、久慈もそうだけど、ホーネッツの敗退は意外。しかし、相手が伊勢崎では意外、という言葉は失礼ですね。大会2日目は、去年高田クラブに惜敗した社会福祉法人・幸清会が伊勢崎を破り、マーリンズが赤べこを先に書いたとおり撃破し決勝は北海道同士の対決に。
点を取ったり取られたりのシーソーゲームは9回まで。幸清会はこの回抑えれば…というところにマーリンズが強襲をかけサヨナラに。この大会、2年連続で北海道のチームが優勝を飾りました。
それにしても…この大会は1道9県をカバーする大会なはずですが、出場したのは北海道・岩手・群馬の3チームのみ。去年は北海道(×2)・岩手(×2)・山形・福島・栃木・群馬と多かったのですが…。本筋はクラブ選手権とはいえ、何とも残念な話です。
《中日本大会》会場・山梨県小瀬球場
◎一回戦
佐久コスモ 5-3 大富士BC
浜松KSB 1-0 相模原クラブ
ABC東京 13-6 全三重クラブ
富山BBC 6-5 所沢GBC
◎準決勝
佐久コスモ 4-2 浜松KSB
富山BBC 7-1 ABC東京
◎決勝
富山BBC 3-0 佐久コスモ
去年、おととしと全国大会に出場し、全足利やNOMOクラブと互角のたたかいをした富山にとって、今年の予選で新潟コンマーシャルに敗れた事は非常に悔しい思いをした事と思います。その思いをこの大会にぶっつけた、といえばいいすぎでしょうか。
他のブロガーさんの記事で「初戦の所沢との試合で勝った方が優勝」という記述が多かったのも、この2年間のたたかいぶりがそういわせるものがあったから。一方の所沢も都市対抗の試合では企業チームと互角にたたかう等、存在感は示しながらもクラブ大会の代表決定戦では全府中に競り負け、今大会に。
結果からいえば、予想通り所沢-富山の勝者・富山がこの大会を制しました。そんでも、準優勝した佐久、東海地域クラブチームでまず頭に浮かぶ事の多い浜松なども存在感を見せていただきました。相模原はクラブチームの創設が多くなっている神奈川でどういう存在感を見せるか。大富士は南関東地域で唯一企業チームの無い県ですが、まわりのチームとより切磋琢磨して、山梨の社会人野球ファンを喜ばせてください。
《西日本大会》会場・周南市野球場
◎一回戦
山口きらら 6-0 奈良FBB
北九州市民 6-1 広島鯉城ク
全播磨野球団 7-3 徳島倶楽部
岩国五橋ク 6-0 福岡OC9
◎準決勝
北九州市民 9-5 山口きらら
全播磨野球団 4-2 岩国五橋ク
◎決勝
北九州市民 5-1 全播磨野球団
この大会は、経験豊富な全播磨と山口きらら(元となった防府クラブは全国大会出場歴有)がこの大会を引っ張るかと思いましたが、そこに割って入ってきたのが北九州市民クラブ。一年の準備期間を経て公式戦に出場した北九州は、クラブ予選こそ準決勝敗退でしたが、この大会では全国大会出場経験のある3チームを破っての大会初制覇を成し遂げました。
ここ数年、神戸社会人野球で広畑、三菱と互角に渡り合うなど第三勢力として地歩を固めつつあった播磨でしたが、この大会は惜しくも準優勝。しかし、春藤、岩田両投手の様に存在感のある投手がまた一人、全国的に名前が紹介されることになりました。全3試合に投げた泉裕貴投手に期待です。
地元の山口きららと岩国五橋は奮闘。両チームとも準決勝にまで勝ち残りました。有名人が何人かかかわる福岡OC9が表舞台に駆け上る一方、奈良FBBといった新興チーム、あるいは徳島のように地道に頑張り続けてきたチームなど、多くの特色あるチームがこの大会で姿を見ることができました。以前、一戸桜陵(創部50周年)について触れたときにも書きましたが、団体というのは続けていくこと自体が大変で立派なもの。これからも地域に根ざしたチームになれるように頑張ってください。
ほとんど駆け足でお送りしてきた『今年の夏を振り返る』。たぶん全4記事でお送りする事となります。次回は都市対抗野球本大会。ただし、この記事のような形でやると私の頭がショートしてしまうので、各地域・各チームごとに気になった部分だけ記載していく形をとります。第三弾はクラブ選手権大会。第四弾は赤崎-全足利の試合から思った事を書き記していきます。(その間に『毎日旗秋期大会』が入りますね)
去年はこのクラブカップ大会出場チームから3チームが全国大会に。赤崎も、苫小牧も、愛知も敗れはしたものの、存在感を見せました。来年は、この参加チームの中からどこが下剋上を起こすか。楽しみです。
今日は…野球だけ、ではなくもう一つ、何か書こうと考えています。
ただし、短くなるとは思いますが。
野球の部分はここで失礼します。
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時間が少ない時だって言うのに、こういう記事を書こうとする私はアホでしょうか。しかし、過ぎ行く季節を振り返って、夏の思い出に一段落つけないと、次には進めないものでして…と気取っているヒマがあったら、さっさと書いた方がいいですね。すでに一ヶ月経過してしまいましたが、一地域8チーム、計24チームが集まって行われた「クラブカップ大会」振り返っていくこととしましょう。
《東日本大会》会場・千歳市営球場
◎一回戦
伊勢崎硬建 3-2 ホーネッツ
幸 清 会 11-1 久慈クラブ 8回コールド
赤べこ軍団 4-3 小樽野球協
マーリンズ 6-5 オール高崎
◎準決勝
幸 清 会 7-3 伊勢崎硬建
マーリンズ 12-2 赤べこ軍団 8回コールド
◎決勝
マーリンズ 7-6 幸清会
この大会の本命は、都市対抗野球にも出場する赤べこ軍団、という見方が多かったのですが(そもそも間違いさえ起こさなきゃ出場する大会はここではない)大会に帯同できた選手がわずかに9人だけ。監督の平良さんから投手の前田さんから関係なしに普段守る所とは別のポジションにも付いた事でしょう。小樽協会には競り勝ちましたが、マーリンズには中盤から崩れまさかのコールド敗退。しかし、亀井投手は野球経験はまだまだとの事。ここから大きくなってくれれば、いいだけのことです。
岩手のもう一つの代表・久慈クラブも幸清会にコールドで敗れました。こちらも5回に食らった6失点が大きく響いたのでしょうか。でも、今年のたたかいぶりは「久慈クラブ復活」を知らしめるものとなっています。またよろしくお願いします。
大会は初日に地元北海道勢が2チーム、岩手、群馬両チームが一つずつ勝ち残りましたが、久慈もそうだけど、ホーネッツの敗退は意外。しかし、相手が伊勢崎では意外、という言葉は失礼ですね。大会2日目は、去年高田クラブに惜敗した社会福祉法人・幸清会が伊勢崎を破り、マーリンズが赤べこを先に書いたとおり撃破し決勝は北海道同士の対決に。
点を取ったり取られたりのシーソーゲームは9回まで。幸清会はこの回抑えれば…というところにマーリンズが強襲をかけサヨナラに。この大会、2年連続で北海道のチームが優勝を飾りました。
それにしても…この大会は1道9県をカバーする大会なはずですが、出場したのは北海道・岩手・群馬の3チームのみ。去年は北海道(×2)・岩手(×2)・山形・福島・栃木・群馬と多かったのですが…。本筋はクラブ選手権とはいえ、何とも残念な話です。
《中日本大会》会場・山梨県小瀬球場
◎一回戦
佐久コスモ 5-3 大富士BC
浜松KSB 1-0 相模原クラブ
ABC東京 13-6 全三重クラブ
富山BBC 6-5 所沢GBC
◎準決勝
佐久コスモ 4-2 浜松KSB
富山BBC 7-1 ABC東京
◎決勝
富山BBC 3-0 佐久コスモ
去年、おととしと全国大会に出場し、全足利やNOMOクラブと互角のたたかいをした富山にとって、今年の予選で新潟コンマーシャルに敗れた事は非常に悔しい思いをした事と思います。その思いをこの大会にぶっつけた、といえばいいすぎでしょうか。
他のブロガーさんの記事で「初戦の所沢との試合で勝った方が優勝」という記述が多かったのも、この2年間のたたかいぶりがそういわせるものがあったから。一方の所沢も都市対抗の試合では企業チームと互角にたたかう等、存在感は示しながらもクラブ大会の代表決定戦では全府中に競り負け、今大会に。
結果からいえば、予想通り所沢-富山の勝者・富山がこの大会を制しました。そんでも、準優勝した佐久、東海地域クラブチームでまず頭に浮かぶ事の多い浜松なども存在感を見せていただきました。相模原はクラブチームの創設が多くなっている神奈川でどういう存在感を見せるか。大富士は南関東地域で唯一企業チームの無い県ですが、まわりのチームとより切磋琢磨して、山梨の社会人野球ファンを喜ばせてください。
《西日本大会》会場・周南市野球場
◎一回戦
山口きらら 6-0 奈良FBB
北九州市民 6-1 広島鯉城ク
全播磨野球団 7-3 徳島倶楽部
岩国五橋ク 6-0 福岡OC9
◎準決勝
北九州市民 9-5 山口きらら
全播磨野球団 4-2 岩国五橋ク
◎決勝
北九州市民 5-1 全播磨野球団
この大会は、経験豊富な全播磨と山口きらら(元となった防府クラブは全国大会出場歴有)がこの大会を引っ張るかと思いましたが、そこに割って入ってきたのが北九州市民クラブ。一年の準備期間を経て公式戦に出場した北九州は、クラブ予選こそ準決勝敗退でしたが、この大会では全国大会出場経験のある3チームを破っての大会初制覇を成し遂げました。
ここ数年、神戸社会人野球で広畑、三菱と互角に渡り合うなど第三勢力として地歩を固めつつあった播磨でしたが、この大会は惜しくも準優勝。しかし、春藤、岩田両投手の様に存在感のある投手がまた一人、全国的に名前が紹介されることになりました。全3試合に投げた泉裕貴投手に期待です。
地元の山口きららと岩国五橋は奮闘。両チームとも準決勝にまで勝ち残りました。有名人が何人かかかわる福岡OC9が表舞台に駆け上る一方、奈良FBBといった新興チーム、あるいは徳島のように地道に頑張り続けてきたチームなど、多くの特色あるチームがこの大会で姿を見ることができました。以前、一戸桜陵(創部50周年)について触れたときにも書きましたが、団体というのは続けていくこと自体が大変で立派なもの。これからも地域に根ざしたチームになれるように頑張ってください。
ほとんど駆け足でお送りしてきた『今年の夏を振り返る』。たぶん全4記事でお送りする事となります。次回は都市対抗野球本大会。ただし、この記事のような形でやると私の頭がショートしてしまうので、各地域・各チームごとに気になった部分だけ記載していく形をとります。第三弾はクラブ選手権大会。第四弾は赤崎-全足利の試合から思った事を書き記していきます。(その間に『毎日旗秋期大会』が入りますね)
去年はこのクラブカップ大会出場チームから3チームが全国大会に。赤崎も、苫小牧も、愛知も敗れはしたものの、存在感を見せました。来年は、この参加チームの中からどこが下剋上を起こすか。楽しみです。
今日は…野球だけ、ではなくもう一つ、何か書こうと考えています。
ただし、短くなるとは思いますが。
野球の部分はここで失礼します。
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