MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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第334号 社会人野球・真夏の公式戦、振り返る。(パート3 都市対抗野球・後編)+日本選手権東北大会、見どころ。

 こんにちは。再び伊東です。
 今週前半は、さまざまあった事に目を向けていましたが、今日は今までためていた宿題をまず終わらせてしまおう、と思いまして。まず一つ(ここ一ヶ月の選挙結果)終わりました。今からは都市対抗野球に関して+
 前編に関してはここからご覧ください。
第324号 社会人野球・真夏の公式戦、振り返る。(パート2 都市対抗野球・前編)
都市対抗野球結果-JABAホームページより
 ということで、早々に記載していきます。

≪ブロックD≫
・一回戦
札幌市・JR北海道 4-3 京都市日本新薬
浜松市ヤマハ 1-0 東京都・明治安田生命
豊田市トヨタ自動車 3-0 大阪市・NTT西日本
長崎市三菱重工長崎 6-4 狭山市・ホンダ
・二回戦
札幌市 9-4 浜松市
豊田市 13-6 長崎市
・準々決勝
札幌市 4-1 豊田市

 去年ベスト8の狭山市や浜松、豊田、大阪あたりが勝ち進むか、と見られていたブロックでしたが、このブロックを勝ち上がったのは北海道代表の札幌市でした。緒戦に京都市に競り勝つと二回戦では終盤に相手投手陣を打ち砕き9点奪っての快勝。ベスト8でもエース神田投手が踏ん張り、コツコツと相手を崩しベスト4に勝ち進みました。
 一つ一つの試合を見れば、浜松市-東京都の試合や長崎市狭山市の試合などは見ごたえあるものとなりましたが、補強選手は一人のみ、同じ陣容で戦い抜いてきた札幌市が、北海道勢としては久しぶりのベスト4に勝ち進みました。

準決勝 東京都・JR東日本 4-3 東京都・鷺宮製作所
準決勝 川崎市東芝 10-1 札幌市・JR北海道
決勝 川崎市東芝 7-5 東京都・JR東日本

 まずは準決勝。
 東京都同士の対決となった第一試合は、序盤にJRが先手をとり、中盤鷺宮が追いつく、という展開になりましたが8回にJRが突き放し4-2。最終回に鷺宮は一点返しましたが、後一歩届きませんでした。ここまではエース斉藤投手が目立っていたJRでしたが、この日は他の投手も奮闘。一方の鷺宮も、決勝進出目指してたたかいましたが一点に泣きました。
 続く第2試合は川崎市の一方的なペース。前年のにかほ市・TDKのように一気の初優勝、と行きたかった札幌市でしたが、中盤にエース級の投手が相次いで打たれました。しかし、コールド寸前の7回に岡田選手の適時打で1点返し、コールドでの敗退は阻止。その後2イニングを投げた戸田、中村両投手とともに次につなげられるものにしていただければ、と思います。
 そして、決勝。
 初回の西郷選手の満塁本塁打には仰天しました。
 この試合は「投手力の東京都」VS「打撃力の川崎市」という見方をしていましたが、川崎市が早速その武器を見せ付けて4-0と先手を打ちました。5回にも西郷、小山両選手で加点した川崎市は、登板していたエース・磯村投手の安定した投球もあり、間違いなく優勝か…と思われた9回、東京都は中尾選手の本塁打に続いて、2回に適時打を打っている五十嵐選手が3点本塁打を放ち、一気に2点差にまで追い上げました…が、代わった木戸投手が踏ん張り、神奈川の強さを見せ付ける優勝を果たしました。

 感想ですが…残念ながら、今の時点では何も浮かびません。
 東北デーとなった大会4日目と、決勝に関しては注目してみていたのですが、それ以外はいろいろあった事情で、この大会に目を向ける事ができず、自分の記事で取り上げたのは準決勝になってから。だから、自分の身にして何か書ける事ができなかったので、どこか他人事のような記述になってしまいました。その部分申し訳ありません。
 おそらくは、社会人野球情報誌のグランドスラムが発売され、その特集記事を見ながらああだ、こうだ思うのでしょうが、それまでは…他人事でしか振り返ることができません。ただ一つわかっているのは、効率性を重視した社会となっている状況下であえて野球に時間と手間をさき、頑張っている熱い人がいる、という事だけです。
 また来年の熱いたたかいを期待します。


 日本選手権の東北大会の組み合わせに関しては、昨日の記事でも書いてきましたが、もう一度書いておきましょう。
9月28日 一回戦
 第一試合 赤べこ軍団 - 秋田王冠ク →A
 第二試合 自衛隊青森 - 北社学園ク →B
 第三試合 日本製紙石巻 - 須賀川クラブ →C
 第四試合 NTTマークス - きらやかBC →D
9月29日 二回戦
 第一試合 JR東北 - Aの勝者  →E
 第二試合 オールいわき - Bの勝者  →F
 第三試合 フェズント - Cの勝者  →G
 第四試合 TDK - Dの勝者  →H
9月30日 準決勝
 第一試合 Eの勝者 - Fの勝者  →I
 第二試合 Gの勝者 - Hの勝者  →J
10月1日 決勝・代表決定戦
 Iの勝者 - Jの勝者


 何しろこの中から、全国大会に行けるのはたったの一つ。七十七銀行がJABA東北大会で優勝した事で全国大会出場を決めていますので、この大会は不参加。下馬評ではTDKとJR東北、ドームに進出した赤べこ軍団を軸にした争いになるのでは、という事がいわれていますが、野球は何が起こるかわかりません。勝手な見どころ記事を組み合わせ表の左右別に書いていく事とします。
 まずは、組み合わせ表で言えば左側のブロックです。
 東京ドームに進出した赤べこ軍団は秋田王冠と対戦。実力だけで言えば赤べこの方が秀でているが、秋田王冠も場数を踏んでいるエースの三浦投手を中心として接戦に持ち込めば勝機もある。何しろNOMOクラブと延長までたたかった事もあるチームだ。油断禁物。
 自衛隊青森と北社学園クは(おそらく)初対戦。青森の中で一歩抜けている自衛隊は、数々の屈辱を味あわされている東北の舞台で存在を証明できる好機だ。だが北社も宮城大会でNTTマークスを破った若手を中心とした生きのいいチーム。接戦が予想されます。
 この2試合で勝ったチームを待ち受けるのはJR東北とオールいわき。
 JR東北は都市対抗での悔しさを(特に、赤べこが出てきたら直接に)晴らす事ができるか。東北屈指の好投手・摂津投手と関投手の三度目の投げあいが予想されます。
 オールいわきは役割分担がはっきりしているチームという印象があり、投手も多彩な投手の継投策が予想されます。福島でも有数の力をもったチームとしての意地を見せる事ができるか。
 続いては組み合わせ表右側のブロックです。
 日本製紙石巻は福島の須賀川クラブと対戦。06年の都市対抗東北予選では予想外の10-10引き分けの試合に。石巻はこの屈辱を晴らす事ができるか。それとも近年力をつけた須賀川の下克上なるか。
 NTTマークスときらやかクラブは共に東北のセカンドグループとして侮れない存在。クラブ選手権でベスト4に残ったマークスが先手を取るか、それともクラブ化して初めての大会となるきらやかが存在価値を見せる事ができるか。
 この2チームを待ち構えるのがフェズント岩手とTDK。
 フェズントは都市対抗予選で石巻に敗れており、この大会でそのリベンジを果さんと力をつけてきた。だが、正捕手の竹下のケガが、どのような形でチームに影響するか。
 TDKは都市対抗野球の不完全燃焼の悔しさをこの大会で晴らさんと燃えている。この言葉だけで十分でしょう。
 そして、代表一つを決めるたたかいですが、下馬評どおりのたたかいになると、一番大変なのは自衛隊、いわき、北社が勝ち残るブロックですが、このチームがどういうたたかいをするか。一発勝負なだけにまかり間違えば、という事態もありえます。
 フェズントは勝ち上がって都市対抗で敗れたTDKに雪辱果たすことができるか。赤べこが去年の後一歩2連敗の悔しさを晴らす事ができるか。どうにも「不完全燃焼」の多い東北野球界ですが、それを晴らすたたかいがフェアに繰り広げられる事を願います。
 という事で、今日の社会人野球の記事はここまでにします。
 真夏の公式戦、振り返るシリーズのパート4は、クラブ選手権全体の部分に関して触れていく予定でいます。今日は、さまざまな準備をしながら、時間を見つけては記事を書いているので、もう一つ、書ける状況になれば雑感を書いていこうと考えています。
 拙文お読みいただきましてありがとうございます。

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