MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

下記ランキング参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村
社会人野球ランキング

その108(中編パート2)赤崎クラブの試合から…一勝、爆敗、そして意地。

その108(中編パート1)クラブ選手権東北大会…各チームのたたかいから。はこちらからどうぞ。

 こんばんは。伊東です。
 正直、昨日の日程はきつすぎました。空いた時間は睡眠と家事に費やさざるを得ず、昨日の記事制作はとうとうできませんでした。今日もあまり時間取れそうにないのですが、それでも前回記事でひとつだけ…赤崎の事を書けなかったので、その部分書かせていただきます。
 緒戦では青森県代表の全弘前と対戦しました。ブルーズヨシフォレストの創設や金木ブリザードというライバルの存在もありますが、比較的多く東北大会に出場している経験豊富なチームです。去年も久慈クラブと2-3の接戦をしていて「スキ見せたら負けるぞ」と思っていました。

 仕事終わって花巻球場に到着した時は2-3。その後3回、4回の攻撃も0に抑えられていただけに「このままのまれてしまうのか…」とネガティブに考えてしまいましたが、5回にランナーをためて山本武君が右中間に痛烈な当たりを飛ばし、逆転。その後も4点を加え、逃げ切りました。

 この試合投げた佐々木慶喜君は右サイドの技巧派投手。入部した時には山本淳一君や左のエース佐野清隆君がいて、自分の出番はあるのか、と悩んだようですが、同じように悩んだ他の投手と違う所は「チームのために投げる場面選ばずがんばれる」所でしょうか。今年に入ってからも都市対抗・黒陵との試合で7回投げて試合を作っています。
 今では勝手ながら「赤崎クラブのスイングマン(※)」と呼んでいます。

 6回から投げた山田大輔君は今年から入った選手。こういう大きい舞台で投げられる事に日々喜びながらも、ポジディブに取り組み、投げています。気づいてみれば、この日投げた2人とも「ポジティブにがんばれる」所は共通です。

 山本武君はこの日5打点。赤崎に入ってから4年になりますが、何か任されるという事の責任を感じながらもそれをしっかりやれていることに、成長を感じます。野球だけではなく、仕事を通じて培っている様子が伺えますね。
※『複数の仕事をこなせる選手。ローテーションの穴埋めやロングリリーフなど、先発投手のカバーを臨機応変に行なう。』という意味のようですが、ここでは『複数の仕事をこなせる選手』という部分でだけ使わせていただきます。説明文は実況パワフルメジャーリーグ2:MLB用語集より。


 江刺-須賀川の試合を経て臨んだNTTとの試合。去年は若手投手陣を打って何とか勝たせていただいたカードでしたが、今回は全国大会進出をかけたガチンコ対決。当然NTTはエース吉田投手はじめベストメンバー。赤崎もその時点でベンチにいる選手でのベストメンバーを組み、対抗しました。

 2回に今年から副主将を任されている平野君の二塁打から好機を広げ、満塁から多田君の適時打で2点を先制。その後も、山本淳一君が踏ん張り、打線も好機を演出し続けていたので「よし、いける!」と思っていたのですが…。

 「ウソだろ!」
 …この言葉しか出すことはできませんでした。ゆるくない状況に持っていかれてから、ポイント絞られて痛打を食って…気がついたらスコアボードには「9」の数字が載っていました。私は山本淳一君を見て16年になりますが、この試合ほど大変な結果になった事はありません。

 でも、試合状況にも書いたとおりにグラウンドに立った選手はあきらめる事無く追撃していきました。でも…チャンスに打球が正面つくこと2回。村上耕君の適時打2本で2点を返しましたが、ついにコールド圏内に持っていかれて、試合終了。東北社会人野球界でも、JR東北、七十七銀行、TDKを追いかけるセカンドグループの強さを思い知らされて、終わりました。

 山本君に関しては後述しますが、二番手で投げた古内君も2回で5点取られてしまいましたが、それでもここ2年で赤べこ、全足利や駒形、江刺など強豪相手に投げ、成長も見せているだけに、ワケわからなくなって試合ぶっ壊すという事はしなくなりました。もう少し自信もっていいとおもいます。

 この試合、最後まで投げない態度を示したことが、次の試合につながりました。
 日曜日。
 この日、赤崎のベンチには14人しかいませんでした。
 軟式チームの試合や仕事などで思うようにメンバーを集めることができませんでした。赤崎も重要な試合をしていますが、自分たちだけわがまま言っているわけにも行きませんので…。この日が東北大会初出場になるのが4人。正捕手の村上修君、新人野手の佐々木雄大君、投手兼野手の鈴木浩次君、今年ようやく赤崎に加わった山口祐樹君が、それぞれにカギを握りました。

 修君はひさしぶりの試合が重大な試合となりましたが、いつもと変わりなく淳一君はじめチームをリード。浩次君、祐樹君は好機にダメ押す適時打を放ち、雄大君は目立った活躍はありませんでしたが、それでも点に結びつく犠打を決め、一塁手としてもまず無難につとめました。

 そして肝心なのは前試合で屈辱的なKO食らった山本淳一君。
 やや打ちごろの所に球が集まった前試合を教訓に丁寧な投球を見せ、ストレートとカーブ織り交ぜて6回まで無安打。7回と9回に2安打ずつ許しましたが、今年これまで一番長く投げても3回が、9回投げて完封勝利

 今年は出だしゆるくなく、調整に難儀しましたが、それでもこういう投球見せられるあたり、ホンに脱帽です、としか言いようがありません。そして、それに応えた全野手も見事でした。赤崎の場合連打連打で点をとるチームなだけに、誰が役割果たせなくてもベストの結果は出せません。この日は…代打の用意はしていたものの出場果たせなかった金野伸さんも含めて…自分の役目果たしてがんばれた事がこの結果を生んだのかな、と思います。
 今年、都市対抗やクラブ大会でくやしい敗退をきっしてきた赤崎。今年はこれまでチームを支えてきた機軸となる2選手が転進(※2)移籍し、チームを作り直す苦しみも抱えながらたたかっています。
 それでもこの大会、大敗も喫しながらひとつの結果を出せた事に信頼する仲間のすごさを感じました。この大会は主将の生形選手が欠場しましたが、平野君がよくまとめましたし、キーストンコンビの多田、村上耕両選手も攻守共にがんばりました。桑田・清原両選手と同年代の佐々木宏也さんはまだまだ健在です。

 次のたたかいは東日本カップ大会。
 全足利と茨城GGの強さが目立つ北関東ブロックですが、伊勢崎や全日立、オール高崎といったライバルが待ち構えています。北海道はどこが出てくるか7月後半にならないとわかりませんが、簡単なたたかいはさせてもらえません。
 次のたたかいに向けて、仕事や家庭も含めて、がんばって生きる事に臨んでいただければな、と思っています。

 最後に、この試合に臨むにあたって支えていただきました皆様に深くお礼申し上げます。
 拙文失礼します。

その108(後編)クラブ選手権東北予選…私伊東のたたかい。(大げさな)は、ただ今製作中です。


にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ 
にほんブログ村 政治ブログへ にほんブログ村 ニュースブログへ
人気ブログランキングへ
→以上のランキングに登録しています。よかったらクリックお願いします。 


下記ランキングに参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村