MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2008社会人野球 クラブ選手権東北予選…私伊東のたたかい。(大げさな)

その108(中編パート2)赤崎クラブの試合から…一勝、爆敗、そして意地。はこちらからご覧ください。

 こんにちは。伊東です。
 長く長く続いてきたこの記事も、いよいよラストを迎えました。
 今回のクラブ選手権予選。例によって仕事するのが精一杯で、練習の手伝いをするには体力がついていかない状況だった私伊東ですが、それでもクラブ選手権の試合に出来る限り帯同・協力しようと、朝勤や早朝勤のメンバーの協力を得て、最大限-日曜日が第一試合にあたらなければ全試合-野球に関われる体制を整えていただきました。
 試合の事に関しては、前号の記事までで書かせていただきましたので、今回は別な話で…。今回、赤崎クラブの試合をご覧になった皆さんは、一つビックリされる事があった事と思います。そう、攻撃時の応援が入った事です。
 以前、都市対抗野球の記事でこういう事を書いた記憶があります。

 都市対抗野球は高校球児で言えば「夏の甲子園大会」と同様の価値のある大会。簡単に言えば一番盛り上がりを見せる大会であるのです。
 そんな大会なだけあって、ライバルの「水沢駒形」「フェズント岩手」は応援団もフル稼働して大会に臨んでいます。私も出来る所から、と複数の金桶叩きの応援パターンを用意していたのですが、当然これは関係者の合意がないと出来るものではありません。そして、球場に着いたときが開始直後という事で、その実行のための合意を得るヒマはありませんでした。
(中略)
 もう少し早く来て、チームを盛り上げる応援が出来たらな、という意味で、自分自身にとっても悔しい敗退となってしまいました。もちろん、配達いいかげんにして盛岡行くわけにも行かなかったので仕方がないとも思っていますが、もう少し段取り完璧にしておけば(自分の体調面まで考えに入れて)と、悔いが残りました。

その96 ここ3日間の私。仕事→敗退→偵察→帰大→仕事→決勝→刺激→爆睡→万歳→制作→掃除。(再制作)
 この考えに至ったのは、今年の都市対抗野球の組み合わせを見た時でした。
 出場チームを見たときに、この中で常時応援団を繰り出し、攻撃時の応援を繰り出していたチームは直に見た所で「水沢駒形」「フェズント岩手」。そして「JR盛岡」もトランペットを出しての応援をするという話をどこかから聞いていましたので、3チームですか。
 かつては宮城建設チームがシンセサイザーを使っての応援、太平洋セメントも数々の楽曲を繰り出しての応援をしていて、都市対抗野球の応援合戦はにぎやかなものがありましたが、今ではこれらのチームは活動を停止し、チアガールをも繰り出していた赤べこ軍団も活動停止。
 赤崎クも2004年、2005年と都市対抗の東北大会に進出した時は、太平洋セメント応援団の方のご協力も頂きまして企業チームに負けない応援をしていただきました。そのときの経験があるもので、どうしてもああいう形の応援を選手に受けさせてあげたい、選手がグラウンド上でたたかう様に、有力チームの応援団とはりあい、選手を励ます力を見せたいという思いはずっと持っていました。
 それを都市対抗から行ないたいと思いましたが、先に書いた記事の通り段取りに失敗し、その実行は適いませんでした。という事で、今回は段取りよく動かないと、という事で色々準備を整え、最後に残った応援の実行に関しては、試合が行なわれる週のある練習日に菅原部長、磯谷監督と相談し、内容を話した上で、応援の許可を得る事が出来ました。
 そして、金曜日。
 仕事もありプレーボールからスタンドにいる事が出来ませんでしたが、スタンドに到着後、何イニングか周りにいた赤崎クの支援者・関係者に説明した上で、5回の好機の時から打席ごとの応援を始めました。

パターンは4つ。カタカナは鐘叩きの音、「」はセリフ。

パターン1:カン・カン・カカカン 「かっせー(選手名)」
      ※4回繰り返す
      「GO GO(選手名)GO GO(選手名)」

パターン2:カン・カカン「はいっ」カン・カカン「はいっ」
      カン・カ・カンカンカン「(選手名)」
      ※4回繰り返す 「はいっ」は合いの手。
      「かっとばせー(選手名)かっせっ かっせっ(選手名)」

パターン3:カンカンカンカン(選手名)
      ※4回繰り返す
      「GO GO(選手名)GO GO(選手名)」

パターン4:三・三・七拍子にあわせる。
      七拍子の所に「かっせっかっせっ(選手名)」


 …この通りの応援パターンを用意し「」部分の音頭とりはメガホンで私の声で行ないました。先に書いたとおり、部長・監督、その日の練習に居合わせた選手には応援の実行を話していましたが、その日スタンドに来ていただきました支援者の皆様には当日に話をする事になったもので、大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、それでも多くの方に手拍子やペットボトルなどを使って音頭とりにご協力いただきました。
 支援者の中では若輩者の私のリードに着いてきていただきまして、本当にありがとうございます。正直、この実行に当たって一番の不安点は「支援者の皆さんへの負担」。鐘を叩き、声を出すのは私ですが、応援の実行は皆さんの協力がないと出来ません、そして、協力していただくという事は、それぞれご来場していただきました皆様の行動を一定程度束縛する-それが例え少しでも-事に、そういう風にさせてもいいものか、しかも一番の若輩者が、という思いもあり、その部分で一番悩みました。
 それでも、先に書いたとおりにご協力もいただき、何とか2日間、応援をして全国大会こそならなかったものの東日本カップ大会に進出する事が出来た、という事で一つの結果を出せた事に、繰り返しになりますが、ご来場いただきご協力いただいた皆様に深く、御礼申しあげます。
 目標としていた山口で行なわれる全国大会の出場こそはなりませんでしたが、足利で行なわれる東日本クラブカップには参戦が決定しました。皮肉にも、場所が近づいたので、仕事の日程調整がつけば応援に行く事が出来るかもしれません。
 どっちの職場も簡単に代えが効くわけでもなく、シフトの調整には難航が予想されますが、なんとかこの舞台に立つ選手を応援したいという思いで(ある意味、アウェーですから)何とか頭下げてまわります。
 このクラブ大会の間も、仕事が休めるわけでもなく大船渡と花巻・北上江釣子を往復して回ったこの大会。ガソリンがバカ高くなっている中ゆるくないのが実情でしたが(温暖化に関してだけ申し訳なく思っています)、貴重な経験、貴重な思いをさせていただきました。
 そして、私の人生で「進む事」と「止まる事」の選択をしいられた時「進む事」を選択した場合により大きく道が開かれる、ということは多々ありました。今回の応援も、自分にとっても、周りの皆さんとの信頼関係の作り方にとってもいい形が出来たのかな、と勝手に思っています。
 大会はNTTが優勝し、白河、駒形、江刺と共に全国大会に出場。赤崎と秋田王冠はクラブカップに挑みます。須賀川都市対抗二次予選に挑み、新庄、宮古弘前もまた新しいたたかいに臨みます。

 社会人野球は、「転進」しない限りは、一つ負けても何度でもたたかいに挑む事が出来ます。そういう風にして頑張る社会人野球選手の皆さん、今大会に挑まれた皆さん。また別な機会でお会い出来れば、と思います。
 長い長い記事となりましたが、お読みいただきありがとうございました。
 これからのご健闘を願いまして「その108」の制作、終わらせていただきます。


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