今晩は。ここでは先週土曜日に行なわれた大槌ロータリー沿岸大会に関しての記事を制作させていただきます。この大会は岩手県沿岸部の硬式野球クラブチーム8、内陸部から矢巾硬式ク、福島から福島硬友クを招待して開催しています。まずは、赤崎野球クラブの試合から記載していきます。
釜石野球団 0100300 4
赤崎野球ク 200162X 11
▽二塁打 村上修(赤)佐々木健志(釜)
▽三塁打 佐々木健志(釜)
【赤崎野球ク】4村上耕 3生形 6多田 2村上修 9出羽 7金野豊 8鈴木 D佐々木雄 5平野 1山本淳 (途中交代)山口祐(出羽・5回代走)佐藤琢(鈴木・5回代打→8)亘理(6回から9)
【釜石野球団】6三浦 4橋本 5佐藤 7佐々木健志 8菊池 D平野 9阿部 3柏 2合沢 1斉藤 (途中交代)高堰(斉藤・6回途中から1)小原(合沢・7回代打)大倉(佐藤・7回代打)
豪雨の中行なわれた試合、先制したのは赤崎。初回に生形、多田の連打の後村上修、金野豊の適時打で先制。釜石は2回に平野亮の適時打で一点を返すが、4回に赤崎は村上耕の犠飛で1点追加。このまま赤崎がペースを握るかと思われたが、5回に釜石は柏の三塁強襲、三浦の安打、橋本の四球で満塁にすると、佐々木健志がライトオーバーの走者一掃の三塁打。赤崎のエース山本淳一から一気に3点を奪った。
しかし、赤崎は5回裏、雨で制球に苦しむ斉藤を攻め満塁。ここで佐々木雄大、平野誠と連続死球であっという間に逆転すると、エラーと暴投、多田の進塁打で一挙に6点。試合の流れを一気に引き寄せた。
その後も6回に村上修の二塁打で好機を作ると、金野豊の適時打などで2点追加。山本淳一は5回に集中打を浴びたものの、緩急つけながらもテンポ良く投げぬき、バックの好守備とかみ合い釜石に追加点を許さず、7回コールド11-4で今年最初の試合をいい形で勝ち抜きました。(ここまで敬称略)
…まずは、投手の山本君ですが、5回に集中打食らいましたが、その場面以外ではコンディション悪い中でテンポを重視。ストライク先行で攻め、野手とのリズム良く投げました。この投球が平野君、多田君の好プレーを生んだのだと思います。
打線も相手のミスも加わっての大量点ですが、つないでつないでという形で点をとる形は健在。ここまで安打のなかった佐々木雄大君に初ヒットが生まれたのも好材料といえるでしょう。メンバーの招集状況で、本来のポジション以外の所を守らせた選手もいましたが、まずは1つ、勝ったという事で次の試合につながれば、と思います。
代表的に言えば、今年からコーチ兼任になった山本君、ムードメーカーの平野君のプレーや体のキレ見ていると、今年にかける強い思いというのが見えました。去年のクラブカップ優勝という“明”、しかし江刺やNTT東北、一戸桜陵に悔しい負け方をしてしまったという“暗”。この経験をどう生かすかが赤崎に関わるメンバーに問われています。
自分もいつまでもウツ状態かこっている場合でないですね…。
一方釜石野球団はメンバーが大分若返り、出場メンバーで30代は平野亮君、佐々木健志君だけ(後にリリーフで高堰さん、代打で大倉さんも出場)となりました。クラブ全国大会に進出したメンバーのほとんどは第一線を引き、若いメンバーが多くなったこのチームを支えているという様子がうかがえます。
この日投げた斉藤圭祐君はメンバー表見ると神奈川出身(座間高校)なのでしょうか。この目では始めてみる投手(登録は内野手)です。左からすべるようなカーブと緩急使って赤崎と相対しましたが、残念ながら豪雨の中制球定まらず、赤崎に8死球(平野君一人で3つ)、11失点を与える結果となりました。地元高校出身が多いチームの中、神奈川、東京で野球をしてきた経験をどうチームに伝えるか。この日の結果はふるいませんでしたが、これからの活躍に期待です。
さて、この日行なわれた他5試合の結果です。
◇一回戦
高田クラブ 5-0 大槌倶楽部
釜石野球団 3-0 遠野クラブ
◇二回戦
福島硬友ク 9-0 住田硬式ク
宮古倶楽部 2-1 高田クラブ 延長10回サヨナラ。
矢巾硬式ク 4-0 久慈クラブ
釜石は、遠野に勝ちあがって二回戦に進んでいたのですね。
高田はJABA岩手のブログを見ると、白地の新ユニフォームで登場。大槌には完封勝ちを収めたのですが、宮古倶楽部には延長の末惜敗という結果となりました。福島硬友は地力を見せ、住田に快勝。矢巾硬式は新戦力の台頭もあり、久慈に完封勝ち。
選手名簿をのぞいて見ると…矢巾の投手で右変則の在家(盛岡第四)、右本格派の門脇(西和賀)両投手の名前がありました。この2人がエース大道、左の田鎖、右サイド(スリークォーター)の里舘といった各投手を助けられれば、このチームも侮る事はできません。
宮古倶楽部は石田浩基さんの名前がありました。宮古倶楽部が宮高倶楽部と名乗っていた頃のエースで、都市対抗県予選で無安打無得点も達成した好投手。ここ数年名前がありませんでしたが復帰されたようですね。若い投手の多い宮古に心強い存在だと思います。
その他各チームの名簿見ると新戦力の名前がちら、ほらと。
赤崎ですが、今大会登録された新戦力は投手の伊東崇文君一人。私はまだ会った事がありませんが、早くチームになじんで頑張ってほしい所です。
さて、話を戻しますが、赤崎-釜石の試合であわや、という事態が起きました。
5回に大量6点をあげた赤崎でしたが、この回代打攻勢をかけていて、8番の佐々木雄大君に金野伸さんが代打に告げられ、打席に立っていました。そして、斉藤君がさあ投げようか、と左足をプレートにかけようとしたときに、変な方向からタイムがかかりました。
本部席からです。
実は…金野さんは「大会出場許諾書」には名前が載っていましたが、毎試合出す「出場選手名簿」(※1)には名前が掲載されてなかった、という話です。もし、これに気づかず1球が投じられたら…その瞬間、ゲームセットとなっていた所でした。(その後金野さんはベンチに下がり、雄大君が打席に。)
試合前に誰が来ていたかチェックし、登録用紙に書いた際に記載ミスした、との事。
最近多く発生している没収試合の事もあり、気をつけていたのだとおもいますが、思わぬ所で…。この日来ていた役員は、自分の10倍しっかりしている人×4だっただけに、ビックリしました。正直。
※1 大会要綱「(出場許諾書に登録できるのは)役員10人以内、出場登録選手40人以内とする」「ベンチ入りできる役員は6人以内、試合出場できる選手は25人以内とし、25人を超える選手登録をしたチームは当該日ごと25人を決定し、大会本部に報告する事」
この大会は週末の2日間で行なわれる予定でしたが、大会初日を豪雨の中何とか6試合行ないましたが、日曜日はさらに天候が悪化し、中止を余儀なくされました。この後の大会日程、あるいは野球場の確保の問題もあり、近日中の延期もできず、8月以降の延期を余儀なくされました。
準決勝のカードは「宮古-福島硬友」「赤崎-矢巾」。去年、クラブ選手権東北大会に進出した赤崎、宮古に全国大会の経験を持つ福島硬友、若手有望投手を加え躍進狙う矢巾で優勝を争います。日程などが分かり次第、拙ブログでも紹介しますので、沿岸地域の社会人野球ファンの皆さん、ぜひ試合観戦に訪れてきてください。
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伊東宛の私書箱はこちらからです。当面これしか連絡手段がありません。どうぞご意見をお寄せください。
釜石野球団 0100300 4
赤崎野球ク 200162X 11
▽二塁打 村上修(赤)佐々木健志(釜)
▽三塁打 佐々木健志(釜)
【赤崎野球ク】4村上耕 3生形 6多田 2村上修 9出羽 7金野豊 8鈴木 D佐々木雄 5平野 1山本淳 (途中交代)山口祐(出羽・5回代走)佐藤琢(鈴木・5回代打→8)亘理(6回から9)
【釜石野球団】6三浦 4橋本 5佐藤 7佐々木健志 8菊池 D平野 9阿部 3柏 2合沢 1斉藤 (途中交代)高堰(斉藤・6回途中から1)小原(合沢・7回代打)大倉(佐藤・7回代打)
豪雨の中行なわれた試合、先制したのは赤崎。初回に生形、多田の連打の後村上修、金野豊の適時打で先制。釜石は2回に平野亮の適時打で一点を返すが、4回に赤崎は村上耕の犠飛で1点追加。このまま赤崎がペースを握るかと思われたが、5回に釜石は柏の三塁強襲、三浦の安打、橋本の四球で満塁にすると、佐々木健志がライトオーバーの走者一掃の三塁打。赤崎のエース山本淳一から一気に3点を奪った。
しかし、赤崎は5回裏、雨で制球に苦しむ斉藤を攻め満塁。ここで佐々木雄大、平野誠と連続死球であっという間に逆転すると、エラーと暴投、多田の進塁打で一挙に6点。試合の流れを一気に引き寄せた。
その後も6回に村上修の二塁打で好機を作ると、金野豊の適時打などで2点追加。山本淳一は5回に集中打を浴びたものの、緩急つけながらもテンポ良く投げぬき、バックの好守備とかみ合い釜石に追加点を許さず、7回コールド11-4で今年最初の試合をいい形で勝ち抜きました。(ここまで敬称略)
…まずは、投手の山本君ですが、5回に集中打食らいましたが、その場面以外ではコンディション悪い中でテンポを重視。ストライク先行で攻め、野手とのリズム良く投げました。この投球が平野君、多田君の好プレーを生んだのだと思います。
打線も相手のミスも加わっての大量点ですが、つないでつないでという形で点をとる形は健在。ここまで安打のなかった佐々木雄大君に初ヒットが生まれたのも好材料といえるでしょう。メンバーの招集状況で、本来のポジション以外の所を守らせた選手もいましたが、まずは1つ、勝ったという事で次の試合につながれば、と思います。
代表的に言えば、今年からコーチ兼任になった山本君、ムードメーカーの平野君のプレーや体のキレ見ていると、今年にかける強い思いというのが見えました。去年のクラブカップ優勝という“明”、しかし江刺やNTT東北、一戸桜陵に悔しい負け方をしてしまったという“暗”。この経験をどう生かすかが赤崎に関わるメンバーに問われています。
自分もいつまでもウツ状態かこっている場合でないですね…。
一方釜石野球団はメンバーが大分若返り、出場メンバーで30代は平野亮君、佐々木健志君だけ(後にリリーフで高堰さん、代打で大倉さんも出場)となりました。クラブ全国大会に進出したメンバーのほとんどは第一線を引き、若いメンバーが多くなったこのチームを支えているという様子がうかがえます。
この日投げた斉藤圭祐君はメンバー表見ると神奈川出身(座間高校)なのでしょうか。この目では始めてみる投手(登録は内野手)です。左からすべるようなカーブと緩急使って赤崎と相対しましたが、残念ながら豪雨の中制球定まらず、赤崎に8死球(平野君一人で3つ)、11失点を与える結果となりました。地元高校出身が多いチームの中、神奈川、東京で野球をしてきた経験をどうチームに伝えるか。この日の結果はふるいませんでしたが、これからの活躍に期待です。
さて、この日行なわれた他5試合の結果です。
◇一回戦
高田クラブ 5-0 大槌倶楽部
釜石野球団 3-0 遠野クラブ
◇二回戦
福島硬友ク 9-0 住田硬式ク
宮古倶楽部 2-1 高田クラブ 延長10回サヨナラ。
矢巾硬式ク 4-0 久慈クラブ
釜石は、遠野に勝ちあがって二回戦に進んでいたのですね。
高田はJABA岩手のブログを見ると、白地の新ユニフォームで登場。大槌には完封勝ちを収めたのですが、宮古倶楽部には延長の末惜敗という結果となりました。福島硬友は地力を見せ、住田に快勝。矢巾硬式は新戦力の台頭もあり、久慈に完封勝ち。
選手名簿をのぞいて見ると…矢巾の投手で右変則の在家(盛岡第四)、右本格派の門脇(西和賀)両投手の名前がありました。この2人がエース大道、左の田鎖、右サイド(スリークォーター)の里舘といった各投手を助けられれば、このチームも侮る事はできません。
宮古倶楽部は石田浩基さんの名前がありました。宮古倶楽部が宮高倶楽部と名乗っていた頃のエースで、都市対抗県予選で無安打無得点も達成した好投手。ここ数年名前がありませんでしたが復帰されたようですね。若い投手の多い宮古に心強い存在だと思います。
その他各チームの名簿見ると新戦力の名前がちら、ほらと。
赤崎ですが、今大会登録された新戦力は投手の伊東崇文君一人。私はまだ会った事がありませんが、早くチームになじんで頑張ってほしい所です。
さて、話を戻しますが、赤崎-釜石の試合であわや、という事態が起きました。
5回に大量6点をあげた赤崎でしたが、この回代打攻勢をかけていて、8番の佐々木雄大君に金野伸さんが代打に告げられ、打席に立っていました。そして、斉藤君がさあ投げようか、と左足をプレートにかけようとしたときに、変な方向からタイムがかかりました。
本部席からです。
実は…金野さんは「大会出場許諾書」には名前が載っていましたが、毎試合出す「出場選手名簿」(※1)には名前が掲載されてなかった、という話です。もし、これに気づかず1球が投じられたら…その瞬間、ゲームセットとなっていた所でした。(その後金野さんはベンチに下がり、雄大君が打席に。)
試合前に誰が来ていたかチェックし、登録用紙に書いた際に記載ミスした、との事。
最近多く発生している没収試合の事もあり、気をつけていたのだとおもいますが、思わぬ所で…。この日来ていた役員は、自分の10倍しっかりしている人×4だっただけに、ビックリしました。正直。
※1 大会要綱「(出場許諾書に登録できるのは)役員10人以内、出場登録選手40人以内とする」「ベンチ入りできる役員は6人以内、試合出場できる選手は25人以内とし、25人を超える選手登録をしたチームは当該日ごと25人を決定し、大会本部に報告する事」
この大会は週末の2日間で行なわれる予定でしたが、大会初日を豪雨の中何とか6試合行ないましたが、日曜日はさらに天候が悪化し、中止を余儀なくされました。この後の大会日程、あるいは野球場の確保の問題もあり、近日中の延期もできず、8月以降の延期を余儀なくされました。
準決勝のカードは「宮古-福島硬友」「赤崎-矢巾」。去年、クラブ選手権東北大会に進出した赤崎、宮古に全国大会の経験を持つ福島硬友、若手有望投手を加え躍進狙う矢巾で優勝を争います。日程などが分かり次第、拙ブログでも紹介しますので、沿岸地域の社会人野球ファンの皆さん、ぜひ試合観戦に訪れてきてください。
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