MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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東北連盟会長旗大会/北上市長杯/岩手アマ王座 3つ・4種の大会を振り返る。【2009社会人野球】

 この項では社会人野球の「北上市長杯大会」「東北連盟会長旗大会」「岩手県マチュア王座決定戦」の3つ、4種の大会に関して触れさせていただきます。

◎東北連盟会長旗争奪大会
◆クラブの部
 一回戦 新庄球友ク 5-2 秋田王冠ク
 一回戦 水沢駒形倶 3-0 オールいわき
 準決勝 新庄球友ク 2-1 北社学園ク
 準決勝 水沢駒形倶 14-1 ブルーズYF
 決 勝 水沢駒形倶 4-2 新庄球友ク
最優秀選手 ?(水沢駒形)
敢闘賞   ?(新庄球友)
打撃賞   ?(?)

◆企業の部
 準決勝 TDK 4-3 フェズント岩手
 準決勝 日本製紙石巻 7-0 自衛隊青森 ※7回コールド
 決勝 TDK 7-0 日本製紙石巻 ※7回コールド

最優秀選手 福本 真史選手(TDK)
敢闘賞   大和田翔平投手(日本製紙石巻
打撃賞   谷中 昭仁選手(TDK)


 最初に10月3、4日に行われた東北連盟会長旗大会ですが、残念ながらクラブの部の表彰選手が分からず、?記載となってしまいました。その部分申し訳ございません。
 大会初日に鶴岡小真木原球場で企業の部、酒田光ケ丘球場でクラブの部の試合が行われました。企業の部はワンデートーナメント。
 一試合で決勝まで進むこの試合、第一試合はフェズントとTDKが激突。6回につき放したフェズントでしたが、TDKは9回に追いつき、10回にサヨナラ勝ち。TDKは若手主体で挑んだ様子。フェズントは善戦はしましたが一歩届きませんでした。
 第二試合は諸事情で(としか言いようがない)この大会の参戦が決まった日本製紙石巻自衛隊青森を圧倒。大和田が完封勝利をあげ、決勝は日本選手権予選準決勝と同じカード…でしたが、点差も同じになってしまいました。TDKは若手3投手の継投で石巻を完封。優勝を決めました。
 
 クラブの部は一回戦二試合。
 新庄球友と秋田王冠の試合は、去年のクラブ選手権予選以来の激突。そのときは延長までもつれる熱戦でしたが、今年は新庄が先手をとり続け快勝。
 駒形とオールいわきという全国大会進出チーム同士の対戦は、中盤以降小刻みに点を重ねた駒形が佐藤功也投手の完封勝ちで3-0で勝ち進みました。
 4日の試合は準決勝、決勝戦
 第一試合では前日の勢いそのままに新庄が、これも諸事情で東北大会に進んだ北社学園を逆転サヨナラ勝利。駒形はこれまた全国大会進出のブルースヨシフォレストと対戦し、14-1で圧勝。
 決勝戦は2年連続の進出となった新庄と3年ぶりのこの大会東北進出の駒形が激突。
 初回に先制パンチを食らわした新庄ですが、駒形は4回に2点とり同点に、7回にも2点加え逆転。結城、佐藤功也とエース同士の投げ合いは、執念を見せたバックを背に力投見せた佐藤功が投げ勝ち、そのまま駒形が勝利。3年ぶり3度目の優勝を果たしました。

北上市長杯クラブ大会

・一回戦
 北上レッズ 7-5 盛友クラブ
・二回戦
 富士大学 7-0 黒陵クラブ ※7回コールド
 北上レッズ 4-1 登米クラブ
 オール江刺 4-0 花巻硬友倶
 能代松陵ク 3-2 前沢野球ク
・準決勝
 富士大学 9-0 北上レッズ ※7回コールド
 オール江刺 11-7 能代松陵ク
・決勝戦
 オール江刺 9-8 富士大学

最優秀選手 中鉢洋平投手(オール江刺)
敢闘賞   遠藤大左選手(富士大学
打撃賞   村岡康仁外野手(オール江刺)


 去年はとことん痛い目にあい、悔しい敗退を喫した岩手のクラブチーム勢。当初参加予定だったチームの辞退(おそらく駒形。東北連盟大会と同日開催)もあり、9チームでの大会となりました。
 大会初日、江釣子では開幕試合出地元の北上レッズが盛友クラブに競り勝ち、富士大学はもう一つの地元チーム黒陵に大勝。レッズは第三試合で宮城からの挑戦者・登米にも競り勝ち、ベスト4に残りました。
 もう一つでのブロックでは江刺が花巻に快勝、前沢は佐藤逸朗投手の奮投で能代松陵にくらいつきましたが、後一歩届かずサヨナラで敗れました。

 大会二日目。準決勝第一試合は北上レッズが富士大学に挑みましたが、0-9で敗退もエースが抜け、投手陣を一から組立て直した状況下では2勝した事自体見るべきものがありました。
 同第二試合、江刺は能代松陵と対戦。前年敗れているだけにリベンジ狙った江刺と秋田の意地をかけた能代との激突は点の取り合いとなりましたが、一歩先手をとり続けていた江刺が競り勝ち、決勝に進出しました。
 そして、決勝戦
 去年、能代に圧勝して優勝した富士大が連覇を狙い、5回表までは8-0とリードしていましたが、5回に一気に5点を返した江刺が、7回にも3点入れ同点に。リリーフした中鉢投手が踏ん張り、むかえた9回にベテランの菊池選手が満塁の好機に内野安打を放ちサヨナラゲームで6年ぶり3度目の優勝を成し遂げました。

◎岩手アマチュア王座決定戦

◎大会第一日
一回戦 フェズント岩手 5-2 盛岡大学
 ※延長13回タイブレーク
一回戦 水沢駒形倶楽部 3-2 富士大学

3位決定戦 盛岡大学 2-1 富士大学
王座決定戦 フェズント岩手 7-0 水沢駒形倶楽部
       ※7回コールド

最優秀選手 小野寺聖人投手(フェズント)
敢闘賞   佐藤 功也投手(水沢駒形)
打撃賞   高橋  充選手(フェズント)
特別賞   植松 俊樹内野手(フェズント)


 最後に、今年岩手県のアマチュア野球の王座を決める「アマ王座決定戦」は、社会人から都市対抗優勝のフェズント岩手、クラブ選手権岩手大会優勝の水沢駒形。大学から大学選手権準優勝の富士大学、この程一部に復帰する事が決まった盛岡大学の4チームで争われました。

 大会初日は第一試合から激戦に。
 5回にフェズントが先制したものの、6回に盛岡大が追いつき、延長に。12回まで進んでも試合を決する事ができず、13回からタイブレーク。先攻の盛岡大が1点奪いましたが、その裏に植松選手の満塁本塁打で逆転サヨナラ勝ち。
 第二試合、2回に先手を取った駒形。富士大は3回に1点を返すと7回にも1点を加え同点に追いつきましたが、8回に初回以降抑えこまれていた佐藤智洋投手から勝ち越しの1点を奪い、粘投していた佐藤功也投手が抑え切り、逃げ切りました。

 二日目は3位決定戦と王座決定戦。
 大学同士の対戦となった3位決定戦は、6回まで0行進。7回に奪った点数の差がそのまま勝負の結果となり、盛岡大が3位になりました。
 決勝戦は社会人同士の対戦でしたが、秋のたたかいでは悔しい結果しか残せていないフェズントが意地を見せ、駒形を圧倒。5回の3点が勝負を決定づけ、7回コールドでフェズントが勝ち、優勝を果たしました。

 10月に入ってからの3つの大会を簡単ではありますが振り返ってみました。サッカーの記事に比べれば文量少ないじゃないかというツッコミはナシ、という方向でお願いします(苦笑)。

 この時期になると、野球はどうしても「そのシーズンの終わり」に向けて歩み始め、もはや残す大きな大会は日本選手権の本戦のみとなりました。
 例年東北からは2チーム-東北枠が一つになってからもJABA大会の優勝もあったので-出場していましたが、今年は東北枠の一つだけに終わり、その枠はTDKが七十七銀行日本製紙石巻、JR東北という宮城勢3チームを撃破し奪いとりました。
 また、クラブチームもクラブ選手権優勝のトータル阪神の他に出場枠が増えた関西地区から大和高田、OBC高島が出場します。

 岩手ではたたかい全て終わり、後はベストナイン・表彰選手の発表を残すのみとなりました。じき体勢整えて、例年どおりポイントランキングを発表します。
 私の社会人野球の記事も、日本選手権に関して一つか二つ、後はベストナイン・各種表彰の発表と恒例のランキングだけ、となりそうですね。

 今日は野球に関しては「日本選手権」「岩手関係の各種大会」に関しての二本立てでお送りしました。拙文・長文お読みいただきましてありがとうございました。

ご意見ご感想はこちらにお願いします。


P.S
 以前、私はOBC高島野球部の活動に関して以下の記事を書いたときがありました。

 CK34 焦んないで!その行動…2題。

 そのOBC高島に関して、毎日新聞で以下の記事が紹介されていました。

 

 OBC高島の関係者の皆さんが、自分たちの存在意義は市民の皆さんと共にあるという事で気をつかって活動されていた事、その成果として反対派の中心におられた方からもその存在を認められた事。本当に心砕かれた事と思います。本当にお疲れさまです。

 ただ、先述の私の記事で触れたとおり、市民の中には「野球に~」という意見をもっておかれる方がいるのも事実ですし、事実ウン百万というのは大金です。
 まだ日本では「競技者が勝手にやっている」アマチュアスポーツに、行政のお金を使われるという事が快く思われていないという面もあります。

 私自身もトップレベル(日本の場合『オリンピックでメダルが取れそうな種目』)だけでなく、市民スポーツにお金が使われ、支援するという事自体は賛成ですが、八ツ場ダム同様、その使われ方にはより広い人が納得するやり方でなければわんない、とも考えています。
 その部分があったからこそ、私はああいう記事を-言わば、同じ野球仲間に弓を引くような-書かざるをえなかったのです。

 場末のブログ見にくる方も多くはないせいか、反響はありませんでした。
 でも、やはり地元の方からも同じような批判・意見はあったようですし、その意見に対してOBCに関わる方が真剣に向き合い、取り組んでいただいた事に感謝する次第でございます。

P.P.S
 東北連盟会長旗大会の会場となった酒田市の光ケ丘野球場。
 以前、父の里帰りの際、父と一緒に近くの野球場で、覚えたての野球を見ていた記憶がありますが、後で地図検索してみた結果、場所がまさに「草野球をしていた野球場」だったんですね。
 父とは「家庭の事情」で別離していますが、思い出の一つとして残っている場所です。その場所で社会人野球が行われたというのも…感慨深かったですね。
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