MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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一関市長旗大会の結果~赤崎クはYBC柏に敗退。水沢駒形決勝進出も優勝は全府中!

(※都合上ひとつの記事にまとめましたが、2部作でお伝えします)
 おはようございます。
 昨日の好天で水分吸い上げてしまったのか、水分厚めの空模様から1日がスタートしました。今日もお付き合いよろしくお願いします。この後すぐ一関大会についての記述を起こしますが、初日の資料が見つかりません。なので手元にある2日目からの記述をしていきます。
 一関市長旗大会は26日に一回戦8試合を、27日に準々決勝4試合と準決勝2試合がダブルヘッダーで行われました。諸々の事情で2日目の試合からの記述で参ります。

◆YBC柏8-0茨城GG
 柏はエース田山が登場。クラブ選手権出場を決めていた茨城を前評判通りの好投を見せシャットアウト。打線も後半に5点をあげ反撃の力を断ち切った。茨城は田辺、山本両投手が登板も柏の攻略を許し、打線も田山の前に得点をあげられなかった。

◆水沢駒形12-1秋田ク
 駒形は初回から先手を打ち2回までで5-0。三塁打4本を基に中盤にも7点をあげると、今大会から戦線に復帰した千葉隼ら右投手陣で秋田を1点に抑え準決勝進出。秋田は3投手継投で駒形打線に相対したが力負け。0-12とされた5回に1点返し意地を見せた。

◆全府中6-5江刺
 最終的なスコアは1点差だったが、4回の3点が試合の流れを全府中に傾ける結果となった。全府中はこの後5、7回にあげた1点ずつも効き、江刺を破った。江刺は伊藤が復帰、高橋和が初登場を見せ、選手層を厚くする成果はあったが攻守に課題を残し次の戦いに挑む事に。

◆相模原16-10ロキテクノ
 2回までで7-2の試合をロキテクノが6点あげひっくり返したのが3回。しかし最後は6回以降9点をあげ再びひっくり返した相模原が、4投手継投で逃げ切った。ロキテクノは3回に逆転。中盤は落ち着いた展開も見せていただけに終盤の乱調に悔いを残した。
 一関大会の2日目は準々決勝と準決勝をダブルヘッダーで行います。猛暑の中選手起用にも腐心したと思われますが果たして。

◆全府中5-3相模原
 先制したのは相模原。しかし全府中は4回に3点、5回に2点を挙げると、6回に反撃は食らったがこの試合も武井→前田の継投が決まり決勝戦に進出した。前試合が乱戦になった相模原は先手をとったが、中盤に全府中の攻勢にあい、6回に2点返すのがやっとだった。

◆水沢駒形5-3YBC柏
 駒形は3回に先制。以降は柏の猛追にもあったが左右4投手のジグザグ継投でかわしきり、決勝戦に進出した。駒形は玉城に本塁打、深井も二塁打を放つなど中軸打線に成果を残した。柏は5投手継投で駒形に相対したが、後手に回り追い着き切れなかった。


 昨日までに準決勝が終わり、決勝戦は水沢駒形と全府中の組み合わせとなりました。
 両チームとも猛暑の中3連戦、どれだけの余力を残しているか。全府中は3試合とも緊迫した戦いを超えてきた。駒形は5投手が継投、YBC戦でしっかり勝ち抜いてきた。後は当日の調子が勝敗を分ける。
 …と予想してみました。
 2日目までで14チームが敗れる性質の大会、土曜日の記述では“さながら梁山泊”と書きましたが、腕試しの機会を早々に終え、各々次の戦いに挑みます。来月はじめまでにはクラブ選手権の二次予選も行われ、西武ドーム進出16チームが決まります。
 既に全足利、ゴールデンゴールズの北関東、後は東海地区は決まっているようです。そして何といっても今週末には東北予選。10チームの内4チームに絞られる大会、駒形、マークス、江刺を越えなければ全国で…と考えると、YBC戦の痛切な経験を生かして戦いたいですね。
 今日行われる決勝戦、戦われる水沢駒形と全府中の健闘を願いつつ、そして今回東北に馳せ参じていただいた皆様に御礼とこれからの伸長を願いひとまず項を終わらせていただきます。

─月曜日朝の時点の記述は以上でした。以下は決勝戦が終わり、一回戦の結果資料が見つかった後の記事をお送りします。─

 夜の記事最初は一関大会の初日行われた8試合と今日行われた決勝戦のスコアを紹介します。

◆全府中7-1水沢駒形
 水沢駒形は“レジェンド”新田を先発を立てたが、全府中は2回に4点をあげ攻略。しかし代わった佐々木誠が全国戦デビューの重圧に負けず奮闘。4回に2点、7回に1点を失ったが6回を投げきった。全府中は3投手の継投で駒形を1点に抑え、2回目の制覇を成し遂げた。


 表彰選手は以下の通りです。
▽最高殊勲選手賞 武井勇樹投手(全府中)
▽敢闘賞 佐々木誠投手(水沢駒形)
首位打者賞 本郷智之選手(水沢駒形)
 連日マウンドを守った武井選手がMVP。佐々木投手は初全国でタイトルを手にしました。本郷選手はさすがの一言。

この後は順番逆になりましたが一回戦8試合をお伝えします。

▽YBC柏10-0赤崎ク
 前年この大会優勝し、今年も都市対抗で見せ場を作った柏が赤崎を圧倒。二回戦に進出した。柏先発の真家は赤崎を完封。白石は長打2本を放ち存在感を見せた。赤崎は金野豪をはじめて先発に立てたが柏の猛攻の前に苦戦。小松が三塁打を放ったが点を奪えず敗退を喫した。

▽茨城GG6-1弘前
 ともに継投策で勝負に出たが、茨城が勝負強さを見せ3回には逆転、以降も小刻みに加点し、投げても山本→工藤から支柱の岩田につなぎ上々のスタートを切った。アレッズは2回に先制したがすぐに逆襲を食い、茨城の攻勢を止められなかった。

▽秋田ク5-1一関ク
 “次のステップ”を目指した試合は、秋田が中盤に攻勢をかけ、予想以上の点差をつけ勝ち上がった。秋田は4回に先制すると、6、7回にだめ押し。投げては石黒聡が1失点完投。一関は期待の新人小野寺健を先発に起用したが中盤に攻勢を喫し、打線も6回の1点に終わった。

▽水沢駒形9-6METS
 熱いサポーターの下成長を見せているMETSは、0-6で迎えた5回に一気に6点奪い追い付いた。しかし全国ベスト4の意地にかけても負けられない駒形は5投手継投で対峙。一時は追い付かれたが8回に3点をあげ、初の遠距離遠征のMETSを破った。

▽全府中7-0鶴岡ク
 強豪全府中の攻勢をこらえ続けた鶴岡だったが、地力に勝る全府中は7回に1点を挙げると、8回に2点を奪いサヨナラコールドで二回戦に進出した。全府中は斉藤が陽のきつい中8回を完封。打っては尾崎の2二塁打が目立った。鶴岡は3投手継投で防戦図ったが及ばず。

▽江刺7-5全大宮
 試合の先手を握ったのは全大宮。3回に先制、差を詰められた7回には2点を加え5-2と逃げきりを図ったハズだったが、江刺は7回に1点を返すと、8回に一挙4点をあげ逆転。投げては菅原、河内山など総力戦で後半を抑えきった。大宮は終盤の詰めを誤り勝利を逃した。

▽相模原10-7HOKUTO
 7回までは3-2とリードしていたHOKUTOだが、相模原は8回に8点をあげ勝負は決まった…と思われた。しかしHOKUTOは8回に1点あげコールドを阻止すると、9回にも3点あげ食らいついた。相模原は新堀が苦投も完投勝利。8回の集中打は見事だった。

▽ロキテクノ5-2全白河
 2-2のまま9回を終了しタイブレークに持ち込まれた試合は、10回にロキテクノが一気の3点をあげ、全白河の粘りをへし折った。試合はロキテクノが2回に先制。全白河は4回、8回に1点ずつあげ同点に追い付いたが、勝ち越しまで至らずタイブレークに屈した。


 全府中の優勝で幕を閉じた一関大会。東北、南関東北信越地域は8月上旬に西武ドーム進出をかけた予選が繰り広げられます。1週間でどこまでチーム仕上げていくか。私も万全の体制で応援に臨みます。
 一方、企業3チームと大学チームは定期戦が行われます。2004年から大学と企業の混在する現行方式になってから10年経ちます。7月はじめには日本選手権予選もありましたが、1ヶ月経過でどこまでチーム力を上げてきたか注目です。大学勢は秋季リーグ戦を、企業3チームは日本選手権を狙います。

 都市対抗野球という一年で一番盛り上がる大会の影で行われてた一関大会。29日は西濃運輸富士重工の決勝戦。一関大会参加チームは次の戦いに挑みます。関わりました日本野球連盟岩手県野球連盟の皆様、全ての関係者の皆様お疲れ様でした。また別な機会で会いましょう。ここで失礼します。


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