MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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2010社会人野球 一関市長旗、岩手定期戦、都市対抗本大会の感想。

 この項では、7月下旬に行われた『一関市長旗大会』、8月上旬に行われた『JABA岩手定期戦』の結果をお知らせします。
 一関の試合に関して言えば、日曜日に試合観戦しに行こうかとも思っていましたが、諸事情が重なりそれは果たせませんでした。では、この2大会を振り返ります。
一関市長旗大会
・一回戦
相模原クラブ 6-2 オール江刺
全府中倶楽部 10-3 鶴岡野球ク ※7回コールド
F・スピリット 8-1 一関BBC ※7回コールド
所沢GBC 13-2 水沢駒形倶 ※7回コールド
東北マークス 8-2 松戸BC-TYR
オール日立D 9-7 NA大校友ク
西多摩倶楽部 8-1 須賀川クラブ

赤崎野球クラブ 000200000 2
三菱製紙八戸ク 20010000X 3
(赤崎)古内、山本淳-金野豊
(八戸)加藤、尾形-蛯名
二塁打 平野(赤)河村、蛯名(八)


・二回戦
全府中倶楽部 5-4 相模原クラブ 
F・スピリット 4-1 所沢GBC
東北マークス 6-2 オール日立D
西多摩倶楽部 6-3 三菱製紙八戸

・準決勝
全府中倶楽部 9-5 F・スピリット
東北マークス 4-1 西多摩倶楽部

・決勝戦
全府中倶楽部 12-4 東北マークス

・最優秀選手 山下浩宣選手 全府中
・敢闘賞   伊藤真志選手 東北マークス
首位打者賞 田本慎太朗選手 全府中


 大会初日は一回戦。岩手県勢は前年優勝の江刺、同準優勝の赤崎、全国進出の駒形、地元一関が登場しましたが、全チームが初戦で敗退しました。一関は新潟で存在感強めつつあるファイティングスピリットに、駒形は同じく全国大会に進出する所沢グリーンにコールドで敗退。江刺は相模原に先手を許し『都市対抗東北予選・第二代表決定戦一回戦敗者』同士のたたかいといなった赤崎と三菱八戸は、4回裏にあげた1点が効き、八戸が赤崎をかわす結果となりました。
 この日は他に東北勢が4チーム出ましたが、東北マークスをのぞいた3チームが敗退。全府中や西多摩と言った東京勢やオール日立も二回戦に進出しました。

 大会2日目。はや東北の砦となった三菱八戸と東北マークス。
 その三菱八戸に4回の集中打で勝った西多摩でしたが、オール日立に競り勝った東北マークスが準決勝でその西多摩を破り、決勝戦へ。地元出身の中屋が在籍する相模原に競り勝った全府中と、厳しい取り組みでチーム力上昇し、所沢グリーンを破ったファイティングスピリットで争われた準決勝は、終盤の攻勢で逆転した全府中が一日の長を見せ決勝戦に進出しました。

 最終日に行われた決勝戦
 3回までは同点で推移して来た試合でしたが、4回に全府中は山下選手の本塁打で3点上げ勝ち越すと、5、6回にも怒涛の攻撃を見せ、予想外の大差をつけてコールド勝ち、初優勝を果たしました。東北マークスは選手の招集に難儀しいつもは野手のバックアップとして試合に出る古川、野手に転向した伊藤両選手が奮戦しましたが、優勝には届きませんでした。

JABA岩手県定期戦
・リーグ戦
フェズント岩手 7-5 富士大学
富士大学 8-1 JR盛岡
フェズント岩手 6-2 盛岡大学
盛岡大学 7-3 JR盛岡
富士大学 14-0 盛岡大学 ※7回コールド
フェズント岩手 10-3 JR盛岡 ※7回コールド

1位 フェズント岩手 3勝   得23-失10
2位 富士大学    2勝1敗 得27-失8
3位 盛岡大学    1勝2敗 得9-失23
4位 JR盛岡      3敗 得7-失25

・最優秀選手、打撃賞 土岐謙太捕手 フェズント岩手
・敢闘賞 佐藤弘典選手 富士大学


猛暑が続く中行われた定期戦。優勝したのは、参加チーム中一番登録選手の人数が少なかったフェズント岩手でした。都市対抗は事実上選手12人で挑んだフェズント。この大会でようやく今年入部した選手がベンチ入りしたという情報も入りましたが、基本的には今までの主軸選手を起用していたようです。
 小人数の中来た東北大学リーグでたたかう2チーム相手に競り勝つと、同じ社会人チームのJR盛岡にはコールドで破り、3戦全勝で優勝を決めました。

 富士大はフェズントには敗れたものの、JR、盛岡大には危なげなく勝ち準優勝。盛岡大はJRに勝ち1勝をマーク。JR盛岡は残念ながら3試合ともに敗れ最下位に終わりました。

 都市対抗野球本大会には、東北から石巻市日本製紙石巻仙台市七十七銀行が出場。クラブチームとしては07年赤べこ軍団以来の出場となる大和高田市・大和高田クラブとあわせてこの3チームを注目してみていました。

 石巻市は一塁側スタンドを埋め尽くす大応援団の声援を背に浜松市ヤマハとたたかいましたが、強打者をそろえる浜松市の一発攻勢の前に逆転をくらい、補強選手の阿部博明選手(TDKから)の本塁打で反撃もしましたが後一歩届きませんでした。
 仙台市も名将垣野監督率いる東京都・NTT東日本相手に接戦を演じましたが、タイブレークの末敗退と、東北勢は残念ながら緒戦を突破する事ができませんでした。

 しかし、去年秋の日本選手権でベスト8まで残った大和高田クラブが、初めての東京ドームでも去年の勢いそのままに進撃を見せ、同じく初出場となる新潟市バイタルネットタイブレークの末サヨナラ勝ち。続く二回戦でも敗れはしたものの、横浜市三菱重工横浜相手に堂々としたたたかいぶりをみせました。

 序盤に強豪同士がつぶし会う組み合わせもありましたが、それでも上位に残ったのは「ああ、やっぱりな」と思わせるチームが残りましたが、一方で、ここしばらくは本大会出場に難儀してきたものの、去年久しぶりに本大会出場を果たすと、そのまま勢いに乗って実績を積み重ね、上位進出を果たしたチームもありました。(横浜市三菱重工横浜、東京都・東京ガス

 最後は前年日本選手権優勝のJR九州と「一度は死んだ」川崎市東芝との間で決勝戦がたたかわれ、東芝が3年振の優勝を果たしました。
 東芝は3年前にも優勝は果たしましたが、そのときは主戦力の多くを他のチームの主軸(クリンアップトリオが三菱川崎・西郷、三菱横浜・渡部、日産・小山の各チーム4番打者)で賄い、いろいろな意味で後遺症が出たのか、翌年は予選敗退。チーム作りに難儀していた時期もありましたが、自分たちの力で、という思いで力をつけ続け、優勝を果たしました。

 少し前の記事にも書きましたが、JR九州の菊池翔太君。
 JR九州は過去に多くの好投手をプロに送り出した、選手を心身ともに鍛える環境という意味では全国でも有数のチームです。ここで頑張って、いずれ激戦区九州のたたかいの中で存在感見せていただければ、と願います。

 これで8月中の社会人野球のたたかいも終わり、いよいよこの後は秋のたたかいに入って行きます。その秋の戦い4大会に関しての見所をこの後記して行くことにします。


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