MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

下記ランキング参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村
社会人野球ランキング

二百二十六の巻 この時期に見る光景-死にもの狂いでたたかった者の先には。

 今晩は。伊東です。
 今日は…重要なイベントありまして。
 私はそのイベントの「事務局」担当させていただきました。

 で、今は青息吐息。
 さすがにバテましたよ。
 ま、裏方作業は野球、共産党に始まって、自分の人生そのものが『裏方作業』で生きてきた、といっても過言ではないので頑張らせていただきましたが、よく考えてみれば、この任務につくのは2年ぶりですか。
 それでも先日の「市政のつどい」みたいに体調崩してのリタイアはせず、何とか完投しました。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
 で、例年この時期になると…いつも見かける光景なのが、Jリーグの昇格、降格争い。それはすなわち、一年のシーズンをたたかって、極限状態に追い込まれた人々の生き様をさまざま見せられる場面でもあります。

 過去には以下の記事を書いてきました。

・2005年 (当時のブログが消えてしまったため再録できません)

・2006年
 No371 横浜FC優勝 J1昇格。

・2007年
 第395号 ヴェルディJ1に復活!
 第399号 今は一旦引こう。ただし、強烈な置き土産は残したぞ!一年後にこの舞台に戻ってくるぜ…横浜FC、アジア王者に勝つ。

・2008年
 その204 生きてるって事感じた「国内リーグ最終日」。

・2009年
 CK161 確認怠ると…/鹿島が優勝、湘南がJ1に!+地域決勝大会速報。

 例年、Jリーグの最終節はニッポン放送のラジオに聞きかじっているのが毎年の光景ですが、今年も土曜日は用事のある6時になるまでやはりチャンネルを1242に合わせて聞いていました。大船渡にいた時は、この時期なら午後3時から1242が聞こえますが、どうにも4時ころまで通りが悪くて…で、ようやく安定的に聞こえた頃に、京都の選手のゴールが決まっていました。
 この時点で「京都1-0東京」。

 FC東京、といえば私のイメージの中では「うまい、スマートな選手が多い」チーム。芸術的なサッカーを見せてくれる反面、どうにも力強さが…という思いを持って見ていました。
 平山、大黒両選手といった強力なフォワードが入っても、尚。
 それが優勝までは届かない要因かな、とは思っていましたが、まさか降格争いにまで落ちてしまっているとは思いもしませんでした。

 Jリーグ見ていると、時々あるんですね。
 力あるはずのチームが、それを発揮できずに降格、という姿が。
 でも、この時点で一番降格に近いのはヴィッセル神戸だった。
 だったはずだ。

 けども、その神戸が意地を見せる。
 若いメンバーも多く出ている浦和レッズ相手に、追い込まれたものが開き直って襲いかかる。ゴールを決めたのは…“横浜フリューゲルス最後の優勝の立役者”吉田孝行選手だった。
 「まだ元気でいるか。」
 久しぶりに聞く選手の活躍にホッとはしたが、反面東京にとってはキツい状況に追い込まれた。

 試合はハーフタイム。
 FC東京のユニフォームに、その商品名が書かれたこともある「エネオスJX日鉱日石エネルギー)」のCMが長らく続く1242ニッポン放送。何となくだけど、それが重苦しい雰囲気を増した、そんな気がしていたまま試合は後半に。
 試合再開直前に横浜FCの試合経過も知らされ、三浦知良選手と高地選手のゴールで2-2で引き分けたという話も聞きましたが、ファンのくせに言うのも難ですが(※)興味は西京極競技場に向いていました。

※もちろん、撮っておいた試合ビデオは見て楽しみます。
 後半。
 始まりはしましたが東京の反撃の様子が見えないまま、突然の「PKコール」。
 どこかと思ったら…埼玉スタジアムだった。
 再び吉田選手が決め、2-0。

 これで東京が残るにはどうしても勝つ必要があったけど、ほんの時々来る京都のカウンターが…中々攻め手が見つからない。解説の金子達仁さんは「カンフル剤として攻撃的選手の一気の投入を」と語っていたが、どうしても点を取られるほうの恐怖があったのでしょう。
 でも、無情にも時間が過ぎる、過ぎる。

 そうしている内に「ゴール・コール」が!
 場所は…再び埼玉スタジアム
 神戸が3点目を取った!
 リポーターの話では「300人のサポーターが意気上がる!」との事。

 どうしても2点取って勝たなきゃならなくなった…けども、点を取る気配が見えない。正確には聞こえない。

 試合はあとロスタイムか…という時にとんでもない事が起きた。
 東京の反則、京都のPK。
 あっさり決められて、0-2。

 試合は最後まで分からない、とは言うけどもいくらなんでも状況が悪すぎた。
 試合は終わった。
 首都・東京からJ1チームがいなくなる。
 その瞬間を目の当たりにした。

 いつの間にか神戸は4点目を取っていた。
 レッズサポーターはくやしいだろうなと。

 近所のJチーム、ベガルタ仙台は、試合終了間際にギリギリ同点に追いついて自力で残留を決めた。ここのサポーターの“熱さ”は本当の意味で目の当たりにしていたので…あれほどのチームでさえ、J1で生き残るためには苦労をする。

 千葉直樹選手は、この試合が最後だそうだ。
 15年、ずっと仙台のチームにい続けた選手。
 お疲れ様でした、としか言いようないです。
 この先の人生頑張ってけらっせん。

 来年の勢力図見ると…J1に上がるのは柏、甲府、そして福岡ですか。
 そして、J2にも新たに鳥取が加わります。
 新たな勢力図で、どういう図を描くのか。

 ワールドカップの格言とかで
 「思い出話に花咲かせている間に次がやってくる」
 これは、Jリーグのサッカーにも言える事でもあります。

 しばしの休み、思い出話に花咲かせる事にしますか。

 大病とたたかった大宮の塚本泰史選手も含めて、Jリーグにかかわった皆様。
 今年も1年間お疲れ様でした。


下記ランキングに参加しています。にほんブログ村 野球ブログ 社会人野球へ
にほんブログ村