こんにちは。三度伊東です。
30日まで記事更新一つだけじゃなかったのか…というツッコミが来そうですが、今の時間に電話何ぞかけたら、次会った時に張り倒されますよ。
ここでは、昨日たたかいを終えた花巻東高校野球部に関して触れさせていただきます。
一回戦 花巻東 8-4 長崎日大。
二回戦 花巻東 4-1 横浜隼人。
三回戦 花巻東 4-0 東北。
準々決勝 花巻東 7-6 大分明豊。
そして、準決勝。花巻東 1-11 中京大中京。
5つあった試合、それぞれに見所つくってくれたよね。
緒戦は終盤の逆転劇。二回戦は監督がお世話になった高校との対戦、三回戦は東北のライバルとの決戦。準々決勝は春対戦した所との再戦での激闘。そして、“激敗”。
大会前、ある週刊誌にこんな書かれ方されたのを見た。
高校野球ウォッチャー(←上品に書いていますが、実際は“野球賭博関係者”)が語った「花巻東は菊地雄星だけ」。
よく言われるわ。資質のいい投手の出現で勝てるようになった、とかな。
一番言われて嫌なのは当事者の選手達だったべ。
「じゃあ、俺たちは何なんだ」と。
佐々木監督も敢えてその言葉を語り、選手達の奮起を促した事もあったそうで。
でも「菊地雄星一人」で勝てるほど、野球そのものも、岩手の野球も甘くはなかった。
前年レギュラー7人と好投手・菊池を擁した盛岡一高が、右サイドの好投手・三浦が踏ん張った高田が、相対する事ができなかったものの、投手4本柱の一関学院や、伊東、熊谷、金澤と前年甲子園経験者が柱の盛岡大附、中学時代全国優勝メンバーがそろった福岡が…立ちはだかった。
点差だけで見れば、コールドでの大勝だったけど、久慈も、岩谷堂も、大野も、盛岡中央も簡単に勝たせてはくれなかった。刮目すべきは、どの試合でも彼らは出場した選手が手を抜かず、真剣にたたかった。
グラウンドで野球がうまいだけでなく、グラウンドの外でも「いい人間」になろうとしていた。そういう彼らだからこそ、より多くのすばらしいたたかいを体験する事ができたのかな、と思っています。
あれほど遅くまで、太陽が昇り続けていたのに、最近は日に日に陽が沈むのが早く、夏の終わりを感じさせる天気になっています。
新聞見ると、各地方の新人戦の組み合わせが次々と。
そんな中で、岩手の代表が、それぞれの試合で見せ場を作り、高みを目指してたたかった、頑張った。岩手で育った野球選手が、ここまでのたたかいを見せた。
何回か紹介している「プロ野球人国記」で、田村大五さんが記した岩手の野球に関しての一説。
『意外かもしれないが、岩手は野球に対する情熱をもち過ぎるほど持っているが、それが結果に表れず…岩手の野球関係者は悔しい思いをして来た。』
目標にして来た優勝はできなかったけど、甲子園で一番、声援を受けたチームにはなれた、と思います。
言わずと知れた左の剛球投手の菊池雄星君。
要としてこの剛球投手の球を受け続けた千葉祐輔君。
ムードメーカーとしてチーム盛り上げた横倉怜武君。
横浜隼人戦での本塁打が印象深かった柏葉康貴君。
強打+リリーフとして粘り見せた猿川拓朗君。
明豊戦で勝負決めた責任感持つ主将・川村悠真君。
セフティーや俊足で見せ場作った山田隼弥君。
野村監督も認めた個性派ファイター・佐藤涼平君。
多様な出番に備え続けた佐藤隆二郎君。
伝令やコーチャーとしてチーム支えた柴田貴博君。
急遽の外野登場も踏ん張った斉藤奨君。
ピンチでの外野守備踏ん張った佐々木康佑君。
コーチャーとして声でムード作った多々野元太君。
3失点も成長見せてくれた吉田陵君。
そのパワーで将来にも期待の佐々木大樹君。
ブルペン捕手としてチーム支えた笈川裕介君。
急遽ベンチ入りの右投手渡辺和真君。
ブルペンで雄星君と組む事多かった菊池和寿君。
県大会で登板し、チーム支えた長原拓君、伊藤創君。
中平蓮君はケガでベンチを外れたのが残念でした。
この他にも全員で80何人もいる野球部員の皆さんが支え、作り上げて来た花巻東高校野球部。彼らばんでなく、ここまで多く歴史を作って来た多くの野球部員の皆さんが歩んで来た結集として、この結果が生み出されたのだと思います。
がんばったね。そして、おつかれさま。
花巻に帰ったら、まずは落ち着いて。
そして、次の道に向かって走りだして行こう。
ありがとう。花巻東野球部
ありがとう。このすばらしいたたかいに関わった全てのみなさん。
さて、全国区の大会に進出するたたかいに岩手のチームが関わるという大会はまだ終わっていません。
花巻東、富士大に続け…ってのも安直ですが、そこに関わる人たちが、一つ一つの試合に思いを乗せ、自分たちが取り組んできた成果をグラウンドに置いてきていただければ、と思います。
クラブ選手権に出場する水沢駒形倶楽部。
国体に出場するオール岩手チーム。
皆さんの頑張りに期待します。
30日まで記事更新一つだけじゃなかったのか…というツッコミが来そうですが、今の時間に電話何ぞかけたら、次会った時に張り倒されますよ。
ここでは、昨日たたかいを終えた花巻東高校野球部に関して触れさせていただきます。
一回戦 花巻東 8-4 長崎日大。
二回戦 花巻東 4-1 横浜隼人。
三回戦 花巻東 4-0 東北。
準々決勝 花巻東 7-6 大分明豊。
そして、準決勝。花巻東 1-11 中京大中京。
5つあった試合、それぞれに見所つくってくれたよね。
緒戦は終盤の逆転劇。二回戦は監督がお世話になった高校との対戦、三回戦は東北のライバルとの決戦。準々決勝は春対戦した所との再戦での激闘。そして、“激敗”。
大会前、ある週刊誌にこんな書かれ方されたのを見た。
高校野球ウォッチャー(←上品に書いていますが、実際は“野球賭博関係者”)が語った「花巻東は菊地雄星だけ」。
よく言われるわ。資質のいい投手の出現で勝てるようになった、とかな。
一番言われて嫌なのは当事者の選手達だったべ。
「じゃあ、俺たちは何なんだ」と。
佐々木監督も敢えてその言葉を語り、選手達の奮起を促した事もあったそうで。
でも「菊地雄星一人」で勝てるほど、野球そのものも、岩手の野球も甘くはなかった。
前年レギュラー7人と好投手・菊池を擁した盛岡一高が、右サイドの好投手・三浦が踏ん張った高田が、相対する事ができなかったものの、投手4本柱の一関学院や、伊東、熊谷、金澤と前年甲子園経験者が柱の盛岡大附、中学時代全国優勝メンバーがそろった福岡が…立ちはだかった。
点差だけで見れば、コールドでの大勝だったけど、久慈も、岩谷堂も、大野も、盛岡中央も簡単に勝たせてはくれなかった。刮目すべきは、どの試合でも彼らは出場した選手が手を抜かず、真剣にたたかった。
グラウンドで野球がうまいだけでなく、グラウンドの外でも「いい人間」になろうとしていた。そういう彼らだからこそ、より多くのすばらしいたたかいを体験する事ができたのかな、と思っています。
あれほど遅くまで、太陽が昇り続けていたのに、最近は日に日に陽が沈むのが早く、夏の終わりを感じさせる天気になっています。
新聞見ると、各地方の新人戦の組み合わせが次々と。
そんな中で、岩手の代表が、それぞれの試合で見せ場を作り、高みを目指してたたかった、頑張った。岩手で育った野球選手が、ここまでのたたかいを見せた。
何回か紹介している「プロ野球人国記」で、田村大五さんが記した岩手の野球に関しての一説。
『意外かもしれないが、岩手は野球に対する情熱をもち過ぎるほど持っているが、それが結果に表れず…岩手の野球関係者は悔しい思いをして来た。』
目標にして来た優勝はできなかったけど、甲子園で一番、声援を受けたチームにはなれた、と思います。
言わずと知れた左の剛球投手の菊池雄星君。
要としてこの剛球投手の球を受け続けた千葉祐輔君。
ムードメーカーとしてチーム盛り上げた横倉怜武君。
横浜隼人戦での本塁打が印象深かった柏葉康貴君。
強打+リリーフとして粘り見せた猿川拓朗君。
明豊戦で勝負決めた責任感持つ主将・川村悠真君。
セフティーや俊足で見せ場作った山田隼弥君。
野村監督も認めた個性派ファイター・佐藤涼平君。
多様な出番に備え続けた佐藤隆二郎君。
伝令やコーチャーとしてチーム支えた柴田貴博君。
急遽の外野登場も踏ん張った斉藤奨君。
ピンチでの外野守備踏ん張った佐々木康佑君。
コーチャーとして声でムード作った多々野元太君。
3失点も成長見せてくれた吉田陵君。
そのパワーで将来にも期待の佐々木大樹君。
ブルペン捕手としてチーム支えた笈川裕介君。
急遽ベンチ入りの右投手渡辺和真君。
ブルペンで雄星君と組む事多かった菊池和寿君。
県大会で登板し、チーム支えた長原拓君、伊藤創君。
中平蓮君はケガでベンチを外れたのが残念でした。
この他にも全員で80何人もいる野球部員の皆さんが支え、作り上げて来た花巻東高校野球部。彼らばんでなく、ここまで多く歴史を作って来た多くの野球部員の皆さんが歩んで来た結集として、この結果が生み出されたのだと思います。
がんばったね。そして、おつかれさま。
花巻に帰ったら、まずは落ち着いて。
そして、次の道に向かって走りだして行こう。
ありがとう。花巻東野球部
ありがとう。このすばらしいたたかいに関わった全てのみなさん。
さて、全国区の大会に進出するたたかいに岩手のチームが関わるという大会はまだ終わっていません。
花巻東、富士大に続け…ってのも安直ですが、そこに関わる人たちが、一つ一つの試合に思いを乗せ、自分たちが取り組んできた成果をグラウンドに置いてきていただければ、と思います。
クラブ選手権に出場する水沢駒形倶楽部。
国体に出場するオール岩手チーム。
皆さんの頑張りに期待します。