MBC野球発信局-袖番号96 伊東勉のページ。

17年9月から移籍。こちらでは社会人野球など野球中心の記述をします。

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No363 サッカー・地域リーグの順位表。 そして、そこから見えた事。

 おはようございます。伊東です。
 社会人野球は日本選手権大会も行われていますが、こちらに関しては、岩手の社会人野球同様どうまとめたらいいやら思考中なので、とりあえず考えのまとまっていた「サッカー地域リーグの結果紹介」からお伝えします。

 全国各地で行われている地域リーグ戦。あるチームはJリーグ昇格を目指し、あるチームは実業団チームとして、あるチームはクラブチームとしての腕試しとしてそのたたかいに臨んでいます。その結果を紹介していきます。(順位・チーム名・勝ち点のみの表記とさせていただきます。)

◇第29回北海道サッカーリーグ
1 ノルブリッツ北海道FC 33
2 ベアフット北海道 27
3 札幌蹴球団 23
4 ブラックペッカー函館FC 18
5 トヨタ自動車北海道サッカー部 18
6 とかちフェアスカイFC 16
7 サンクFCくりやま 15
8 A・C・S・C 8

 ノルブリッツは、日本選手権大会にも出場。しかし、コンサドーレとの練習試合の結果を見ると2-11。やっぱりプロは違いますわ。

◇2006東北社会人リーグ
1 TDK秋田 42
2 グルージャ盛岡 33
3 NECトーキン 22
4 FCプリメーロ 20
5 仙台中田クラブ 13
6 ヴィーゼ塩釜 12
7 盛岡ゼブラ 12
8 新日鉄釜石

 TDK、負け無しの14連勝で優勝。グルージャは去年冬のトラブルを乗り越えはしたものの、優勝には届かず。激しい降格争いは結局岩手の新日鐵釜石が最下位に終わり2部リーグに。ゼブラは何とか入れ替え戦に生き残った。

関東サッカーリーグ
1 NPO横浜 24
2 ホンダルミノツソ狭山 24
3 矢板SC 24
4 埼玉SC 21
5 T・F・S・C(旧東芝府中) 19
6 東邦チタニウム 16
7 海自厚木マーカス 15
8 飯能ブルーダー 13

 すざましい潰しあいは、NPO横浜が制する。東邦チタニウムはかつて今のJFLに相当するリーグに在籍していたこともあり。

北信越フットボールリーグ
1 ジャパンサッカーFC 35
2 松本山賀クラブ 34
3 長野エルザ 33
4 ツェーゲン金沢 21
5 フェルボローザ石川 14
6 新潟経営大 11
7 上田ジェンシャン 10
8 テイヘンズFC 2

 将来Jリーグを目指すチームが多くあるリーグ。新潟の成功に刺激されたか。JFLにもYKK AP、アローズ北陸があり、賑わいを見せています。

東海社会人サッカーリーグ
1 FC岐阜 38
2 静岡FC 35
3 矢崎バレンテ 25
4 佐川急便中京 19
5 マルヤス工業 18
6 藤枝市役所 16
7 中京大学FC 8
8 中央防犯 2

 岐阜、静岡といったJリーグを目指すチームが火花を散らす。佐川急便のチームはここにもあった(JFLに東京・大阪チームが参戦)。たしか中央防犯は、昔藤枝ブルックス(今のアビスパ福岡)の元になったチームだけど…。

関西サッカーリーグ
1 バンディオンセ神戸 35
2 FC Mi-O びわこ 25
3 神戸FC1970 22
4 三洋電機洲本 19
5 ASラランジャ京都 19
6 アイン食品 17
7 京都紫光クラブ 12
8 高田FC 11

 バンディオンセは、日本選手権でFC横浜に勝ったチームで名前を売った。京都紫光クラブはパープルサンガと兄弟チーム。現存するクラブチームとしては日本最古。高田FCのライバルは野球の大和高田クラブ?どっちが市民の注目を浴びるか。(←どっちも、であって欲しい)京都BAMB1993はJFL復帰を目指す。しかし、一部、二部あわせて神戸(バンディオンセ、FC1970、三菱重工)と京都(ラランジャ、紫光、BAMB)のチームが多いな、と思うのは私だけだろうか。大阪勢(二部にエルマーノ、テクノネット=優勝)の頑張りに期待。

中国サッカーリーグ
1 ファジアーノ岡山 35
2 FCセントラル中国 34
3 佐川急便中国 31
4 レノファ山口 25
5 フジタSC 12
7 JFE西日本 12
6 日立笠戸 12
8 石見FC 7

 岡山からJリーグを、との熱意に燃えるファジアーノが、セントラルをかわして優勝。JFLに挑戦する。佐川急便、4つ目見っけ。

四国サッカーリーグ
1 カマタマーレ讃岐 37
2 南国高知FC 35
3 愛媛しまなみFC 26
4 三洋電機徳島 20
5 徳島ヴォルティスマチュア 18
6 ベンターナAC 13
7 アレックスSC 11
8 三和クラブ 1

 Jリーグチームを持たない愛媛、高知県の両チームがトップを争った。将来的にはこの2チームも昇格して『四国4県対抗戦』ができればいいな、と思いました。三和クラブ、頑張るべ、来年。

九州サッカーリーグ(Kyuリーグ)
1 Vファーレン長崎 43
2 新日鉄大分 39
3 ニューウェーブ北九州 36
4 ヴォルカ鹿児島 30
5 沖縄かりゆしFC 27
6 OSUMI・NIFS FC 14
7 三菱重工長崎 12
8 七隅トンビーズ 8
9 海邦銀行SC 7

 北信越リーグ同様、ここもJリーグを目指すチームが多いです。ヴォルカは南九州地区初の、Vファーレン長崎は長崎初の、Jリーグチームをめざす。かりゆしはFC琉球ニューウェーブアビスパと同県内の先行チームに追いつこうと頑張る。

 …と、ざっと見てきました。1992年にJリーグが始まって以来、たくさんの選手がプロのトップレベルを経験し、その選手達がJリーグはやめても、地域のチームに持ち帰って還元するべ、という事で頑張っているというのが、このリーグ戦一覧表を見ての感想でした。
 野球でも、最近はプロ選手が社会人野球のチームに入り、好影響を及ぼしている例も各地で見受けられます。もっとスムーズな受け入れ態勢が出来れば、野球文化の発展のためにいいかなとは思いますが、変な縄張り意識がありますからね…。

 ただ、忘れてほしくないのは、上昇志向の強いチームの他にも、目の前の試合を必死になって戦い、勝とうとするチームがたくさんあることです。この表の中に勝ち点が2以下…つまり、一勝も出来なかったチームは四国の三和クラブ、東海の中央防犯北信越のテイヘンズと3チームありました。しかし、彼らとてその地域の数多くのチームから勝ち上がって代表的なリーグに参戦しているチームです。そういうチームの意地の張り合いがサッカーの底上げにつながっているというのは、野球における社会人野球・独立リーグと同じ存在意義はあるのではないでしょうか。
 そういう意味で、私はJリーグよりも、J2、JFL、地域リーグに注目して見ているわけです。

 さて、この地域リーグの優秀な成績を収めたチームが集まって、JFL昇格をかけてたたかう「地域リーグ決勝大会」が今日から始まっています。組み分けは以下のとおりです。
Aブロック バンディオンセ神戸ファジアーノ岡山ノルブリッツ北海道
Bブロック JAPANサッカーカレッジ、ホンダルミノッソ狭山、Vファーレン長崎
Cブロック 静岡FC、FC岐阜、FCびわこ、カマタマーレ讃岐
Dブロック 新日鉄大分、TDK秋田、NPO横浜
 この予選リーグが26日日曜日まで行われ、決勝リーグは12月1日から3日まで大分で行われます。地域のおらがチームのつばぜり合い、ぜひ見ていただければ、と思います。

(編集後記)たしか、TDKと新日鉄大分は対戦経験はあったっけ?ただ、その時はヘルメットかぶって、ズボンはいて、そうそう、ボールは手で扱っていたっけ…ってそりゃ野球だ!ま、実際いつどこでどう対戦して、結果はどうなったというのは分かりませんので、もしこの野球の試合を見た方はご一報ください。サッカーではどうなるか。「野球の敵をサッカーで討つ」なんてことはなく、スポーツマンらしいたたかいを期待します。

 去年はこの大会に参加していたグルージャ盛岡ですが、今年は寂しくオフシーズンを過ごす結果になりましたね…辛い経験だったけど、これが実となる事を祈ります。
 グルージャより先に、岩手から全国リーグに参戦するチームが生まれました。来年から始まるフットサルリーグに、アミーゴ・ビクトリア花巻が参戦します。岩手のチームが全国規模のリーグ戦に参戦するのも…いつ以来になるんでしょうか。なんにしろ、花巻の人に愛されるチームになって欲しいものです。グルージャよ、シャキッとしようぜ!

 野球と共産党が趣味(後のほうは趣味、というのか?)の私が、門外漢のサッカーの記事を書きましたが、いかがでしたでしょうか。ご感想お待ちしています。
 今日は夜に記事を書く事が出来たら社会人野球日本選手権から、出来なかったら明日の朝か夜まで記事制作が空くと思います。皆さん、いい一日をお過ごしください。そして、決勝大会に参加しているチームの健闘を願います。

 随分入れ込んで書いたね…とあきれた方もクリックお願いします。ブログランキング・にほんブログ村へ
 「次は気仙地区リーグ・Kリーグの結果を頼みます」?時間ください(涙)。


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